

(この記事は、現地2010年6月23日のものです)
いよいよ、「BMW Welt」(BMW World)に潜入してみましょう。0xF9F8
「オリンピックセンター駅」を出て、右に進みます。
中央にそびえ立つのは、「オリンピックタワー」(高さ290m)。
もともとここは、1972年に「ミュンヘンオリンピック」が開催された跡地を、「オリンピックパーク」として開放したものです。
日本でいうと、代々木公園みたいなものでしょうか。
(ぜんぜん規模が違いますが)
高いとこマニアとしては、オリンピックタワーに上っておきたいところですが、今日は我慢ガマン。0xF9D0
今日は、ワールドカップの「ドイツ×ガーナ」戦の日。
ミュンヘンの代々木公園(?)だけあって、すでにサッカー応援グッズのお店が出ています。皆さん、この先にあるスタジアムに集まって応援するようです。
さて、ここが未体験ゾーンへの入口です。0xF9CF
それにしても、なんと巨大な建物なのでしょう。
でか~~~っ!! 向こうが見えません。0xF9FC
BMWなお姉さんが、笑顔で迎えてくれました。0xF9CB
入口右手には、現行のオープンモデルが、ずら~っと展示されています。
奥の「BMW M3 Cabriolet」と、手前の「BMW 326 Sport-Kabriolett Gläser」(1936年)との、新旧コンビ。
それにしても、この頃から“キドニー”しているのですね。アイデンティティーがしっかりしているというか、どこぞの新参メーカーとは、歴史の重みが違います。
その奥は、「BMW Individual」のスタジオになっています。
New BMW 7 SeriesのIndividualモデルです。
ゆったりとしたスペースの中で、ウッドやレザーなどのマテリアル、
光の当たり方によって色合いが変わるボディーカラー(Individual専用色)など、心ゆくままに選ぶことができます。
スタジオを後にすると、会場中央で、BMWなお姉さん達と、ドイツ国旗なお姉さんが、何かやっています。
近づいてみたところ、フェイスペインティングの実演でした。
職人も、今夜の「ドイツ×ガーナ」戦に備えて、ドイツのトリコロールを描いてもらいました。0xF9F8
LCI後の335i Coupeです。ヘッドランプ周りの意匠が変更されています。
LCI後は、目がぱっちりした感じになり、エンジェルアイがLED化されていますが、個人的には、LCI前の方が、細目で睨みが効いていて、好きです。
(というか、LCI後は、ナミダ目っぽいので、ちょっと・・・)
会場内は、「東京銘菓ひよ子」みたいなロボットが、案内をしてくれます。
手をたたいたり、話しかけたりすると、反応します。
(つづく)
(この記事は、現地2010年6月23日のものです)
つっ、ついに・・・。
10,000kmの距離を越えて、着きました、Bimmerの聖地、「BMW Welt」に。0xF9CF
BMWとは、ご存知のとおり、「Bayerische Motoren Werke AG」(バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ・アーゲー)の略で、直訳すると、「バイエルン発動機製造株式会社」となります。
これが、BMW Weltの最寄り駅、「オリンピックセンター駅」(Olympiazentrum、オリンピア・ツェントゥルム)です。
BMW Weltは、この駅を出てすぐです。
今日は、ワールドカップの「ドイツ×ガーナ」戦の日。こんなお茶目なクルマがお出迎えしてくれました。
(この日は、こんな風にドイツ国旗を立てたクルマが、街中をカッ飛ばしているのでした)
こっ、これがっ!! 夢にまで見たBMW本社ビルでありますっ!!
通称、「フォー・シリンダー・タワー」。その名のとおり、4気筒型をしています。
そして、これが、BMW Weltでありますっ!!
写真では規模感がいまいち掴めませんが、めちゃめちゃデカい建物です。
(その大きさについては、後述)
左手には、BMW本社に隣接したミュンヘン工場の入口が見えます。
いや~、もう~、興奮し過ぎて、鼻血が出そうです。0xF9CB
感激のあまり、ワイフ放ったらかしで、無心に写真を撮りまくる職人。0xF9C7
(こちらが、放ったらかしにされているワイフ)
おそらく、顔には、満面の笑みを浮かべていたことでしょう。
(つづく)
〔おまけ〕
以前にも紹介しましたが、
BMW本社周辺を上空から見ると、こんな感じです。
画像をクリックすると、東京からミュンヘンまでの、10,000kmの旅に出ることができます。
(この記事は、現地2010年6月23日のものです)
さて、こんなハプニングもありましたが、仕切り直して、ミュンヘン中央駅(Hauptbahnhof、ハウプト・バーンホーフ)からスタートです。
(テスト車両と遭遇したのは、このすぐ先の交差点です)
ここが、Uバーン(地下鉄)の入口です。
(もっと大きな入口がありますが、この入口がホテルに一番近かったので)
「BMWワールド」(BMW Welt、べーエムヴェー・ヴェルト)があるのは、「オリンピックセンター駅」(Olympiazentrum、オリンピア・ツェントゥルム)というところです。
ミュンヘン中央駅からオリンピックセンター駅へは、「U4」(または「U5」)で「オデオンプラッツ駅」(Odeonsplatz)まで行き、「U3」に乗り換えます。
とりあえず、U4(またはU5)目指して進みます。
U4(およびU5)の入口です。
これが、切符の自動販売機です。
左側がドイツ語専用、右側が各国語対応になっています。
まずはじめに、田舎モンのようにモタモタしないように、小銭かカードかを用意します。小銭は、フランスのように、「お釣りが出てこない」、ということはないので、安心してください。カード決済もできますが、たしか、MasterCardしかダメだったような。
つぎに、各国の国旗が書いてある、真ん中のボタンを押します。液晶ディスプレイの表示言語が、ドイツ語→英語→フランス語→イタリア語という風に、変わっていきます。
切符は、「どの駅からどの駅まで」という買い方ではなく、「どのゾーンからどのゾーンまで」という買い方になります。
ミュンヘンの鉄道は、4つのゾーンに分かれていて、ミュンヘン中央駅とオリンピックセンター駅とは、いずれも内郭エリア(Innenraum、写真の地下鉄マップの白色のエリア)に含まれているので、「1 Zone」ということになります。
(ゾーン分けについての詳細は、こちら)
「1 Zone」の値段は、2.40ユーロ(片道)となりますが、ミュンヘン市内であちこち乗り降りすることを考えると、2人連れであれば、ペアチケット(9.40ユーロ/2名、内郭エリア1日周遊券付き)を買った方が、お得です。
ということで、「Partner-Tageskarte(Innenraum)」というところのボタンを押します。
前述のとおり、ドイツの鉄道には、改札口がありません。写真中央にある、小さな青い機械(刻印機)に切符を入れて、乗車時刻をパンチします。
ということは、簡単に無賃乗車ができちゃう訳ですが、覆面の検札員が、屈強なお兄さんとともに、駅構内や車内を見回りしているそうです。もし無賃乗車がバレると、高額な罰金(40ユーロ)を取られるだけでなく、尋問のために鉄道詰め所に連行されるそうなので、くれぐれもしないように。0xF9C5
(外国人といえども、容赦ないそうです)
フランスの地下鉄には、入口にも出口にも、堅牢な改札口があり、無賃乗車ができないようになっていましたが(それでも共連れで突破していくヤカラがいましたが)、ドイツの皆さんは、誠実というか、規律を守るというか、倫理観が高いことが伺えます。ヨーロッパの国々の中でも、日本人に気質が近いといわれる所以も、ここら辺にあるのでしょうか。
(日本人の中にも、倫理観の低いヤカラはいますが)0xF9D1
とりあえず、U4(またはU5)に乗って、2つ先の「オデオンプラッツ駅」まで行きます。
ミュンヘン中央駅の地下ホームです。
日本の地下鉄のように、駅名の左右に、「あっちはナニ駅」、「こっちはナニ駅」とは書いてありません。
と思ったら、ここに書いてありました、次の駅名が。
架線がないと思ったら、ミュンヘンの地下鉄は、第三軌条方式なんですね。
(おっと、あまり難しい言葉を使うと、もと鉄チャンだったこと(小学生のころ)がバレてしまう)0xF9C7
「出発時間」ではなくて、「到着まであと何分か」が表示されています。こんな違いも、面白いですね。
2番ホーム(Gleis 2)からの電車に乗れば、U4であってもU5であっても、「オデオンプラッツ駅」に着きます。
電車が滑り込んできました。
当然ながら、ドイツは右側通行なので、日本とは逆方向から電車がやってきます。
前述のとおり、ドイツでは、ドアは自動で開きません。
この電車は旧型車両のため、ドアの合わせ目あたりのレバーを右(または左)に動かすと、ドアが開きます。
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」(「世界の車窓から」のテーマで)
0xF8D7「今日は、ミュンヘンの地下鉄の車窓からお送りします」
パリの地下鉄の、落書きだらけで汚ったない車内とは大きく違って、ミュンヘンの地下鉄は、とても綺麗です。乗っている人の身なりも、きちんとしています。
ということで、「オデオンプラッツ駅」に着きました。
つづいて、「U3」目指して進みます。
U3への連絡通路です。U4(またはU5)の進行方向、前方にあります。
オデオンプラッツ駅の「U3」のホームです。
1番ホーム(Gleis 1)から、「オリンピア・ショッピングセンター駅」(Olympia-Einkaufszentrum、オリンピア・アインカウフツェントラム)行きの電車に乗ります。
今度は、新型車両のようです。
新型車両は、LEDがチカチカしているところ(ドアの合わせ目あたり)をタッチすると、ドアが開きます。
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」(しつこい?)0xF9C7
新型車両の車内です。もの凄くハイセンスなデザインです。
座席自体のフォルムもそうですが、座席全体が、車両中央に向かって三日月状に緩やかにラウンドしています。まるで、Bang&Olufsenのデザインのようです。0xF9CF
ということで、感心しているうちに着きました、「オリンピックセンター駅」(Olympiazentrum、オリンピア・ツェントゥルム)に。
(同じ「Olympiaなんとか駅」ですが、終点の「Olympia-Einkaufszentrum駅」とは違いますので、乗り過ごさないように)
表示板に、BMWワールドは、「←あっち」って書いてあります。
いや~、ワクワクしますねぇ。一体、どんなところなんでしょう。0xF9CF
(つづく)←と、もったいぶる。0xF9F8
(この記事は、現地2010年6月22日のものです)
まずは、「BMW Welt」への行き方について、紹介します。
ルフトハンザでは、成田からミュンヘン行きの直行便が出ていますが、今回はパリにて観光をしたため、エールフランスを利用して、パリを経由してミュンヘンに入りました。
「翼よ、あれがミュンヘンの地じゃ」0xF9F8
シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ)から、ミュンヘン国際空港までの所要時間は、正味1時間半ぐらいです。飛んだと思ったら、あっという間に着いてしまいます。
フランスとドイツを跨るとはいえ、国内線並みの距離なので、エアバス社の近・中距離向けモデル、「A321-200型」の機体が使われていました。
ミュンヘン国際空港に着きました。地上は曇りです。
エールフランスの到着便は、ターミナル1のEエリアでした。
シャルル・ド・ゴール国際空港と比べると、明るくて機能的、というか、メカニカルな感じがします。
先入観なのかも知れませんが、「ドイツっぽい」感じです。0xF9C6
当然のことながら、こちらでは、タクシーもBMWやMercedesです。
こんなタクシーも、いたりします。(乗せろ)0xF9C7
(しかも、サンルーフ付き)
とりあえず、「Sバーン」という電車に乗るので、「S」というマークを目指して、ずんずん進みます。
まずは、ミュンヘンの中心部、「ミュンヘン中央駅」(Hauptbahnhof、ハウプト・バーンホーフ)に向かいます。
(Hauptは「主要な」、Bahnhofは「鉄道の駅」の意)
ドイツには、都市間を結ぶ「DB」(デーベー、ドイツ鉄道)と、都市部と近郊を結ぶ「Sバーン」、都市部の地下を走る「Uバーン」があります。
(Sバーンは、地下の区間もあります。反対に、Uバーンは、地上の区間もあります)
空港からミュンヘン中央駅へは、Sバーンを使います。路線は、「S8」と「S1」とがあり、いずれもミュンヘン中央駅を通りますが、帰りのことを考えると、S8の方が便利だと思います。
(S1の復路は、車両が途中で切り離されて、空港に着かない場合があるそうなので)
切符は、自動販売機で買ってもよいのですが、いきなりは難しいため(後述)、チケットカウンターで買いましょう。
空港からミュンヘン中央駅へは、9.60ユーロですが、2人連れであれば、ペアチケット(18.80ユーロ/2名、内郭エリア1日周遊券付き)を買った方が、お得です。
なお、ここで、ミュンヘン市内の「地下鉄マップ」を貰っておくと、後々便利です。
ここが、Sバーンへの入口です。
ドイツの鉄道には、改札口がありません。写真中央にある、小さな青い機械(刻印機)に切符を入れて、乗車時刻をパンチします。
ここでいきなり、にわか鉄チャンに変身です。0xF9C7
S8の「Herrsching」行きと書いてあるので、大丈夫そうですね。
ドイツの電車は(フランスでもそうでしたが)、ドアは自動で開きません。
日本でも、田舎の方はそうですが、乗り降りする時は、自分で操作してドアを開けます。最初は少し戸惑いますが、慣れると普通になります。
新型車両は、LEDがチカチカしているところ(ドアの合わせ目あたり)をタッチすると、ドアが開きます。
ちなみに、ドイツでは、発車のベルが鳴りません。定刻になると、音もなくドアが閉まります。(いちおう、挟み込み防止の警告音が鳴りますが)
焦って電車に飛び乗るのは、日本人ぐらいなものでしょうか。0xF9D1
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」(「世界の車窓から」のテーマで)
0xF8D7「今日は、ドイツ鉄道、ミュンヘン郊外の車窓からお送りします」
車内です。広くて、とても綺麗です。
広軌(新幹線と同じレール幅)なので、車両自体の幅が広く、隣の座席との間隔に余裕があって、ゆったりしています。
また、フランスの鉄道は、落書きだらけで、座るのも躊躇してしまうほどの汚ったない座席でしたが、ドイツの鉄道は、とても清潔な感じがします。
空港の清潔さといい、駅ナカの清潔さといい、国民性が表れているといっていいでしょうか。これでまた、ドイツが好きになってしまいました。0xF9CB
空港からミュンヘン中央駅までは、約40分です。
ということで、ミュンヘン中央駅に到着です。
(Sバーンの到着は、地下ホームです)
いや~、広いですね~。まさに、「ヨーロッパの駅」という感じです。0xF9CF
ICE(Inter City Express、イー・ツェー・エー)も含め、新旧の車両が入り乱れています。
ヨーロッパ鉄チャンには、たまらない光景かと。
ここから、パリをはじめ、ヨーロッパ各国の都市に行くこともできます。
駅前のロータリーです。
ミュンヘンのタクシーは、クリーム色に統一されているようです。
写真中央のレンガ色の建物が、今回泊まった「Europäischer Hof」(ユーロパイシャー・ホフ)というホテルです。
ミュンヘン中央駅のすぐ側で、カールス広場やマリエン広場に近く、また現地ツアー会社のMy Bus社の集合場所(カールシュタット)にも近いことから、ここにしました。
駅に近すぎるので、騒々しいかなと思っていたのですが、中庭に面した「Comfort Double Room facing Inner Courtyard」にしたので、 とても静かでした。
(ドイツがワールドカップで勝利した夜を除いて)0xF9C7
コンフォートというだけあって、なかなかに広いです。
インターネット環境も整備されており(有料)、2Fのバンケットルームには、自由に使えるPCが設置されています(無料)。
3泊(朝食付き)で、601ユーロ(68,636円)でした。
ちなみに、ドイツでは、ある一定以上のクラスのホテルに泊まらないと、「シャワーはあってもバスタブがない」ということがあるそうです。お湯に浸かりたい場合には、ホテルの予約時に、「バスタブ付きであるかどうか」、確認が必要かと。
また、写真の左端にちょこっと写っていますが、ドイツの電源コンセントの形状は、「C」か「SE」です。デジカメやスマートフォンなどのディジタルガジェットを持って行かれる方は、変換アダプタをお忘れなく。
(電圧は230V、周波数は50Hz)
ということで、
0xF8D7「次回は、ミュンヘン中央駅からオリンピックセンター駅までを、お送りします」
0xF9A4「タラン、タンタ、タ~ララン、タ~ラ~ン」
(つづく)

