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Car Archive

 前回の続きです。
(Web限定販売モデル、「PA504-R2」を発売直後に購入したものの、忙しさにかまけて、すでに2ヶ月近く経ってしまいました)0xF9C7

shakit_fig01.jpg

 「Sound Shakit」(以下、SS)は、純正オーディオ(または後付けオーディオ)のスピーカーラインに、SS付属のハーネスを割り込ませるようになっています。

 この際、純正のスピーカーラインを「ギボシ加工」する必要がありますが、一部車種では、「車種別配線キット」なるもの設定されており、スピーカーラインを加工せずとも、カブラーオンでSSのハーネスを接続することができるようになっています。

 前車JZS161では、車種別配線キットがあったため、これを利用しましたが、E60では、残念ながら車種別配線キットはありません。

 よって、純正のスピーカーラインを、加工する必要があります。ただし、教科書どおり加工していたのでは面白くないので、今回も、少しばかり工夫してみることにします。

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 SSのハーネスを通線したところです↑。
(サンデーDIYのため、ご覧のとおりのバラバラ状態で、すでに2週間以上も経ってしまいました)0xF9C7

 今回も、“割と”難易度は高いです。

shakit04.jpg

 加工したX13812コネクタです↑。

 X13812コネクタは、「CCC/M-ASK」(N38a)ユニットから外した状態では、X13813コネクタやX13814コネクタなどと一体の集合コネクタとなっているため、マイクロドライバーなどを使って嵌合を外し、分解します。

 教科書では、オーディオラインを切断して、途中にギボシ端子を取り付け、SSのハーネスを取り付けるようになっていますが、このSSのハーネスの長さが割と長く、SS本体への行きと帰りで、約2mもあります。

 いちおう、SS本体への入力側は、シールドケーブルが使われていますが、オーディオラインのケーブル長は、できるだけ短い方が、良いに超したことはありません。
(ただでさえ、ノイズ源の間を通線しなければならないので)

 そこで、ケーブル長を必要最小限とし、かつギボシ接続による接触抵抗を無くすため、X13812コネクタにSSのハーネスを直接接続する方法を採りました。

 まず、X13812コネクタの8本の配線を切断します。この際、8本の配線をすべて同じ位置で切断していたのでは賢くないため、+の配線の切断位置と、-の配線の切断位置とを、微妙にずらして切断します。(約10mmほど)

 つづいて、通線したSSのハーネスを、「CCC/M-ASK」に接続するための必要最低限の長さで切断し、先ほどのX13812コネクタの配線と、1本1本、ハンダ付けします。
(ハンダは、オーディオ用の「銅入りハンダ」を使っています)

 さらに、配線の接合部は、「熱収縮チューブ」を二重に被せ、確実に絶縁しています。写真では分かりづらいかも知れませんが、もとの配線以上の被覆厚を確保しています。
(配線長が取れないため、ライターで熱する前に、ハンダの熱で収縮してしまわないよう、細心の注意が必要となります)

 SS本体への行きと帰りで、計16本の配線に、この処理を施すことになります。ゆっくりじっくり、妥協なく作業すると、ゆうに半日近く掛かると思います。

 おそらく、そこらのチャラいショップでは、ここまでの丁寧な作業はしてくれないと思います。なぜなら、タイムコストが掛かり過ぎるからです。

 このオーディオラインの短縮処理により、ケーブル長は、往復で約1.2mと、標準の半分近くまで抑えることができました。また、コネクタの直付け処理により、ギボシ接続による接触抵抗を、削減することができました。

 このような処理は、まだまだ序の口だと思いますが、いい音を追い求めるには、なかなかに時間と苦労が必要です。

2006/09/18
[ Car, Tips ]

 E60の場合、アクセサリー電源(ACC)を取り出すのに、一苦労します。

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 どこの部品なのか、まったく分からないと思いますが、フロントのセンターコンソールにある、シガーライターユニットの裏側です↑。

 写真は、「レーダー探知機」のための電源を取り出したところです。シガーライターソケットに接続されている配線のうち、赤色の配線が+で、茶色の配線が-となります。

 確実に接続するため、シガーライターソケットの裏側の端子に、直接ハンダ付けしています。

plug02.jpg

 シガーライターの奥にある、白いコネクタを介して車両側と接続されています↑。

 ここから電源を取り出せば、エンジンのON/OFFに連動して、レーダー探知機等をON/OFFさせることができます。

 前回の「ホワイト・エンジェルアイ」の取り付けに引き続き、先ごろ完成した「ホワイト・ルームランプ」を、juinさんのM5 Individualに取り付けてみました。

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(写真は「ホワイトエンジェルアイ」取付時のもの)

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 こちらは、juinさんが付けていた、某社の「LED○ーム○ーナー」(以下、LRB)です↑。

#ちなみに、M5の場合は、内装のファブリックが「アルカンターラ」となり、高級感が一層高められています。

lrb01.jpg

 ということで、さっそく持ち帰り、工房で分析↑。

 角形LEDが12個搭載されていますが、Lumiledsさんの「Super Flux」でもなく 、日亜化学さんの「High Flux」でもなく、出所不明の素子が使用されています。
(おそらく、中○製か台○製のパチリもの)

 安定化電源で点灯させてみます↑。

 こちらは、LumiledsさんのハイパワーLED、「Luxeon Star」(3W)↑。

 えっ? LRBの方が明るく見えるって?0xF9C7

 まぁ、どちらもサチっているので、タマ数が多い方が明るく見えてしまいますが、光度(lm:ルーメン)の比較では、以前に試算したとおり、仮に現時点で最も明るい「High Flux」を使っていたとしても、「Luxeon Star」の方が20倍以上明るいことになります。

#比較する方が可愛そうかなと。0xF9D1

room15.jpg

 こちらは、今回取り付けた「ホワイト・ルームランプ」↑。

 巨大なヒートシンクを見れば、その明るさの違いの程が、お分かりになることでしょう。

 ということで、実際に使ってみたところの主観評価は、juinさんにお任せしましょう。0xF9CE

 前回の続きです。

 とりあえず、分解しときます。
(またも、不稼働率が・・・)0xF9C7

TV Cancel

 センターコンソール、ばらばらの図↑。

 あっさり書いてますが、“割と”難易度は高いです。
(というか、何でこんなに嵌合が硬いんだ、ドイツ車は?)0xF9C8

TV Cancel

 摘出された、「CCC/M-ASK」(N38a)ユニット↑。
(Car Communication Computer/Audio System Controller)

TV Cancel

 ということで、X13812(16ピン黒コネクタ)、X13814(12ピン白コネクタ)をチェック↑。

 むむむ、むむむむっ。

TV Cancel
(クリックで拡大)

TV Cancel

TV Cancel

 WDSに依れば、X13814の12番ピンに、DFAHL(茶-赤)(左リアABSセンサー信号)が繋がっているはずなのに、なぜか配線が来ていない。
(ということは、リヤのX1312か・・・)

 とりあえず、サウンドシャキット用の信号はすべて分かったので、良しとしよう。

 「サウンドシャキット」を取り付けようと思い、WDS(電子配線図集)を見ていたところ、思わぬ大発見が。0xF9CF

TV Cancel

TV Cancel

 なんと、「オーディオシステムコントローラー」と「ナビゲーションシステム」に、車速パルス信号が入力されているではないですかっ!

 分かるヒトには分かる、分からないヒトにはまったく分からないと思いますが、わたくしは、車速パルス信号は、CANバス信号の中にシリアル多重されて送られているものだと思っていました。
(=CANバス信号を紐解かない限り、テレビキャンセルができない)

 そうではなく、車速パルス信号が、直接入力されていることが分かりました。

#ちなみに、WDSには、「車速パルス信号」とは、直接的には書かれていません。

 ということはですよ、この信号をちょちょっといじってやれば、走行中にテレビが観れたり、ナビが操作できたりしてしまう訳です。

 ということはですよ^2、「テ○ビジャンパー」や「テ○ビキャンセラー」という名で、6~7万円もの価格で売られている製品たちは、一体、何なんでしょうか?
(たいそうなロジックICを積んでいるように見えますが)

#まぁ、そういうボッタクリなビジネスモデルなんでしょうけど。0xF9D1

 考えてみれば、ナビ関係は日本製(アルパイン製)なので、前車の日本車と同じ制御方法を採っていたとしても、当たり前と言えば当たり前ですが。

 ということで、サウンドシャキットは後回しにして、先にこちらを「実験クン」してみたいと思います。乞うご期待!0xF9F8

 実は以前、こんな書き込みをしておきながら、手付かずで放ったらかしにしてました。
(もっと早く調べておけば良かった)0xF9C7

〔参考情報〕

 ちなみに、E90の場合も、まったく同じコネクタ形状(ピン配置)でした。

TV Cancel

TV Cancel

 ということはですよ^3。0xF9F8