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Car Archive
2006/09/30

 こういうシチュエーションって、たまにありませんか?

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 なんか、見とれちゃったりして。うっとり。0xF9CB

 前回の続きです。

 とりあえず、本日、「PA504-R2」の取り付けを完了し、正常に音が出ることを確認しました。0xF9F8

 インプレは後ほどすることとして、まずは「Sound Shakit」(以下、SS)を、純正オーディオのスピーカーラインに割り込ませる方法について説明します。

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 スピーカーラインは、「CCC/M-ASK」(N38a)ユニットに接続されている「X13812コネクタ」から取り出すことができます↑。

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(クリックで拡大)

 スピーカーラインの配線図です↑。

 スピーカーラインを、X13812コネクタのすぐ後ろで切断し、アンプからの信号を、SSの「From AMP」へ接続し、スピーカーへ向かう信号を、SSの「To Speaker」へ接続します。

 SSの「CONTROL」信号(青線)は、CCC/M-ASKの「RAD_ON」信号(白-紫線)に接続します。
(この「RAD_ON」信号は、HiFiアンプ(N40a)ユニットのパワーオン信号です)

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 X13812コネクタのピン配列図です↑。

 X13812コネクタは、X13813コネクタやX13814コネクタなどと一体の集合コネクタとなっているため、マイクロドライバーなどを使って嵌合を外し、分解してから作業します。
(このX13812コネクタには、CANバス信号の光ファイバコネクタも接続されているため、取り扱いは特に慎重に行います)

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 X13812コネクタのピン配列表です↑。

 1~8番ピン, 13番ピンは、0.35sqの細線、15番ピンは、4.0sqの太線になっています。

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 とりあえず、動作確認のため、助手席側に仮設置↑。キャリブレーション後、ダッシュボード裏に設置する予定です。

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 コントローラーは、運転席側に位置に仮設置↑。後付け感バリバリですが、そのうち適当なところに設置します。

2006/09/23

 いよいよ、国内にもBMW 335i投入のアナウンスがありましたが、その席上、

335i01.jpg
(写真は、BMW Japanさんから拝借)

【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】高級車とプレミアムカーは違う
(2006年9月21日:Response.)

 ビー・エム・ダブリューは21日、東京・六本木の森美術館で新型『3シリーズ・クーペ』の発表会を行い、ヘスス・コルドバ社長は「高級車とプレミアムカーは違う」と力説した。

 コルドバ社長によれば、豪華、価格が高いだけではプレミアムカーになれないとのことで、プレミアムカーとして認めてもらうには3つの条件があるという。

 その3つとは---
   (1)まねがなく、一目でそれとわかること
   (2)本物であること
   (3)特別な歴史と伝統があること
---これらがそろって初めてプレミアムカーというわけだ。

 文字通りプレミアムカーは一朝一夕には確立することができず、1年や2年ではまだまだということなのだ。

 「価格が300万円台のクルマでも、私たちが開発するクルマはすべてプレミアムカーである」とコルドバ社長は強調した。

 まるで、先ごろフラッグシップモデルが発表された、どこぞの「和製高級車」との違いを意識しているようなご発言・・・。0xF9C7

 いやはや、痛快です。0xF9CF

〔関連情報〕
   ・【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】シリーズ最高性能を誇り、登場
   ・【BMW 3シリーズクーペ 新型発表】専用デザイン
   (2006年9月21日:Response.)
   ・ビー・エム・ダブリュー、新型「3シリーズ・クーペ」を発売
   (2006年9月21日:Automotive Technology)

2006/09/20

 以前にお知らせしたとおり、六本木ヒルズ53階の森美術館にて、「BMW 革新の軌跡-ヒストリックカーでつづる発展の歴史」が、9月13日~20日の期間、開催されています(されていました)。

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 ということで、前回に引き続き、今回も“とある御仁”のお取り計らいにより、51階の「六本木ヒルズクラブ」にて、プチオフミの開催とあいなりました~。

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 ちなみに、51階の六本木ヒルズクラブの利用者は、53階の森美術館に裏ルートで直接行けるという特別待遇。(しかもアテンド付き)0xF9CF

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 こちらは、1階のエントランスから51階の六本木ヒルズクラブまでを、一気に駆け上がる直通エレベーターの内部。(写っているのは天井)

#個人的には、床もミラー張りにしてもらいたいぞと。0xF9C7

 このエレベーター、やたら速いです。なんとなく、耳がおかしくなったように感じます。

 1階から51階までは、階高が4.4mとすると224m。所要時間を35秒、静止状態から最大速度まで5秒、静止状態まで5秒とすると、最大速度が**m/sで、最大加速度が**m/s2と。

 するってぇと、0~100km/h加速が4.7秒のM5と、どっちが加速度が大きいか・・・、などと考えてしまう理系の悲しい性。

#たしか、オペラシティのエレベーターで試算した時は、瞬間最大速度が**km/hぐらいだったように記憶。

 ということで、アホな計算はさておき、さっそく会場へ。0xF9D8

 残念ながら、会場内は撮影0xF9D4のため、写真はありませんが、あの伝説の「2002 TURBO」などが展示されていました。

 この「2002 TURBO」なのですが、フロントリップスポイラーを見ると、なぜかロゴが反転文字になっていました。

2002turbo01.jpg

 こんな感じです↑。

 さて、これはなぜでしょう?

2002turbo02.jpg

 答えは、これです↑。

 インターセプトされているクルマのミラー越しに見ると、正転されて、ちゃんとロゴが読めるんですねぇ。

 すばらしいっ!0xF9CF

#某日本車のは、単なるパクリだったんですね。

 こんな調子で、彼の地、アウトバーンで、ブイブイ言わせてたのでしょうか。
(以下、眠いので、編集中)

 “とある御仁”のtom_ariさん、jyunkoさん、juinさん、timさん、terryさん、お疲れさまでした~。

 前回の続きです。
(Web限定販売モデル、「PA504-R2」を発売直後に購入したものの、忙しさにかまけて、すでに2ヶ月近く経ってしまいました)0xF9C7

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 「Sound Shakit」(以下、SS)は、純正オーディオ(または後付けオーディオ)のスピーカーラインに、SS付属のハーネスを割り込ませるようになっています。

 この際、純正のスピーカーラインを「ギボシ加工」する必要がありますが、一部車種では、「車種別配線キット」なるもの設定されており、スピーカーラインを加工せずとも、カブラーオンでSSのハーネスを接続することができるようになっています。

 前車JZS161では、車種別配線キットがあったため、これを利用しましたが、E60では、残念ながら車種別配線キットはありません。

 よって、純正のスピーカーラインを、加工する必要があります。ただし、教科書どおり加工していたのでは面白くないので、今回も、少しばかり工夫してみることにします。

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 SSのハーネスを通線したところです↑。
(サンデーDIYのため、ご覧のとおりのバラバラ状態で、すでに2週間以上も経ってしまいました)0xF9C7

 今回も、“割と”難易度は高いです。

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 加工したX13812コネクタです↑。

 X13812コネクタは、「CCC/M-ASK」(N38a)ユニットから外した状態では、X13813コネクタやX13814コネクタなどと一体の集合コネクタとなっているため、マイクロドライバーなどを使って嵌合を外し、分解します。

 教科書では、オーディオラインを切断して、途中にギボシ端子を取り付け、SSのハーネスを取り付けるようになっていますが、このSSのハーネスの長さが割と長く、SS本体への行きと帰りで、約2mもあります。

 いちおう、SS本体への入力側は、シールドケーブルが使われていますが、オーディオラインのケーブル長は、できるだけ短い方が、良いに超したことはありません。
(ただでさえ、ノイズ源の間を通線しなければならないので)

 そこで、ケーブル長を必要最小限とし、かつギボシ接続による接触抵抗を無くすため、X13812コネクタにSSのハーネスを直接接続する方法を採りました。

 まず、X13812コネクタの8本の配線を切断します。この際、8本の配線をすべて同じ位置で切断していたのでは賢くないため、+の配線の切断位置と、-の配線の切断位置とを、微妙にずらして切断します。(約10mmほど)

 つづいて、通線したSSのハーネスを、「CCC/M-ASK」に接続するための必要最低限の長さで切断し、先ほどのX13812コネクタの配線と、1本1本、ハンダ付けします。
(ハンダは、オーディオ用の「銅入りハンダ」を使っています)

 さらに、配線の接合部は、「熱収縮チューブ」を二重に被せ、確実に絶縁しています。写真では分かりづらいかも知れませんが、もとの配線以上の被覆厚を確保しています。
(配線長が取れないため、ライターで熱する前に、ハンダの熱で収縮してしまわないよう、細心の注意が必要となります)

 SS本体への行きと帰りで、計16本の配線に、この処理を施すことになります。ゆっくりじっくり、妥協なく作業すると、ゆうに半日近く掛かると思います。

 おそらく、そこらのチャラいショップでは、ここまでの丁寧な作業はしてくれないと思います。なぜなら、タイムコストが掛かり過ぎるからです。

 このオーディオラインの短縮処理により、ケーブル長は、往復で約1.2mと、標準の半分近くまで抑えることができました。また、コネクタの直付け処理により、ギボシ接続による接触抵抗を、削減することができました。

 このような処理は、まだまだ序の口だと思いますが、いい音を追い求めるには、なかなかに時間と苦労が必要です。