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 前回の続きです。

 いよいよ点灯式です。

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 まずは、スモールランプを点灯させてみます↑。

 角度の関係でよく分かりませんが、2つのホワイトLEDが点灯します。

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 このように、シフトレバー周辺を、ほのかにライトアップしてくれます↑。

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 つづいて、ルームランプを点灯させてみます↑。

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 車内は、こんな感じになります↑。

 ルームランプは、ドアのOpen/Closeに合わせて、ちゃんと減光してくれます。

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 さらに、マップランプも点灯させてみます↑。

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 車内は、こんな感じになります↑。

 角度の関係でよく分かりませんが、手前のハンドル周辺部まで明るくなっています。

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 マップランプということで、マップがどうなるかチェックしてみます↑。

 このように、強力な白色光で、細かな地図もくっきりはっきり見ることができます。蛍光灯というか、水銀灯の下で見ているようです。

 ということで、ボッタクリの市販品にはない明るさを実現してみました。これにて、夏休みの工作は終了。

 前回の続きです。

 さて、いよいよ料理に取り掛かりましょう。

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 これが、今回重要な役割を果たす「剣山」、ではなく、「ヒートシンク」です↑。

 秋葉原で、30mm角が130円、38mm角が140円でした。
(ほとんど、自作PCのノリ)0xF9C7

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 とりあえず、定電流回路を使って、テスト点灯させてみます↑。

 ヒートシンクには、住友3Mさんの「熱伝導性両面接着シート」(秋葉原で500円)を貼り、「Luxeon Star」と密着させます。

 いやっ、なんか、もう、「ゴメンなさい」って感じです↑。

 眩しすぎて、直視できません。予想以上の明るさです。0xF9CF

 この時点でしばらく点灯させ、ヒートシンクによる放熱が十分であるか、確認しておきます。

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 ユニットに組み込んだ状態で、テスト点灯させてみます↑。

 いやはや。明るすぎて、サチってしまいました↑。

 室内の照明下でこれだけ明るいということは、暗い車内で点灯させたら、どうなってしまうのでしょうか? しかも、まだ1灯です。

 3灯全部点けたら、きっと、隣の女性の肌のキメまで見えてしまうことでしょう。
(あるいは、あまりの明るさに、“鈴木その子”(古)状態になって、逆に分からないとか)0xF9C7

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 「Luxeon Star」を取り付けるため、基板を加工します↑。

 φ24mmのホールソウで、穴を空けます。「Luxeon Star」の外径はφ20mmですが、発光点の中心を合わせるために、わざと余裕を持たせてあります。

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 「Luxeon Star」および「ヒートシンク」を取り付けたところです↑。

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 「定電流回路」を取り付け、配線したところです↑。
(何となく、3気筒エンジンのよう)0xF9C7

 配線は、最短で接続すると嵌合が合わなくなってしまうため、逃げのために余長を持たせてあります。

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 元通りに組み立て直して、完成です↑。

 前回の続きです。

 まず、お献立です。

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 写真左側は、毎度お馴染みのハイパワーLED、Lumiledsさんの「Luxeon Star (LXHL-LW3C)」で、右側は、日亜化学さんの超高輝度白色LED(以下、ホワイトLED)、「NSPW300BS」です。

(1) ハイパワーLEDについて

 LumiledsのハイパワーLED(Luxeon Star)には、1W、3W、5Wのラインナップがあります。輝度を求めるのであれば5Wモノになりますが、放熱対策の問題(*1)と、定電流回路の費用対効果の関係(*2)で、今回は3Wモノを使うことにしました。

(*1) 現時点で市販されている素子は、まだ光変換効率がそれほど高くないため、ワット数が大きくなるに従って、かなりの発熱が伴います。特に、3Wや5Wの素子では、放熱対策を十分にしないと、自らの熱で寿命を縮めてしまうほど多くの熱を発します。

 「ホワイトエンジェルアイ」では、強制空冷方式を採りましたが、さすがにルームランプ内にマイクロファンを設置する訳にもいかないため、自然放熱でなんとか熱容量を満足できる3Wの素子を選択しました。

(*2) 3Wおよび5Wの素子の定格電流は700mAですが、今回は左右のマップランプ、中央のルームランプを、それぞれ独立に点灯させる必要があります。特に、中央のルームランプは、ドアのOpen/Closeに対応して自動減光させなければなりません。

 定電流回路に用いられるパワーICは、比較的高価であるため、いたずらにパワー(輝度)を求めるのではなく、ある程度リーズナブルな価格で実現できることを主眼としました。

 さてここで、「参考」までに、市販のLEDルームランプで使用されているLEDと、今回使用するハイパワーLEDとの明るさの違いを比較してみます。

 市販のLEDルームランプでは、以前までは砲弾型のLEDが使われていましたが、最近では角形のLEDが、12個ほど(E60用)使われているようです。

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 この角形LEDでは、Lumiledsさんからは「Super Flux」 、日亜化学さんからは「High Flux」という素子が製品化されています。またさらに、中国製だか韓国製だかの、怪しいパチリモンの角形LEDもあるようです。

 市販のLEDルームランプでは、どのメーカーのLEDが使われているか、基板を見ただけでは分かりませんが、Lumiledsさんや日亜化学さんは、一般に調達価格が高いので、定価から原価を逆算すれば、言わずもがなな結果になると思われます。

 仮に、ひじょ~に良心的なメーカーであったとして、現時点で最も明るい日亜化学さんの「High Flux (NSPWR70AS)」を使っていた場合、その光度は4.0lm(@30mA)となります。

 一方、Lumiledsさんの「Luxeon Star (LXHL-LW3C)」は、80lm(@1000mA)となります。

 指向角が異なりますが、単純に光束(lm:ルーメン)だけの比較では、20倍ほど違うことになります。
(=仮に最も明るい「NSPWR70AS」を使っていたとしても、20個以上配置しないと、「LXHL-LW3C」1個に敵わない)0xF9F8

(2) ホワイトLEDについて

 日亜化学さんのφ3mmのホワイトLEDには、「NSPW300BS」と「NSPW310BS」とがあります。

 2つの違いは、指向角(半値角)と光度の違いで、「NSPW300BS」は、狭指向角25°で光度4,600mcd、「NSPW310BS」は、広指向角60°で光度2,070mcdとなっています。

 今回は、シフトレバーのあたりを集中的に照らしたかったため、「NSPW300BS」を使うことにしました。

 まずは、シフトレバー周辺をほのかに照らす、φ3mmの砲弾型LEDを置き換えます。

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 写真右側が置き換え前(純正のアンバーLED)、左側が置き換え後(ホワイトLED)です。
(といっても、見た目はほとんど変わりませんが)

 LEDは、極性があるので、あらかじめテスターを使って調べておきます。写真右側の端子が+側で、左側の端子が-側です。

 また、基板上に乗っていた抵抗(715Ω)を、半固定抵抗に置き換えました。これは、明るさを調節できるようにするためです。半固定抵抗の3つの足が載るように、基板を穴開け加工します。

 純正の状態(アンバーLED)で14.4Vを掛けると、15mA流れました。ということで、ホワイトLEDでも15mA流れるように半固定抵抗を調節します。

 LEDの定格電流からすると、20mAまでは流せますが、このLEDはイルミネーションONで常時点灯となるため、あまり流すと寿命が縮まるので、このあたりにしておきます。

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 LEDの収まるソケットを、加工したところです。写真左側が加工前、右側が加工後です。

 純正の状態では、左右に光が漏れないように穴が細長くなっていますが、せっかくの光がもったいないため、ドリルで穴を拡大しておきます。

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 安定化電源を使って、ユニットに組み込んだ状態でテスト点灯させたところです。写真左側が純正の状態(アンバーLED)で、右側がホワイトLEDです。

 純正のアンバーLEDも良いですが、ホワイトLEDも、なかなかに良い感じです。
(好きこのみの問題ですが)

 ということで、「今宵は、これまでにしとうございます」。0xF9C6

 前回の続きです。

 つづいて、つづきます。

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 ライセンスナンバーランプです↑。

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 裏側です↑。OSRAM製の5Wのウェッジ球(41mm)が使われています。

 このウェッジ球を、LumiledsさんのハイパワーLEDに置き換えることにします。

 一部では、カネにモノを言わして、車内外のウェッジ球を片っ端からLEDに換えた挙げ句、このウェッジ球を換えると「ワーニング(球切れ警報)が出るんですけど」とお嘆きの方がいらっしゃるようですが、そりゃ、当たり前です。

 そんな、中国製だか韓国製だか、訳の分からんLEDを使った、ボッタクリの(しかも、大して明るくない)LEDに換えても、うまくいく訳ありません。
(さらに、キャンセラーなんか使ったら、まったく意味なし)

#もっと、お金は有意義に使いましょう。0xF9D1
(まぁ、他人のカネの使い方なので、どうでもいいんですけど)

 ということで、ハイパワーLEDを使って、ライセンスプレートを照らし出すに必要十分な光量を確保しつつ、キャンセラーを使わずに、LED本来の低消費電力を両立させたいと思います。

#ちょっと辛口すぎたかな。0xF9C7

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 えっ? 「『Thumb Shifter』はどうなったのか?」って? はいはい、ちゃんとやってますので、しばらくお待ちください。0xF9C7

 ということで、アイデア満載の(別名、移り気な)職人は、つぎなるDIYに取り掛かります。

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 フロントのルームランプです↑。

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 裏側です↑。TOSHIBA製の6Wのウェッジ球が、3個使われています。

 今回は、このウェッジ球を、LumiledsさんのハイパワーLEDに置き換えることにします。
(このLumiledsさん、先日、Philipsさんに買収されましたね)

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 さらに分解↑。

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 LEDが2個見えます↑。砲弾型φ3mmのアンバーLEDです。このLEDが、シフトレバー周辺を、ほのかに照らしてくれています。

 先ほどの、ルームランプのウェッジ球を、ハイパワーLEDに置き換えるついでに、このLEDも、日亜化学さんの高輝度白色LED(以下、ホワイトLED)に置き換えることにします。

 ただし、アンバーLEDとホワイトLEDは、定格電圧が異なるため(アンバーLED:1.9V、ホワイトLED:3.6V)、このまま置き換えたのでは、暗くなってしまいます。

 よって、基板にハンダ付けされている抵抗を、取り替えることにします。標準の状態(アンバーLEDの場合)での抵抗値は、715Ωですが、ホワイトLEDでの抵抗値は、、、。

#すぐに答を求めず、たまには自分で考えてください。0xF9D1

 なお、自動車のように電圧変動が比較的大きな場合には、CRD(定電流ダイオード)を使った定電流方式の方が信頼性が高くなります。
(電圧が変動しても、CRDが一定の電流値にキープしてくれる)

 しかし、SOARISTO号には、メーカーオプションの「ライト・パッケージ」を装着しているため、ぼわ~んと点いて、ぼわ~んと消える、シアターのような演出がなされています。

 ここに、CRDを入れてしまうと、ある一定電流以上になると点いて、ある一定電流以下になると消えてしまう、ということになるため、単純な定電圧方式にて点灯させることにします。
(まぁ、そもそも純正の状態が定電圧方式なので、気にするほどのことでもありませんが)

 その他、「ライト・パッケージ」では、フットランプをはじめとして、車内各所にランプが設置されています。特に、ドアノブ周辺とドアポケット周辺にLEDが設置され、間接照明のように、夜間、手の触れる部分を、ほのかに柔らかく照らしてくれます。これは、なかなかに凝った演出です。

 さらには、ドアミラー下部にもLEDが設置されています。ドアキーのOpen/Closeに連動して、ウェルカムランプのように、足元をほのかに照らしてくれます。「光ものマニア」の職人にとっては、最高の演出です。0xF9CF

 ということで、この車内各所に設置されているアンバーLEDを、順次、ホワイトLEDに置き換えていこうと思います。