SOARISTO工房 Logo
Car Archive
2013/05/30
[ Car, Movie ]

 PeugeotのCMで、「チキチキマシン猛レース」が、実写版で再現されています。

 いや~、懐かしい。幼い頃、毎週心待ちにして観ていたことを思い出しました。0xF9CF

#現在のクルマ道楽(改造好き)の原点も、ここにあるのかも。

 それにしても良くできています。よくある、原作をブチ壊してしまうような実写版とは、作りがぜんぜん違います。

 ところで、チキチキマシン猛レースには、“ブラック魔王”操る「ゼロゼロマシン」を始め、全部で11台のマシンが登場しますが、皆さんは何台覚えていますか?

 「岩石オープン」、「ひゅ~どろクーペ」、「タンクGT」、「ポッポSL」、「ギャングセブン」、あと、え~と・・・。0xF9C7

#正解はこちら

 カーテシランプに引き続き、トランクルームランプもLED化します。

LED Trunk Room Lamp

 左側は、運転席側のフットランプやグローブボックス内に使われているランプ、右側は、(フロントの)トランクルーム内や(リヤの)エンジンルーム内に使われているランプです。

LED Trunk Room Lamp

 前述のランプの裏側です。まずは、右側のランプ(以下、トランクルームランプ)をLED化してみます。

 トランクルームランプには、長さ41mmの「フェストンタイプ」(舟形、両口金)の電球が使われています。

LED Trunk Room Lamp

 今回のお献立です。

 部品はすべて、「LEDパラダイス」(以下、エルパラ)さんから調達しました。

LED Trunk Room Lamp

 サーキュラーソウを使って、50×30mmの基板(5060 18LEDパネル基板)を、40×19mmの大きさに切り出します。

LED Trunk Room Lamp

 切り出した基板です。

 配線パターンを解析して、パターンを切らないギリギリの大きさで切り出しました。

LED Trunk Room Lamp

 部品をハンダ付けしたところです。

 LEDは、「白色 5060 3chip LED」のSMD(表面実装部品)で、大きさは5.0×5.0mmしかありません。

 また、エルパラさんの製作例では、330Ωの「チップ抵抗」を使っていますが、バッテリー電圧の変動や突入電流に対する耐性を持たせるため、これまでの作品に準じて、「チップCRD」(定電流ダイオード)を使うことにしました。

 チップCRD(S-183T)は、大きさが3.5×1.6mmしかなく、ハンダ付けには、かなりの集中力を必要とします。

#以前はどんなに細かな作業(作品例1作品例2)も大丈夫だったのですが、最近は年を取ったせいか老眼が進み、細かな作業がだんだんつらくなってきました。奥さんが宝石鑑定用に使っているルーペを使って、チップCRDの極性を確認しながら作業を進めました。0xF9C7

LED Trunk Room Lamp

 基板をトランクルームランプに組み込んだところです。

 市販の41mmのフェストンタイプの交換用LEDは、LEDが3発か、多くても6発のものしか見掛けません。

 今回は、限られたサイズの中で最大限に実装密度を上げており、10発のLED(発光点は都合30個)を組み込んだものは、そうそう無いのではないかと思います。

LED Trunk Room Lamp

 部品面です。

 10発のLEDは、定格電流に近い「18mA」でドライブしており、かつ基板上に高密度に実装しているため、このままでは点灯時に熱を持ってしまいます。
(結果として、長い目で見ると、LEDの耐久性(寿命)が落ちてしまうことになります)

LED Trunk Room Lamp

 そこで、これまでの作品同様、アルミヒートシンクを使って放熱させることにしました。
(右側の、21×12mmのものを2個使います)

LED Trunk Room Lamp

 サーキュラーソウを使って、アルミヒートシンクを所定の大きさに切り出し、「固まる放熱用シリコーン」を使って基板に固定します。

LED Trunk Room Lamp

 逆接続保護用の整流ダイオード(1N4007)をはさみ、配線を接続して完成です。

LED Trunk Room Lamp

 フロントのトランクルームランプ、標準の状態です。

LED Trunk Room Lamp

 LEDに交換した状態です。

 純白の光で、隅々まで照らし出されています。

LED Trunk Room Lamp

 リヤのエンジンルームランプ、標準の状態です。

LED Trunk Room Lamp

 LEDに交換した状態です。

 ということで、トランクルームランプとエンジンルームランプのLED化、完了。0xF9C6

1 Related Entries

 ライセンスランプに引き続き、カーテシランプもLED化します。

LED Courtesy Lamp

 BMWの時には基板から自作しましたが、今回は手抜きをして、市販のものを購入しました。0xF9C7

 このLEDランプには、5050のSMD(表面実装部品)タイプのLEDが9個搭載されています。1つのLEDには3個の素子が組み込まれているため、発光点は、都合27個となります。

LED Courtesy Lamp

 標準のT10のウェッジ球の点灯状態です。

LED Courtesy Lamp

 クリアカバー(プラスチック製)は、クリップリムーバーを使って、車両前方側から外します。

#逆側(車両後方側)から外そうとすると、ツメの角度が大きいので、ドアパネル側が潰れてしまいます。

LED Courtesy Lamp

 LEDランプは、極性があるので、この段階で点灯することを確認しておきます。

#点灯しなければ、逆向きに差し込みます。

LED Courtesy Lamp

 元に戻します。

LED Courtesy Lamp

 ということで、カーテシランプのLED化、完了。0xF9C6

1 Related Entries

 もはや恒例となりましたこの企画(?)ですが、さっそくPorscheでもやってしまいます。0xF9C7

 やはり、純正の4,300Kぐらいの色温度では、黄色っぽさが気になってしまいました。

Pale Blue HID Burner

 このヘッドランプユニットを取り外します。

Pale Blue HID Burner

 まずは、「不慮の事故」で後悔しないように、ヘッドランプ周りを養生しておきます。

 粘着力の弱い「フィットライトテープ」を使いました。

Pale Blue HID Burner

 トランクを開け、この位置にある「目隠しキャップ」(プラスチック製)を外します。

Pale Blue HID Burner

 内張りを剥がすと、「ゴムキャップ」が見えてきます。これを外します。

Pale Blue HID Burner

 付属の工具(工具箱の中にあり)を、写真のように差し込み、反時計方向に180°ほど回します。

 「ガコッ」という音がして、ヘッドランプユニットを内部で固定しているロックが外れます。

Pale Blue HID Burner

 こんな感じで、ヘッドランプユニットが浮き上がります。

Pale Blue HID Burner

 ヘッドランプユニットを、水平方向に、ゆっくり引き出します。

 「ケーブルに気を付けて・・・」と思ったのですが、写真のように、ユニット自体がモジュール化され、コネクタ接続となっているので、ケーブルを脱着する必要はありません。素晴らしい!

Pale Blue HID Burner

 こんな感じで、あっけなく、丸ごと取り外せました。

Pale Blue HID Burner

 ユニットの裏側です。

 カバーが、4本のネジと3ヶ所の嵌合で固定されているので、これを外します。

Pale Blue HID Burner

 こんな感じで、外れます。

Pale Blue HID Burner

 HIDバラストは、カバーの裏側に固定されています。

 どこかで見たようなバラストですよね・・・。

 ということは、簡単に「ハイワッテージ化」ができてしまう訳ですよ!0xF9CE

Pale Blue HID Burner

 ドイツ車は、Hella製かと思っていたのですが、以前に見たとおり、Koito製でした。

Pale Blue HID Burner

 ここまでくれば、解説するまでもありませんが、いちおう写真を残しておきます。

 HIDバーナーを左右から押さえている2本のワイヤーを外すと、取り外すことができます。

Pale Blue HID Burner

 HIDバーナーを高ケルビンのものに交換し、カバーを元に戻します。

 ヘッドランプユニットは、気密性が一番ですので、慎重に作業します。(気密性を疎かにすると、遅からず“涙目現象”が発生します)

 3ヶ所の嵌合が確実に噛み合っていることを確認して、4本のネジを締めます。

Pale Blue HID Burner

 左側が純正のHIDバーナー(4,300K)で、右側が交換した高ケルビンのHIDバーナーです。

 「純白」ではなく、「少し青みがかった白」という感じで、まさに職人好みの色調となりました。

 ということで、HIDバーナーの交換、完了。0xF9C6

1 Related Entries

 Porsche 911 Carrera S Type 997は、Phase 2(後期型)からテールランプがLED化されていますが・・・、

LED License Plate Lamp for Porsche

 ライセンスランプ(ナンバー灯)は、なぜだかまだ電球が使われています。
(正確には、リバースランプ(後退灯)も、まだ電球ですが)

 ということで、さっそくLED化することにしました。

LED License Plate Lamp for Porsche

 ライセンスランプ本体です。クリアレンズ(プラスチック製)は、2本の+ネジで固定されています。

 ランプ本体は、形状からすると、Golf GTIなど、VWの現行車種と共通のもののようです。

#Porscheのオーナー一族がVWを傘下に収めていることから、部品の共通化が図られているのかも知れません。
(ということは、もしかすると、VW用のLEDランプが、Porscheにも流用できるかも)

LED License Plate Lamp for Porsche

 こちらが、今回購入したLEDランプです。欧州車によく使われている、長さ37mmの「フェストンタイプ」(舟形、両口金)のものです。

 本当は自作しようと思っていたのですが、ここのところ多忙が続き、昔のようにプリント基板から設計・製作している時間が取れなさそうなため、安直に市販のものを購入してしまいました。0xF9C7

#ちなみに、一応、P社のものやB社のものと比較検討しましたが、別にハイパワーLEDを使っている訳でもなく、大して明るい訳でもないのに、価格が5,000円前後と、相変わらずのボッタクリ価格になっています。
(そのボッタクリ価格に、さらに輪を掛けてボッタクっている、某「ファッション系チューニングショップ」なんぞがありますが)0xF9D1

 このLEDランプには、5050のSMD(表面実装部品)タイプのLEDが6個搭載されています。1つのLEDには3個の素子が組み込まれているため、発光点は、都合18個となります。

 また、ワーニング(球切れ警告)をキャンセルするための回路も内蔵されており、これ1つでポン付け交換が可能です。

LED License Plate Lamp for Porsche

 標準の状態です。クリアレンズの裏側に、フェストンタイプの電球が組み込まれています。

LED License Plate Lamp for Porsche

 標準のフェストンタイプの電球を、LEDランプに交換したところです。

 LEDランプの裏側には、放熱用のヒートシンクを背負っています。この大きさは、車体側のライセンスランプ本体に収まる縦幅(16mm)ギリギリといったところです。

LED License Plate Lamp for Porsche

 夜間の点灯状態です。左側が標準の電球、右側がLEDランプです。

 LEDランプは、標準の電球に比べても、遜色ない明るさを持っています。

#もっとも、ハイパワーLEDを使えば、超弩級の明るさを得ることができますが、ライセンスプレートだけ妙に明るくても意味がないので、止めておきます。

LED License Plate Lamp for Porsche

 ということで、ライセンスランプのLED化、完了。0xF9C6