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Car Archive
2006/05/17
[ Car, News ]

独BMW、2010年までに年間160万台の販売目指す
(2006年5月16日:ロイター通信)

 ドイツの高級車大手BMWのパンケ最高経営責任者(CEO)は16日、予定より1年早い2007年に年間の目標販売台数(140万台)を達成できる、との見通しを示した。

 2010年までに年間160万台の販売を目指す方針も示した。

 年次総会向けの原稿で明らかになった。

 同CEOは、2006年の税引き前利益が過去最高になるとの見通しもあらめて示した。これは、保有していた英航空機エンジン大手ロールスロイス株式の売却益(3億7500万ユーロ)を除くベース。売却益を含むベースでは、40億ユーロの税引き前利益を計上できる見通しという。

panke01.jpg

 ドイツBMW AGのCEO、ヘルムート・パンケ氏(Dr. Helmut Panke)は、昨年来日された際に、慶應義塾で講演をされています。

 自動車の世界生産台数は、2004年度で6,219万台と言われています。(正確な統計はないようですが)

 2005年度が6,000数百万台だとしても、BMWは、そのうちの、わずか2%ほどしか生産していないことになります。

 にも関わらず、なぜこれだけ、世界中のクルマ乗りたちの憧れとなり、ハンドルを握ることのできたドライバーたちを魅了し、しかも、高いプレミアム性と収益性を維持し続けられるのでしょうか。0xF9EB

 前回のレポートの続きです。

HID Fog Lamp

 むむっ、なぜか「BELLOF」さんから小包が・・・。あれだけさんざん○○にしたのに、なぜ?0xF9C7

 それはですねぇ、

   フッ、フッ、フッ。0xF9C6(ルミねぇ風)

(以下、ひそかに編集中)

2006/05/12
[ Car, News ]

 英国UK & International Press社は、ドイツ・シュタットガルトにて開催されている「Engine Expo 2006」において、2006年の「International Engine of the Year」を、ドイツBMW社の排気量5.0LのV型10気筒エンジン(S85B50A型)に決定したと発表しました。

 同エンジンは、「M5」、「M6」に搭載されており、「Best Performance Engine」、「Above 4-litre」の各部門でトップとなりました。

S85_01.jpg

S85_02.jpg
(写真はBMW社のプレス向け資料から)

 BMW社のその他のエンジンでは、
   ・Best Performance Engine
      6th. BMW 3.2-litre(M3, Z4 M)
   ・1.8-litre to 2-litre
      4th. BMW Diesel 2-litre(X3, 120d, 320d, 520d)
   ・2-litre to 2.5-litre
      2nd. BMW 2.5-litre(325, 525, Z4)
   ・2.5-litre to 3-litre
      1st. BMW Diesel 3-litre Twin Turbo(535d)
      2nd. BMW 3-litre 6-cylinder(Z4, 330, 530, 630, 730)
      6th. BMW 3-litre 6-cylinder(330, X3, X5)
   ・3-litre to 4-litre
      1st. BMW 3.2-litre(M3, Z4 M)
となり、全11部門中で9つの賞を獲得するという、驚異的な強さを見せ付けています。

 SOARISTO号に搭載されている「新世代直6エンジン」(N52B30A型)も、もちろん受賞しています。

 さらに、M3やZ4 M Roadster & Coupeに搭載される3.2リッター直6エンジンは、排気量3~4リッタークラスで「6年連続」、535dに搭載される3.0リッター・ツインターボ・ディーゼル・エンジンは、排気量2.5~3.0リッタークラスで受賞するとともに、「Best Diesel Engine」にも輝いています。

 V10エンジンの2年連続グランプリ受賞も、3.2リッター直6エンジンの6年連続受賞も、自動車メーカーとしては史上初めてのことで、BMW社にとっては、非常に栄誉ある受賞だと言えます。

 さすがは、「バイエルン・エンジン製造会社」という感じです。0xF9CF

〔関連情報〕
   ・Engine Expo 2006
   ・International Engine of the Year 2006
   ・BMW社の5.0L・V10エンジンが「International Engine of the Year 2005」を獲得
   (昨年の模様:Automotive Technology)

2006/05/10

 最新刊、「Motor Magazine」 (2006年6月号)の第二特集は、18ページに渡って、
   「BMW 3.0スタイルの構造的探求」
というタイトルで、モータージャーナリストであり、「BMWドライバー・トレーニング」のチーフインストラクターでもある、こもだきよし氏が、BMWの新世代3リッター直列6気筒エンジン「N52B30A型」を搭載した、3台の3.0モデルのインプレッションをされています。

motor01.jpg

 はじめに、新世代3リッター直列6気筒エンジン「N52B30A型」が、世界に先駆けて搭載した数々の新機構の詳細が解説されています。

 つづいて、このエンジンを搭載する3台の3.0モデル、
   130i M-Sport、330xi、530i
について、「共通する部分」、「共通しない部分」、「関連する部分」という点を切り口に、こもだきよし氏らしい、分かりやすい解説、インプレッションがなされています。

 以下、一部をご紹介します。

 5シリーズは、3シリーズより大きなボディだからそれなりに重量も増しているが、N52B30Aのたっぷりとしたトルクのお蔭で、軽快に走ることができる。特に低回転域からトルクが太いので楽だ。同じ3リッターでも前のM54エンジンと比べると、最大トルクの値は300Nmで同じだが、その発生回転数が3,500rpmから2,500~4,000rpmと1,000rpmも低いところで同じトルクが出ているからだ。

 そしてステップトロニックのマニュアルシフトモードを使ってワインディングロードを走ったときには、高回転域までパンチがあり気持ちよく吹け上がるのが楽しい。これも最高出力が170kWから190kWへと1割以上アップし、そのときの回転数は5,900rpmから6,600rpmまで引き上げられているからだ。6,750rpmからゼブラゾーンで7,000rpmからレッドゾーンが始まる。低回転からトルクがあり、高回転域の気持ちよく走れるゾーンも広がった。

 こうやってマニュアルシフトして走っていると、5シリーズのボディでもちょっとしたスポーツカーのように軽快に走ることができる。

   (中略)

 3台乗ってみると、どれもBMWだということはわかるが、どれも違う味付けになっていることもわかる。オールマイティな3シリーズあるが、ダイレクト感たっぷりの1シリーズもいい。でも5シリーズでも十分にスポーティな走りを堪能できて愉しい。

 同じ素材を使った料理でもまろやかもあれば、スパイシーもある。それぞれに個性があるから、どれが一番だと単純に決められない。それがBMWの3.0スタイルなのだ。

N52B30A01.jpg

 「M54B30Bエンジン」から新世代「N52B30Aエンジン」にスイッチされることを知り、正式価格の分からないままオーダーを掛け、ドイツ本国から輸送されてくるまで3ヶ月近く待った訳ですが、本当にこのクルマで、このエンジンで良かったなぁ~と、つくづく思います。0xF9CB

 さすがは、「バイエルン・エンジン製造会社」の工業的芸術作品です。0xF9CF

〔関連情報〕
   ・「Motor Magazine
   (モーターマガジン社)

2006/05/09
[ Car, News ]

 5シリーズのロングホイールベース版のスパイ写真が公開されています。

BMW 5 Series LWB Spy Photo
(2006年5月9日:WorldCarFans.com)

 一見、普通の5シリーズのように見えますが、後部ドアが10~15cmほどストレッチされています。

 Audi A6では、すでに中国と中東市場において、ロングホイールベース版が投入されていますが、記事に依れば、BMWも、中国市場において、年内にも投入されるであろう、とのことです。

 となると、気になるのは、5シリーズのフェイスリフト。いつごろ、どのような形で出てくるでしょうか。