「未知との遭遇」、それは夜も更けたとある主要駅。
他のタクシーとは明らかに異なる、黒くてデカい物体が、音もなく近づき。
ルーフ上に“カタツムリ”が載ってはいるものの、「まさかそんな・・・」。
呆気に取られているうちに、パカッと大きなドアが開き。
フルレザーのリヤシートに身を沈めると、フロントシートとの距離がやたら長い。
「こっ、これはっ!!」、750iLではないでつか。
さすがBMW自慢のV12。戦艦のような巨躯が、みるみる加速していきます。しかも、大地のような剛性感。
運転手さんは、口ひげを蓄えられた優しそうなおじさん。
道中の話題は、もちろんクルマの話。
「本当にクルマがお好きなんですねぇ」って、いえいえ、運転手さんには敵いません。0xF9C7
7シリーズ(E38)のタクシーは、首都圏では、ハイヤーを除いて、「おそらくこの1台しかないのではないでしょうか」とのこと。
到着後、家に走って帰ってデジカメ撮影。
後から気づいたですが、ナンバーも「・750」になっているではないでつか。
「さっすが~」。0xF9CF