●フェラーリ自慢の医師、市道を84キロオーバー
(2012年3月8日:読売新聞)
高級スポーツカーのフェラーリで制限速度を84キロ超えて走行したとして、福岡県警は8日、同県大川市の男性医師(50)を道交法違反(最高速度違反)の疑いで福岡区検に書類送検した。
医師は座席後部に置いたビデオカメラで走行中の様子を撮影した後、インターネット上の動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開しており、匿名の通報で発覚した。
発表によると、医師は昨年4月24日午前7時35分頃、福岡市東区香椎照葉3の市道(制限速度時速40キロ)で、フェラーリを時速124キロで運転した疑い。同月下旬に、ユーチューブに動画を投稿しており、「フェラーリの良さを広め、乗っていることも自慢したかった」と話しているという。
県警はビデオに映った景色の動きなどを分析し、速度を計算。医師の行為は極めて悪質と判断し、「厳重処分を求める」との意見を付けた。
こちらが、その問題の動画。
(ネット上では、実名はおろか、所属医師会、Facebookやみんカラのアカウントも割れてしまっています)
#ちなみに、みんカラのプロフィールを見てみると、これまで乗ったすべての愛車のナンバーが、「・・ ・1」だったりします。0xF9AC
さて、途中(2:06過ぎ)からは、「Porsche 911」(997 Turbo?)も現れます。
(「Porscheの方が、ライン取りがスムースで速いじゃん!」と、みょ~に感心してしまいましたが、そんな場合ではありません)
Porscheにブチ抜かれたのがそーとー頭にキタのか、後半(4:15過ぎ)からは、道幅の狭い一般道で、右に左にと高速走行が始まります。
途中、海岸沿いを歩く人と、ものすごい勢いですれ違いますが、アクセルを緩める気配はありません。とても正気の沙汰とは思えません。
その一方で、当のご本人は、「オレってカッコイイ~!」と、自己陶酔しちゃっていることでしょう。
記憶に新しいところでいえば、昨年末に中国自動車道で発生した「世界で最も高額な自動車事故」も、福岡ナンバーのFerrari(F430)が無理な追い越しを掛けた際にスリップし、多重追突を引き起こしたものでした。
(海外では、「ナルシストの集団の事故」とも報じられました)
記憶をさらに遡ると、日本の某フェラーリクラブの会長が、常磐自動車道で最高速アタックし(F40)、その動画が証拠となって逮捕された、という事件もありました。
“人馬一体”を楽しむため、サーキットを走っていらっしゃるドライバー達がいかに健全であるか、一部の無謀なドライバーが、いかにその足を引っ張っているか、コントラストがはっきりしたニュースでした。
〔参考情報〕
タイトルの原文は、英語のことわざ、
Set a beggar on horseback and he'll ride to the devil.
乞食を馬の背に乗せれば、悪魔のところまで乗りつける
=成り上がりものは、傲慢で残忍になる
からでした。
馬と“馬”を掛けてみました。
#人の命を預かる産婦人科医に、まさかこんなア○がいたとは・・・。0xF9AC