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BMW Archive

 本日はお日柄も良く、絶好のお花見日和0xF9EDと・・・、(むにゃむにゃ)。

 ということで、この2月に納車されたばかりのjuinさんのM5に、「ホワイト・エンジェルアイ」を取り付けてみました。

 日陰ではありますが、お昼過ぎであったため、周囲の環境光はそれなりにあります。写真左側が「純正バルブ」、右側が「ホワイト・エンジェルアイ」です。

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 昼間帯であっても、純正バルブとほぼ同等の光量が確保されていることが、お分かりいただけるかと思います。(しょぼい市販品とは異なります)0xF9F8

 さて、このM5のボディーカラーですが、これまでに見た「ブラック」とは、なんとな~く違うのです。なにか、こう、色の奥行きが深いというか・・・。(写真では分からないと思いますが)

 そうなのです。このM5は、Individual(特別注文によるカスタムシステム)なのです。ノーマルのM5は、「ブラック・サファイア」というメタリック・カラーですが、Individualで、「ブラックII」というソリッド・カラーにしてあるのです。

 インテリア・トリムも、「ピアノ・フィニッシュ・ブラック」という、スタンウェイやベヒシュタインのような、漆のような深~い黒になっています。

 M5自体、それほど日本国内で走っていませんが、このIndividualの「ソリッド・ブラック+ピアノ・ブラック」という組み合わせ、はたして日本で(世界で?)何台走っていることでしょう。0xF9CE

 とかいって、駐車場内で勝手に取付オフミをしている真後ろを、「Lamborghini Murcielago」が、怒濤のV12サウンドを轟かせて、走り去っていきました。(ひょえ~っ!)0xF9CF

 久しぶりのDIYです。先ほど、夜中の1時過ぎまでガレージでガチャガチャやってました。0xF9C7

 「ホワイト・エンジェルアイ」の発表からほぼ半年、耐熱性・耐候性にも特に問題がないことが実証されたことから、さらなる改良を図ってみることにしました。

 LumiledsのハイパワーLEDには、3種類の消費電力のものがあります。前回の作品では、「LXHL-LW3C」という3Wの素子を使用しましたが、その上に、「LXHL-LW6C」という5Wの素子があります。

 ただし、この5Wの素子は、相当量の発熱があり、きちんと放熱させないと自らの熱で寿命を縮めてしまうほど、多くの熱を発します。0xF9A0

 前回の作品では、アルミ削り出しによる中実構造の本体に「ヒートシンク」を備え、さらにそのヒートシンクを冷却する「マイクロファン」を加えましたが、半年間の試用で十分な熱容量があることが実証されたことから、5Wの素子を使用してみることにしました。0xF9C6

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 写真左側が3Wの「LXHL-LW3C」、右側が5Wの「LXHL-LW6C」です。電気を光に変換する光素子の面積(黄色い部分)が、かなり大きいことが分かります。

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 完成した「ホワイト・エンジェルアイ(5Wバージョン)」です。外観は3Wバージョンとほとんど変わっていませんが、光の集束率をさらに高めるために、微妙に改良されています。
(どこをどのように改良したかは、企業秘密ということで)0xF9CE

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 まず、前回の「3Wバージョン」です。

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 つぎに、今回の「5Wバージョン」です。この角度からだと、あまり変わらないように見えるかも知れませんが、リフレクターに映り込む光の強さが異なっています。

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 両者を比較した写真です。写真左側が「5Wバージョン」、右側が「3Wバージョン」です。エンジェルアイから放たれる光の輪郭が、「5Wバージョン」の方が大きいことが見て取れるかと思います。

#ちなみに、シャッター速度をやたら遅くして、見掛け以上に明るく見せ掛けようなどというセコいことはしていませんので、念のため。

 ということで、日々改良を続ける「手仕事にっぽん」(古)の職人でした。0xF9C6

〔関連情報〕
   ・超高輝度白色LEDエンジェルアイランプの製作
   ・PIAA「リング・マーカー」との比較
   ・超高輝度白色LEDポジションランプの製作

 つづいて、日本BBSさんです。

 BBSさんのブース訪問は、今回のオートサロン視察の中で、最も大きな目的でした。

 なぜなら、昨年夏に「富山巡礼の旅」に行って参りましたが、実はその際に、常務取締役から、

  • 来年のオートサロンに、まったく新しいデザインのホイール(2点)を出展することを予定している。
  • ひとつは、LMのリムのエレガントさと、RGのスポークの力強さを合わせたような感じ。もうひとつは、現在企画中。

とのお話をこっそり伺っておりました。

 これまで、Super-RS18LM19と履いてきた職人としては、見逃す訳にはいきません。

 ということで、その注目の新作ホイールです。まずは「RG-H」(仮称)。↓

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 つづいて「LM-R」(仮称)。↓

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 少し違う角度から。↓

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 たしかに、LMとRG-Rの良いところをブレンドしたようなデザインです。
(LMは10本スポーク、RG-Rは8本スポーク)

 う~ん、良いです。カッコ良すぎですっ!0xF9CB

 しかも、気付かなかったヒトは気付かなかったと思いますが、よ~く見ると。↓

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 スポークの一部が「肉抜き」されています。これは、先にご紹介した「BBS F1ホイール」で使われていた技術と、まったく同じではないですかっ!0xF9CF

 さらに後ほど伺ったお話によると、ピアスボルトも特製の「チタン製」が用いられており、肉抜きとチタンボルトで全体として約1kgの軽量化が図られているとのこと。

 19インチもの大径ホイールで、バネ下重量を減らすことがどれだけ大きな効果を生むことか。
(ここが、よくある「デザイン優先」のホイールとは、決定的に違うところですね)

 う~ん、すごいです。スゴすぎですっ!0xF9CB

 なお、発売時期・価格とも、「未定」とのこと。(いちおう、聞きましたが)

#「肉抜き部分にブレーキダストが溜まったら、掃除がたいへんだろうなぁ」などと、すでに装着後のことを考えてたりして。0xF9C7

 ちなみに、ブースの一角にふつ~に展示してありましたが、↓

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 「なんだ、マグ鍛じゃん」とお思いかも知れませんが、さにあらず。これは"19インチ"のRE-Mgです。(本邦初公開?)

#一体、いくらするんでしょうか。0xF9C8

 ということで、本当に実りの多い、BBSさんのブースでした。

#M5用REの切削モデルの納期や、MINI用RV-Fのオフセットなどについて、顧客ルーム内で常務取締役に執拗に食い下がるおじさん達(約2名)を残して、職人はつぎのブースへと向かったのでした。0xF9C7

#次回予告
  ・スーパーチャージャー編(オグラクラッチ)
  ・brembo編
  ・光りモノ編(PIAA、BELLOF、他)

2006/01/14

 国産車中心であったため、BMWの展示はほとんどありませんでしたが、いちおう5シリーズのモディファイをご紹介します。

 まずはHARTGEさん。

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 注目は、M-Sportパッケージ用のカーボンリップでしょうか。↑

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 両サイドのデザインが、ディフューザー風に巻き上げたような処理になっています。↑

 つづいて、Autobacks ASM Yokohamaさん。

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 こちらも、M-Sportパッケージ用のリップスポイラーが展示されていました。↑

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 ルーフスポイラー(カーボン製)の展示も。↑

 さてここで、職人チェッ~クっ!0xF9A0

 両者の成型精度の違いを見てみましょう。

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 をいをい。0xF9C8

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 なかなか。0xF9C6
(接合部の黒いものは、隙間を埋めるためのゴムパッキンで、純正エアロなどで用いられている方法です)

 う~ん。0xF9C5

 メーカーのHPだとよく分かりませんが、こうして実物を間近にすると、いろいろなことが見えてきますねぇ。成型精度だけを見れば、やはり日本製の方に分があるようです。

 ドイツ系チューナーの中でも、特に高い人気を誇るブランドのひとつですが、しょせん、こんなもんなのでしょうか。

 その他、職人としてはいろいろと「気付き」はあったのですが、敢えてコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

2006/01/14

 LEXUS関連のモディファイです。

 まずはBLITZさん。

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 LEXUS GS430のスーパーチャージャー。↑

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 V8エンジンの片バンク毎にスーパーチャージャーが配される、ツインチャージャー構成です。↑

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 こちらはLEXUS IS350用。↑

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 ヘッドカバーに覆われていますが、何やら複雑なパイピング。↑

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 スーパーチャージャーキットです。↑

 その他、LEXUS GSはかなり展示されており、いちおうカメラに収めてはきたのですが、いずれもベッタベタのシャコタンか、キンキラキンのメッキ仕様になっていたため、掲載は見送りとさせていただきました。0xF9D1