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BMW Archive
2006/10/14

 前車ARISTOの時代から長くお世話になっているメカニックさんが、この10月にご栄転になりました。

 ということで、さっそく新しいお店にお邪魔してみたところ、入口に「LEXUS GS350」が停まっているではないですかっ!0xF9CF

 しかも、ナンバーが「・350」。これは無類のクルマ好きに違いない。
(「自分と一緒にするな」って?)0xF9C7

gs350-01.jpg

 さっそく横に並んでツーショット。0xF8E2

 ボディーライン的には、「鋭」と「優」という感じ。

gs350-02.jpg

 さらに上方から窓越しに。0xF8E2

 しかも、この後、驚くべき展開が・・・。

 お店に入ってみると、そこには久しぶりにお会いする方が。なんと、隣のGS350は、以前にARISTOに乗られていたBIGさんのクルマでした。0xF9CF

 いや~、こんな偶然もあるのですね。1ヶ月ほど前に納車されたばかりの、ピカピカの新車だそうです。
(納車まで2ヶ月待ちだったとか)

 しっかし、なんでまたTOYOTAさんのディーラーに、輸入車(?)が・・・。
(キ~ミ~た~ち、早くどきなさいっ!)0xF9C7

 かなりマニアックな話題です。0xF9F8

 msano7さんの円盤ネタに触発されて(いつもお世話になってます)、E60のブレーキローターについて調べていたところ、すごいことを発見しましたっ!

 って、一般の方には、どうでもいいような話ですが・・・。0xF9C7

brake01.jpg

 ETK(電子部品カタログ)を見ていたところ、現行N52エンジンの530iは、フロントのブレーキディスクのローター径は、φ348mmとなっていました。

 試しに、540i、545i、550iを調べたところ、いずれもφ348mmと、同じ部品が使われていました。

 対して、525iを調べたところ、ローター経はφ324mmと、直径で24mmも小さい部品が使われていることが分かりました。
(ちなみに、M54エンジンの525iはさらに小さくφ310mm(リヤφ320mmよりも小さい!)、横綱M5はφ374mm)

 同じE60であっても、車重に合わせて(コストに合わせて)部品を変えているのですね。

 ってことで、いちにのさんすう好きな職人は、いきなり計算を始めてしまいます。

 ブレーキ力F:、定数:K、キャリパーシリンダー面積:A、パッド摩擦係数:μ、ブレーキ油圧:P、ブレーキ制動径:r、タイヤ外径:Rとすると、

   F = K × A × μ × P × (r / R)

となります。

 なんだか暗号みたいですが、端的にいうと、「ローター径に比例する」ということになります。

 仮に、マスターシリンダー容量やバッド面積等の諸条件が同一だとすれば、525iと、530i以上のモデルでは、制動能力が1.1倍程度違うことになります。
(実際には、車重に合わせてさらに強化されていますが)

 この1.1倍をどう見るかですが、制動能力における0.1の差は、ブレーキフィーリングや絶対的な制動距離の面で、大きく効いてくると思います。

 逆に、車重が1,810kgの550iと同じローター経のブレーキディスクを適用している530i(車重:1,650kg)は、非常に制動力に余裕の持った設定になっているということになります。

 「だからどうした」って?

 いや、ですから、一般の方には、どうでもいいような話です。0xF9C7

(クリックで再生)

(00:30,640kbps,2.5MB)

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 前回、いきなりエアコン&オーディオ周りが分解されていたので、少し補足します。

shakit20.jpg
(撮影場所は、なぜかTOYOTAさんの某ディーラー駐車場)

 まず、「クリップリムーバー」を使って、ウッドパネルを取り外します↑。

 ウッドパネルは、写真の5ヵ所の青色○の嵌合ではまっています。助手席側の側面から、クリップリムーバーを隙間に差し込み、少しずつ、徐々に徐々にウッドパネルを浮かしていきます。

 この嵌合が、やたらと硬いです。かなりの力を掛けないと外れません。ただし、失敗しようものなら、数万円の大損害となってしまうため、ここは、慎重かつ大胆に、気合いで乗り切ります。

(ウッドパネル裏には、「ハザード&ドアアンロック」のハーネスが接続されていますので、引っ張りすぎないように注意)

shakit21.jpg

 つづいて、エアコン&オーディオ周りをどんどん取り外します↑。

 エアコン&オーディオのパネルは、写真上方の、2ヵ所の青色○のタッピングビスと、写真下方の4ヵ所の水色○の嵌合ではまっています。

 (1) 写真上方の、2ヵ所の青色○のタッピングビスを外す。パネル上方が、フリーになる。
    (エアコン関連のハーネスを外しておく)

 (2) 写真下方の、4ヵ所の水色○の嵌合の位置を意識しながら、上方から少しずつパネルを外す。
    (手前に引いていくような感じ)

 (3) 写真中程の、4ヵ所の緑色○のタッピングビスを外す。オーディオユニット(CCC/M-ASK)がフリーになる。

 (4) オーディオユニットを、少しずつ引き出していく。
    (引き出す途中で、オーディオ関連のハーネスを外しておく)

 これで、オーディオユニットを摘出することができますが、Sound Shakit用のハーネスの付け替え加工をするためには、さらに作業が必要となります。

 (5) 写真の、6ヵ所の黄色○のタッピングビスを外す。エアコン&オーディオを支えていたフレームがフリーになる。

 (6) エアコン&オーディオ関連のハーネスに気を付けながら、フレームを引き出していく。

 これで、エアコン&オーディオ周りが、がらんどうになります。

2006/09/30

 こういうシチュエーションって、たまにありませんか?

tank03.jpg

 なんか、見とれちゃったりして。うっとり。0xF9CB

 前回の続きです。

 とりあえず、本日、「PA504-R2」の取り付けを完了し、正常に音が出ることを確認しました。0xF9F8

 インプレは後ほどすることとして、まずは「Sound Shakit」(以下、SS)を、純正オーディオのスピーカーラインに割り込ませる方法について説明します。

shakit10.jpg

 スピーカーラインは、「CCC/M-ASK」(N38a)ユニットに接続されている「X13812コネクタ」から取り出すことができます↑。

shakit_fig02.jpg
(クリックで拡大)

 スピーカーラインの配線図です↑。

 スピーカーラインを、X13812コネクタのすぐ後ろで切断し、アンプからの信号を、SSの「From AMP」へ接続し、スピーカーへ向かう信号を、SSの「To Speaker」へ接続します。

 SSの「CONTROL」信号(青線)は、CCC/M-ASKの「RAD_ON」信号(白-紫線)に接続します。
(この「RAD_ON」信号は、HiFiアンプ(N40a)ユニットのパワーオン信号です)

shakit_fig03.jpg

 X13812コネクタのピン配列図です↑。

 X13812コネクタは、X13813コネクタやX13814コネクタなどと一体の集合コネクタとなっているため、マイクロドライバーなどを使って嵌合を外し、分解してから作業します。
(このX13812コネクタには、CANバス信号の光ファイバコネクタも接続されているため、取り扱いは特に慎重に行います)

shakit_fig04.jpg

 X13812コネクタのピン配列表です↑。

 1~8番ピン, 13番ピンは、0.35sqの細線、15番ピンは、4.0sqの太線になっています。

shakit20.jpg

 とりあえず、動作確認のため、助手席側に仮設置↑。キャリブレーション後、ダッシュボード裏に設置する予定です。

shakit21.jpg

 コントローラーは、運転席側に位置に仮設置↑。後付け感バリバリですが、そのうち適当なところに設置します。