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BMW Archive

 前回の続きです。

Wheel Spacer for M3 Coupe

 誕生日に前後して、アメリカから小包が届きました。

#私事ですが、アラフォーというか、リーチフォーになってしまいました。0xF9C7

Wheel Spacer for M3 Coupe

 中身は、M3 Coupe用のホイールスペーサーです。

 前回の測定結果から、フロント・リヤとも、H&Rの12mmにしようと思っていたのですが、M3postを見てみると、純正オプションの19インチホイールとの組合せでは、フロント18mm・リヤ15mmで、パッツパツのツラツラ・イチイチ状態になるようなので、このサイズにすることにしました。

 メーカーは、eas(European Auto Source)というところで、H&Rに比べれば未知数ですが、M3postのサポートベンダもしているので、一応、信用してみようかなと。
(個人的には、アメリカ製は大ぃ嫌いなので、ドイツ製のH&Rの方が好きなのですが)

 easのホイールスペーサーの特徴は、「高精度の加工技術を用いて、高硬度の航空宇宙用の軽量アルミニウムを削り出した、コンペティションモデル」とのこと。

 H&Rの製品とeasの製品との、直接的な重量比較はできていませんが、easの製品は、高硬度であることを活かして、H&Rの製品よりも"肉抜き"されている部分が多く、結果として軽量化を果たしているように見えます。
(easの18mmのスペーサーは、片側で約500gでした)

 また、easの製品は、スペーサーと、そのスペーサーの厚みに合わせたロングボルト(しかも、BMW純正と同じブラックボルト)がセットになっており、ロングボルトを個別に選定する手間が省けます。

 価格ですが、

15mmホイールスペーサーキット $119
18mmホイールスペーサーキット $129
送料(USPS)$65
合 計$313

でした。

 現在、かなりの円高が進んでいますが、1$=91円とすると、送料を含めたコミコミ価格で、約28,500円となります。

 H&Rのホイールスペーサーの日本国内価格は、15mmのもので定価:25,200円(ネット通販での最安値:17,220円(工房調べ))であることを考えると、ロングボルトも含めて、H&Rの国内価格の半値以下で調達できたことになります。

 そう考えると、真面目に国内の流通業者を経由して購入するのが、アホらしくなってしまいます。0xF9D1
(もちろん、円高による恩恵もあってのことですが)

(つづく)

 前回の続きです。

HID Fog-Lamp Switch

 こんな感じで、プリント基板ができました。
(プリント基板の作り方は、こちら

HID Fog-Lamp Switch

 部品をハンダ付けして、制御回路の完成です。

HID Fog-Lamp Switch

 こんな感じで、「ライトコントロールエレメント」の内部に埋め込みます。

 前回の続きです。

 たいした回路ではないので、ユニバーサル基板でも作れるのですが、いちおう1,000万円オーバーのクルマに実装するので、信頼性を考えて、プリント基板を起こすことにします。

HID Fog-Lamp Switch

 プリント基板のアートワークです。

HID Fog-Lamp Switch

 とりあえず、10セット分。

 前回の続きです。

 順番が逆になりましたが、「ライトコントロールエレメント」に来ている信号を解析し、制御回路に必要な信号を取り出します。 (本来であれば、こちらを先にやっておくべきでしたが)0xF9C7

HID Fog-Lamp Switch

 WDS上では、6本の信号が接続されているように見えますが、
(上記の回路図には、うち4本の信号が記されています)

HID Fog-Lamp Switch

 実際には、コネクタX10164には、8本の信号が来ています。

 テスターのリードを挿して、動作確認をしてみます。

HID Fog-Lamp Switch

 残り2本の信号の意味が不明のため、「ライトコントロールエレメント」の内部基板にテスターを当てて、解析します。

 なお、リバースエンジニアリングの結果は、公開いたしません。
(公開すると、すぐにパクるヤカラが湧くので)0xF9D1

HID Fog-Lamp Switch

 解析の結果、「スモールランプ」の点灯状態の検出に、“ちょっとした工夫”が必要であることが分かりました。

 これに合わせて、使用するPICを「PIC10F220」に変更するとともに、制御回路とコントロールプログラムも変更します。

 前回の続きです。

 ここのところ、いろいろと立て込んでおりまして、なかなか前に進みませんが、

HID Fog-Lamp Switch

 とりあえず、コントロールプログラムが完成しました。

HID Fog-Lamp Switch

 「ジャンピングワイヤー」という名のとおり、もの凄い“空中配線”状態になってますが、まぁハードの動作確認用ということで。0xF9C7

 ちっぽけな回路ですが、想定どおり動いた時の感動は、一入(ひとしお)です。少なくとも、“ショップにお任せ”になっているヒトには、味わえない「歓び」でしょう。
(いまのところ、どこのショップにも売ってないですし)0xF9D1

HID Fog-Lamp Switch

 フロントフォグランプの制御回路です。回路としては、非常に簡単です。
(電源回路等は、省略しています。また、抵抗等の型番も、省略しています)

 ブレッドボードを使ってデバッグしていた時に、気付いた点を一つ。

 リセット直後、I/OポートがInputに設定されたとしても、リレーが誤動作しないよう、パワーMOSFETのGate側にプルダウン抵抗を入れておいたのですが、リセット直後、なぜかリレーが動作してしまいます。

 もちろん、リセット直後のイニシャライズルーチンでは、I/OポートはOutputに設定しているのですが。

 しばらく悩んだのですが、理由は非常に簡単でした。(当たり前といえば、当たり前な理由でしたが)

 I/Oポートは、Outputに設定した直後は、“High”の状態になってるようです。(データシートによると、“Unknown”なのですが)

 よって、I/Oポートの入出力方向を設定した直後、Outputにしたポートについては、初期状態を強制的に設定(この場合は“Low”に設定)することにより、解決できました。

 勘違いの元は、リレーの動作状態の確認用にと設置した「パイロットランプ」(高輝度青色LED)でした。

 パイロットランプは、リセット直後は点かないので、リレー制御用のポートも“Low”になっているものとばかり思い込んでいたのですが、パイロットランプの制御は負論理でした。(“High”で点かなくて当然なのでした)0xF9C7

 ちなみに、試しにI/OポートをInputに設定したままにしておいても、リレーは誤動作しないので、プルダウン抵抗を入れた意味は、ちゃんとあるようです。

 ということで、これでハードとソフトは完成しました。

 つぎは、基板の作製と、ライトスイッチユニットへの実装です。
(いつになることやら・・・)