久しぶりのこのシリーズ。今年も出ました。0xF9F8
(画像は、BMW UKさんから拝借)
ミリ波レーダーによる自動追従システムかと思ったのですが、ぜんぜん違いました。
BMWならでは価値観により、これまでとは全く異なる、革新的で創造的な省エネルギーシステムが開発されました。
その名も、「Magnetic Tow Technology」(磁気牽引技術)。
BMW Magnetic Tow Technology
BMW's award-winning EfficientDynamics programme has been taken to the next level with the announcement of an innovative fuel and emissions saving system called Magnetic Tow Technology (MTT). In a bid to retain its World Green Car of the Year crown, BMW will launch MTT across its range today.
The unique system, developed in conjunction with NASA, works via a discreet unit located in the front valance that projects an enhanced magnetic beam 20 metres in front of the BMW. Once a suitable target car is located and the BMW is magnetically locked on behind it, the driver is then able to take his foot off the accelerator, turn off the engine and let the car in front do all the work. The towing car will not notice any change in manoeuvrability.
The BMW driver can unhook from the towing car at any time by depressing the clutch pedal to start the vehicle. This is the same method used to operate the existing Start Stop system. Drivers of automatic transmission BMWs need only move the lever into the ‘D’ position to continue on their way. Early research indicates that MTT could save as much as 30 per cent in fuel consumption and CO2 emissions. Gurus from BMW's in-house driving etiquette guide suggest flashing the car in front and giving a friendly hand gesture to thank them for the free ride.
BMW's Head of Innovation, Dr Noitt All, a specialist in Kinetic Ride And Propulsion, said: “BMW has always been a leader in the application of the very latest automotive technology. Up until now the EfficientDynamics programme has looked at ways of improving the performance of our own products, but we thought why burn your own fuel when you can burn someone else's?”
The 56-year-old boffin promised more to come from his innovation workshop but in the meantime recommended people email his colleague uve.vollenvorit@bmw.co.uk to be kept abreast of further developments.
このユニークな省エネルギーシステムは、NASAとの共同開発によって誕生し、フロント部に設置した強力な電磁石からの磁力により、前車に引っ張ってもらい、低燃費を実現しようというものです。
牽引されている間は、アクセルから足を離し、エンジンを切ることができます。また前車は、その操縦性に変化が起きないため、後車を引っ張っていることにまったく気付かないそうです。
このシステムにより、燃料消費量とCO2排出量が、30%も削減できるとのこと。
またBMW社内のドライビングガイドに依ると、“タダ乗り”させてもらう時には、前車にニコやかに手を差し出して道を譲り、後ろにサッと付けさせてもらうのがエチケットだとか。
これさえあれば、前車のスリップストリームに付くのが、楽しくなりますね。0xF9CF
さすがはBMW。単なる省エネルギーだけでなく、エコとエゴを両立しています。
開発したのは、BMW技術陣最高の頭脳、Noitt All博士だとか。気になる方は、BMW UKに、直接問い合わせてみてください。
ちなみに、本日は、4月1日です。
またも、だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の続きです。
HIDバラストの出力を変更する、「切換スイッチ」です。LEDの透過照明になっています。
この切換スイッチをコンソール周辺にそのまま付けると、「いかにも後から付けました」という“後付け感”バリバリなので、頭と手を使って、少し工夫してみることにします。
M3 Coupeのオリジナルの状態では、純正のスイッチユニット(正式名称:「ライトコントロールエレメント」)の青○の位置は、スイッチカバーで塞がれています。
(M3 Coupeでは、メーター等のイルミネーションの照度調節は、iDriveから電子的に行うため、3 Series用にはあったボリュームが、省略されています)
このスイッチカバーの部分に、切換スイッチを埋め込むことにします。
切換スイッチの中身です。3つの状態があり、45W出力の時、赤く点灯、25W出力の時、黄色く点灯します。
(中立状態(35W出力)の時は、LEDは消灯)
切換スイッチから延びているケーブルは、太くて扱いにくいため、単芯のコードに付け替えておきます。
(いつも使っているコードは、自動車用の、耐熱性のあるものを使っています)
純正スイッチユニットのスイッチカバーをフライス盤に固定し、エンドミルで切削します。
手作業(ヤスリ等による手加工)では、完璧な直線を出したり、四隅に均等にアールを出したりするのは困難です。このフライスマシンは、非常に重宝します。
加工の終わったスイッチカバーです(画像左側)。
純正スイッチユニットも、切換スイッチの中身の基板が載るよう、フレームを切削加工してから、基板を固定します(画像右側)。
スイッチカバーを取り付けた状態です。
M4のエンドミルを使ったので、四隅にはR2が付いています。
シーソー部分を取り付け、純正スイッチユニットを、元に戻した状態です。
シーソー部分とスイッチカバーとの間隔は、0.3mm程度です。
いや~、我ながら、コワいくらい上手くできました。まるで、最初から組み込まれていたかのような、カンペキな完成度です。(と、自画自賛)0xF9F8
ご存知、「BMW Performance Steering Wheel」です。
#右ハンドル車への装着時をイメージしやすいよう、画像を左右反転しています。
動作イメージは、こんな感じ。
エンジン回転数がシフトアップポイントに近づくと、LEDがピロピロピロっと点いて、シフトアップを促します。