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Porsche Archive

〔注 意〕
 ここで紹介する情報に基づいて改造を行った結果、万が一何らかの事故や損害等が発生した場合でも、当方は一切の責任を負いません。改造を行う場合には、全てご自分の責任で行ってください。


 前回の続きです。

 うんちくはほどほどにして、さっそく取り付け開始です。

Porsche PDK Paddle Shift Steering Wheel

 こちらが、Porsche標準のステアリングホイール。
(正式名称は、「シフトスイッチ付き3本スポーク・スポーツステアリングホイール」)

Porsche PDK Paddle Shift Steering Wheel

 まずは、BMW M3 Coupeの時と同様、エアバッグの暴発を防ぐため、バッテリー(のターミナル)を外します。

#それにしても、さすがはPorsche。重量物であるバッテリーが、フロントのど真ん中に載っています。(しかも、車軸ラインより内側(旋回中心側)に)

#また、バッテリーの真上から左右のサスペンションの付け根に向けて、くの字型にタワーバーが伸びています。(まさに“筋交い”のよう)

 と、感心しているバヤイではなく、

バーチャルでばっかり遊んでいてもなんなので、たまにはリアルネタを。


 またも、航空貨物が届きました。0xF8E6

Porsche PDK Paddle Shift Steering Wheel

 はるばる、10,000kmの距離を超えて、ドイツはベルリンから。

Porsche PDK Paddle Shift Steering Wheel

 テープに、「Porsche Genuine Parts」の文字があります。

 ワクワク。0xF9CF

 ライセンスランプカーテシランプトランクルームランプに引き続き、ルームランプもLED化します。

LED Room Lamp

 Porscheの標準状態のルームランプです。

LED Room Lamp

 裏側です。

 基本的には、BMWの時と同じような作りです。

LED Room Lamp

 とりあえず、バラバラに。

 中央のルームランプには、長さ41mmの「フェストンタイプ」(舟形、両口金)の電球、左右のマップランプには、T10の「ウェッジタイプ」の電球が使われています。

LED Room Lamp

 基板上に、LEDをハンダ付けします。

 縦横狂わず、綺麗に整列してハンダ付けするためには、ちょっとしたコツが必要となります。

 LEDは、全部で18発、発光点は、都合54個になります。

LED Room Lamp

 裏面です。

 チップCRDをハンダ付けします。

LED Trunk Room Lamp

 18発のLEDは、定格電流に近い「18mA」でドライブしており、かつ基板上に高密度に実装しているため、前回同様、アルミヒートシンクを使って放熱させます。
(左側の、30×30mmのものを2個使います)

LED Room Lamp

 フライスマシンを使って、アルミヒートシンクを所定の大きさに切り出し、「固まる放熱用シリコーン」を使って基板に固定します。

LED Room Lamp

 中央部分にLEDを固定する際に、フェストンタイプの電球の接点が邪魔になるため、ハンダを溶かして取り除きます。

LED Room Lamp

 リフレクターの内部に、LEDを固定します。

LED Room Lamp

 左右のマップランプには、カーテシランプの時と同様、ウエッジタイプのLEDランプを組み込んであります。
(そのままの長さだとクリアカバーと干渉するため、短縮加工してあります)

LED Room Lamp

 クリアカバーを元に戻して完成です。

LED Room Lamp

 ということで、ルームランプとマップランプのLED化、完了。0xF9C6

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 カーテシランプに引き続き、トランクルームランプもLED化します。

LED Trunk Room Lamp

 左側は、運転席側のフットランプやグローブボックス内に使われているランプ、右側は、(フロントの)トランクルーム内や(リヤの)エンジンルーム内に使われているランプです。

LED Trunk Room Lamp

 前述のランプの裏側です。まずは、右側のランプ(以下、トランクルームランプ)をLED化してみます。

 トランクルームランプには、長さ41mmの「フェストンタイプ」(舟形、両口金)の電球が使われています。

LED Trunk Room Lamp

 今回のお献立です。

 部品はすべて、「LEDパラダイス」(以下、エルパラ)さんから調達しました。

LED Trunk Room Lamp

 サーキュラーソウを使って、50×30mmの基板(5060 18LEDパネル基板)を、40×19mmの大きさに切り出します。

LED Trunk Room Lamp

 切り出した基板です。

 配線パターンを解析して、パターンを切らないギリギリの大きさで切り出しました。

LED Trunk Room Lamp

 部品をハンダ付けしたところです。

 LEDは、「白色 5060 3chip LED」のSMD(表面実装部品)で、大きさは5.0×5.0mmしかありません。

 また、エルパラさんの製作例では、330Ωの「チップ抵抗」を使っていますが、バッテリー電圧の変動や突入電流に対する耐性を持たせるため、これまでの作品に準じて、「チップCRD」(定電流ダイオード)を使うことにしました。

 チップCRD(S-183T)は、大きさが3.5×1.6mmしかなく、ハンダ付けには、かなりの集中力を必要とします。

#以前はどんなに細かな作業(作品例1作品例2)も大丈夫だったのですが、最近は年を取ったせいか老眼が進み、細かな作業がだんだんつらくなってきました。奥さんが宝石鑑定用に使っているルーペを使って、チップCRDの極性を確認しながら作業を進めました。0xF9C7

LED Trunk Room Lamp

 基板をトランクルームランプに組み込んだところです。

 市販の41mmのフェストンタイプの交換用LEDは、LEDが3発か、多くても6発のものしか見掛けません。

 今回は、限られたサイズの中で最大限に実装密度を上げており、10発のLED(発光点は都合30個)を組み込んだものは、そうそう無いのではないかと思います。

LED Trunk Room Lamp

 部品面です。

 10発のLEDは、定格電流に近い「18mA」でドライブしており、かつ基板上に高密度に実装しているため、このままでは点灯時に熱を持ってしまいます。
(結果として、長い目で見ると、LEDの耐久性(寿命)が落ちてしまうことになります)

LED Trunk Room Lamp

 そこで、これまでの作品同様、アルミヒートシンクを使って放熱させることにしました。
(右側の、21×12mmのものを2個使います)

LED Trunk Room Lamp

 サーキュラーソウを使って、アルミヒートシンクを所定の大きさに切り出し、「固まる放熱用シリコーン」を使って基板に固定します。

LED Trunk Room Lamp

 逆接続保護用の整流ダイオード(1N4007)をはさみ、配線を接続して完成です。

LED Trunk Room Lamp

 フロントのトランクルームランプ、標準の状態です。

LED Trunk Room Lamp

 LEDに交換した状態です。

 純白の光で、隅々まで照らし出されています。

LED Trunk Room Lamp

 リヤのエンジンルームランプ、標準の状態です。

LED Trunk Room Lamp

 LEDに交換した状態です。

 ということで、トランクルームランプとエンジンルームランプのLED化、完了。0xF9C6

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 ライセンスランプに引き続き、カーテシランプもLED化します。

LED Courtesy Lamp

 BMWの時には基板から自作しましたが、今回は手抜きをして、市販のものを購入しました。0xF9C7

 このLEDランプには、5050のSMD(表面実装部品)タイプのLEDが9個搭載されています。1つのLEDには3個の素子が組み込まれているため、発光点は、都合27個となります。

LED Courtesy Lamp

 標準のT10のウェッジ球の点灯状態です。

LED Courtesy Lamp

 クリアカバー(プラスチック製)は、クリップリムーバーを使って、車両前方側から外します。

#逆側(車両後方側)から外そうとすると、ツメの角度が大きいので、ドアパネル側が潰れてしまいます。

LED Courtesy Lamp

 LEDランプは、極性があるので、この段階で点灯することを確認しておきます。

#点灯しなければ、逆向きに差し込みます。

LED Courtesy Lamp

 元に戻します。

LED Courtesy Lamp

 ということで、カーテシランプのLED化、完了。0xF9C6

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