前回の続きです。
PSEスイッチの制御回路ができたところで、いよいよ取り付けです。
まずは、「コンバインドスイッチ」を、PSEスイッチ付きのものに取り換えます。
センターコンソール左右のサイドパネルを外します。
T30とT20のトルクスドライバーを使います。
左側のサイドパネルを外したところです。
前回の続きです。
PSEスイッチの制御回路ができたところで、いよいよ取り付けです。
まずは、「コンバインドスイッチ」を、PSEスイッチ付きのものに取り換えます。
センターコンソール左右のサイドパネルを外します。
T30とT20のトルクスドライバーを使います。
左側のサイドパネルを外したところです。
前回の続きです。
評価用の回路と制御用のプログラムができたところで、本チャン用の回路を作成します。
今回設計した回路です。
4ケタ万円のクルマですので、誤操作したり焼損したりしないよう、いくつかのフェイルセーフ機能を組み込んであります。
#すぐにパクって商売始めるヤカラが湧くので、回路の一部を省略してあります。0xF9D1
端子「PSE SW」は、「コンバインドスイッチ」のA10ピンを接続します。その名のとおり、PSEスイッチからの入力です。二段の抵抗により分圧し、PICに入力(GP0ピン)します。
GP0ピンの前に逆向きに入っているダイオード(D1)は、“ツェナーダイオード”で、回路に一定以上の電圧が掛かった場合、電流を逃がし、PICを保護します。
端子「EV0, EV1」は、ソレノイドバルブに接続します(無極性)。
ソレノイドバルブの前に逆向きに入っているダイオード(D2)は、“ダンパーダイオード”で、ソレノイドバルブを開閉した際に発生する逆起電力から、回路を保護します。
PICの出力(GP2ピン)の先のFETは、NチャンネルのパワーMOSFETで、1A程度の回路を余裕でドライブすることができます。
MOS FETのゲートの前に入っているブルアップ抵抗は、電源投入直後のPICの初期化前でも、ゲートを強制的に引っ張り上げ、ソレノイドバルブの誤動作を防止します。
端子「PSE LED」は、「コンバインドスイッチ」のA11ピンを接続します。ソレノイドバルブの動作に応じて、PSEスイッチ右上のLEDインジケーターを点灯させます。
PICの出力(GP1)の先のTrは、NPNトランジスタで、基板上の部品点数を減らすため、バイアス抵抗内蔵型のものを使っています。
たいした回路ではありませんが、信頼性を考えて、プリント基板を起こしました。
前回の続きです。
「PSEスイッチ」からの入力に基づき、ソレノイドバルブやLEDインジケーターを制御するため、PIC(Peripheral Interface Controller)を使うことにします。
こちらは、以前にもご紹介した、世界最小のマイクロコンピュータ、Microchip Technology社の「PIC10F200」です。
8ピンのPDIPパッケージで、小指の先ほどの大きさもありませんが、これでも、チップ内部に4MHzのクロックを内蔵し、処理能力1MIPSを持つ、歴としたRISCプロセッサです。
「PICkit 3 In-Circuit Debugger」で扱うため、PIC10F200シリーズ専用の書き込み基板を作成しました。
工房特製、大きさ26mm×22mmの、ミニミニサイズです。
前回の続きです。
「Porsche Sport Exhaust System」(以下、PSE)の動作を制御するための、「Combined Switch」(コンバインドスイッチ)です。
品番は「997.613.563.01.A05」、価格は「71.70ユーロ」(約9,130円、輸送費除く)でした。
この、「マフラーのアイコンが描かれたスイッチ」(だけ)が欲しかったのです。
で、世の中には、「PSEコントロールキット」なるモノがあり、手元のリモコンでPSEの制御をカットし、“常時爆音化”できるパーツがあるようです。
しかしながら、少しばかりの電気の知識さえあれば、そんなパーツに大枚をはたく必要はありません。0xF9D1
またも、だいぶ間が開いてしまいましたが、前回の続きです。
PCから購入すると、部品代だけで約43.0万円、個人輸入しても、約31.6万円(輸送費除く)もする「Porsche Sport Exhaust System」(以下、PSE)ですが、
某オークションにて、新品を14.1万円で入手することができました。
落札価格は、20.1万円だったのですが、送られてきた商品を確認したところ、なんと、「デュアルテールパイプ」にキズが入っていることが判明。0xF9FC
装着すれば見えなくなるところであれば、まだなんとか我慢もできますが、さすがにPSEの“キモ”ともいうべき部品にキズがあるとなると・・・。