SOARISTO工房 Logo
Computer Archive
2011/07/24

 ということで、チップセットのSATAインターフェースでは、パフォーマンスが思うように上がらないことから、専用のRAIDボードを購入することにしました。

rr2720sgl01.jpg

 HighPoint社の「RocketRAID 2720SGL」(購入価格:121.77ドル=約9,800円)です。

 秋葉原では、1万円台後半で売られてます。

rr2720sgl02.jpg

 同時に購入した「INT-MS-1M4S」(購入価格:15.59ドル=約1,250円)です。Mini-SASコネクタを、4つのSATAコネクタに変換するためのケーブルです。

rr2720sgl03.jpg

 ヒートシンクに覆われていて見えませんが、RAIDコントロール用のチップは、Marvell社の「88SE9485」を使っているようです。

#「Maximus IV Extreme」も、RAIDコントロール用にMarvell社のチップ(88SE9182)を積んでいますね。

 Mini-SASコネクタが2つあるのが見えると思いますが、このカード1枚で、最大8台までのSATAドライブをコントロールすることができます。

rr2720sgl04.jpg

 インタフェースは「PCI Express 2.0 x8」ですが、「Maximus IV Extreme」では、「PCIe 2.0 x16スロット」に挿入して使っています。

 さて、さっそくパフォーマンスチェックです。

hgst-hd02.jpg

 前回の、チップセットのSATAインターフェースでRAID5を組んだ場合です。

 シーケンシャルリードでは、HD単体の3倍のパフォーマンスを示していますが、逆にシーケンシャルライトでは、8分の1にまで低下してしまいました。

rr2720sgl05.jpg

 「RocketRAID 2720SGL」の場合です。

 シーケンシャルリード/ライトとも、HD単体の2.7倍となっています。チップセットRAIDに比べると、リードでは若干低く(477.3MB/s→438.5MB/s)なっていますが、ライトでは、著しい改善(20.82MB/s→430.5MB/s)を示しています。

 ということで、シーケンシャルでは、リード/ライトとも、理論値である約3倍(4台構成の場合)を達成しました。

 これで、「Ultimate Tera Storage Machine」として、地デジをごりごりキャプチャーすることができるようになりました。0xF9F8

2011/07/06

 SSDに続いて、HDです。

deskstar01.jpg

 3TB版が出て、安くなったところで買いだめしてあった2TB版のHD(HGST 0S03191)ですが、4台繋いでRAID5を組んみることにします。

hgst-hd01.jpg

 まずはじめに、単体での場合です。

 シーケンシャルリード/ライトとも、160MB/s程度となっています。

hgst-hd02.jpg

 つづいて、マザーボードの3Gb/sのポートに4台繋いで、RAID5を組んだ場合です。

 シーケンシャルリードでは、3倍のパフォーマンスを示していますが、逆にシーケンシャルライトでは、8分の1と、大きくパフォーマンスが低下しています。

 やはり、チップセットのSATAインターフェースで、CPUがしこしこパリティーを計算していたのでは、パフォーマンスが上がらないようです。
(自明といえば自明ですが)

 CPUの負荷率はチェックしていませんが、ディスクアクセス時には、相応のパフォーマンスを食ってしまうはずです。また、地デジをキャプチャしながら書き込むには、少しパフォーマンスが足りないように思われます。

 う~む、悩ましい。

2011/07/02

 最近の流れに乗って、

corsair-ssd01.jpg

 SSD(Solid-State-Drive)を買ってみました。

 メインメモリと同じCorsairの、「CSSD-P3128GB2-BRKT」(購入価格:22,470円×2台)です。

 今回は、128MBのモデルを2台買い、RAID0を組んでみることにします。

corsair-ssd02.jpg

 SATA3.0(6Gb/s)のインターフェースを持ち、読み込み最大410MB/s、書き込み最大210MB/sのパフォーマンスを持つと謳われています。

 中身は、部品の配置からすると、PLEXTORのSSDのようです。
(パッケージの写真とは、本体色がぜんぜん違いますし)

corsair-ssd03.jpg

 3.5インチベイは、SSD×2台、HD×4台で、フル実装状態です。

 さっそく、CrystalDiskMarkでパフォーマンスチェックです。

corsair-ssd04.jpg

 まずはじめに、SSD単体での場合です。

 謳い文句どおり、読み込み400MB/sオーバー、書き込み200MB/sオーバーを達成しています。

corsair-ssd05.jpg

 つづいて、マザーボードの6Gb/sのポートに2台繋いで、RAID0を組んだ場合です。

 シーケンシャルリード/ライトで、SSD単体の時と比べて、約2倍のパフォーマンスを実現しています。

 このRAID0を組んだSSDに、Windows7 Ultimate(32bit版)をインストールして、起動時間を比較してみました。

 HDの場合には、起動まで44秒掛かっていましたが、SSD(RAID0)の場合には、34秒となりました。

2011/04/24

 工房では、開設当初から、アクセスログの解析機能を独自に作り込み、運用してきました。収集している情報の一部は、こちらで公開しています。

 その中で、「キーワード解析」というものがあります。これは、訪問者が、Googleをはじめとする各種検索エンジンにて、どのようなキーワードを使って検索し、工房に辿り着いたかを示すものです。

 苦労して作り込んだ割には、これまで放ったらかしにしていましたが、はたと、
   「これは、もしかして非常に貴重な情報なのでは?」0xF9A0
と思い付き、SEO対策として活用することにしました。

 蓄積したキーワード情報の生データです。(都合上、上位100位までを表示)

 これらは、各種検索エンジンからのリファラーから抽出したものです。
(若干、文字化けしたものが含まれていますが)

 よく見ると、検索エンジンで検索されたキーワード情報は、単体(1ワード)の場合もありますが、複数のキーワードから成っているものも、多くあります。

 ここで、例えばつぎのようなキーワード情報があったとした場合、

 "HID 取り付け" 500hit
 "HID バラスト" 300hit
 "バラスト 改造" 200hit
 "バラスト ハイワッテージ" 100hit

 キーワード単体での累積カウント数は、

 "HID" 800hit
 "バラスト" 600hit
 "取り付け" 500hit
 "改造" 200hit
 "ハイワッテージ" 100hit

となり、リファラーからのキーワード情報の順位とは、必ずしも一致しないということになります。
(当たり前ですが)

 よって、キーワード情報(以下、複数のキーワードを含むことから、「クエリ」と呼ぶことにします)に含まれるキーワード単体に注目し、その累積カウント数を調べることにより、高ヒット率のキーワードを抽出することができます。
(簡単にいうと、クエリを単体のキーワードに分割して、キーワード毎にカウントするということです)

#ついでに、半角やら全角やらがゴチャ混ぜになっているので、この際、キレイに整形します。

 PHPスクリプトは、とても簡単です。(keyword.php)

 まず、クエリを収めたデータファイル(keyword.dat)を読み出し、クエリとクエリのカウント数を、配列($LineArray)に格納します。

 つぎに、クエリをキーワードに分割する前処理として、「全角英数字を半角に」「全角スペースを半角に」「半角カナを全角に」「アルファベットの小文字を大文字に」変換します。

 つづいて、半角スペースを区切りとして、クエリをキーワードに分割し、連想配列($KeywordArray)に格納していきます。
(新しいキーワードが出てきた場合には、新たに連想配列を作成し、カウント数をセットします。過去に現れたキーワードであった場合には、カウント数を加算します)

 最後に、連想配列を、累積カウント数でソートしてから、上位100位までを表示し、終了します。

#日本語処理(マルチバイト文字列の処理)に、ちょっとしたコツが必要となりますが、こちらを参考に。

 実行結果です。

 当初、約2.7万個のクエリがありましたが、最終的に、約5.5万個ものキーワードに分解、整理されました。

 冒頭のキーワード情報の生データとは、順位が異なっていることにお気付きいただけるかと思います。

 
 で、これを何に使うかだって?

 それは、ヒ・ミ・ツ、ということで。0xF9F8

#クルマ関係のサイトとしては、非常に貴重な情報かと。

2011/04/23

 ときどき、みょ~にプログラムが組みたくなることがある訳で、0xF9BE

 工房blogのサイトマップは、MT5にテンプレートを組み込んで、エントリの作成時等に自動的に生成するようにしていますが、工房本体については、作っていませんでした。

 そこで、ネット上の「サイトマップ作成サービス」を使って生成したのですが、さすがに無料なだけあって、更新日時等がかなりいい加減です。0xF9A5

 仕方がないので、自分で作ることにしました。

 ついでに、SEO対策として、「とある工夫」をすることにしました。

 工房の各ページは、<frame>を使って構成していますが、<frame>を使ったページ構成は、Googleのサイトクローリングとは相性が悪いようです。

 とはいえ、いまさらページ構成を大きく変えるのは骨が折れるので、解説ページなどを参考に、対策を打つことにしました。
(どのような対策を打ったかについては、別の機会に述べることにします)

 まずは、その前段となる情報を生成します。

 PHPスクリプトは、とても簡単です。(sitelink.php)

 まず、サイトマップファイル(sitemap.xml)を読み出し、<loc>タグの間に記述されているURLを抽出し、配列($SitelinkArray)に格納します。

 つぎに、URLからサーバ上のソースファイルのパス($SitesrcDataName)に変換し、そのファイルが更新された日時を得て、配列に格納します。

 つづいて、サーバ上のソースファイルを読み出し、<title>タグの間に記述されているタイトルを抽出し、配列に格納します。

 最後に、配列を、サイトマッププロトコルに基づいてサイトマップファイル(sitemap-new.xml)を出力し、終了します。

 実行結果(画面)です。

 このソースファイルをコピペして、SEO対策に使います。

 実行結果(出力ファイル)です。

 オプション情報は、<lastmod>タグだけを出力し、<changefreq>や<priority>は出力しないことにしました。