SOARISTO工房 Logo
Computer Archive
2023/03/26

 しばらくぶりの、PCネタです。0xF9BB

 かなり以前に、「VAIO-Z」(PCG-Z1X/P)の延命措置として、メモリを増設したり、HDDをSSDに置換したりしましたが、またも同じことをします。

SONY VAIO VJS1511, Upgrade Memory and SSD

 こちら、奥さんのVAIO S15のカスタマイズモデル、「VJS1511」です。

 2016年3月に購入しているため、かれこれ、もう7年も使っていることになります。

 OSは、なんとWindows 7。

 Microsoftのサポートは、ご存知のとおり、とっくの昔、2020年1月に終わっているのですが、いまだに使い続けていたという・・・。0xF9C7

 なんやら、楽譜を書くにあたって、Windows 10でないと動かないソフトがあるとのことで、アップグレードして欲しいというリクエスト。

 このタイミングを捉え、デュアルCPUサーバにバックアップを取り、メモリ増設とSSD置換をすることにしました。

SONY VAIO VJS1511, Upgrade Memory and SSD

 VAIO S15は、VAIO-Zと異なり、メモリとHDDには、とても簡単にアクセスすることができます。

 メモリは、標準4GBに8GBを増設して12GBとし、HDDは、1TBのハイブリッドHDDとしていました。

#自分でカスタマイズしておきながら、忘れていた。0xF9C7

2022/06/25

 前回の続きです。

 アクリル板を組み合わせ、RAIDのスタックボックスを作製し、PCケースにビルトインしたまでは良かったのですが・・・、

LSI MegaRAID SAS 9362-8i Global Active LED Signal Control Circuit

 「LEDチカチカ回路」に、ハード的なバグがありまして、作り直すことにしました。

 左側が、弐号機で、右側が、参号機。

LSI MegaRAID SAS 9362-8i Global Active LED Signal Control Circuit

 「RN1201」を「2SC2458-Y」に、「RN2201」を「2SA1048-Y」に、置き換えています。

#基板上がぴっちぴちなので、ICソケットの下にまで、抵抗を忍ばせています。

 んが、しかし・・・、

 ブレッドボード上では動くのですが、ユニバーサル基板に組むと、なぜだか上手く動きません。

2022/05/08

 前回の続きです。

 前回は、RAIDアレイを構成するための「スタックボックス」を、アクリル板を組み合わせて作製しました。

Making of RAID Disk Array HUS728T8TALE6L4

 こちらは、今回使用する、3.5インチのハードディスクドライブ、Western Digitalの「HUS728T8TALE6L4」(8TB、SATA 6Gbps、7,200rpm)です。

 同じ製造年月日のものを、6本用意しました。

Mini-SAS HD (SFF-8643) to SATA 7pin Fanout Cable

 こちらは、HDDとRAIDコントローラー(LSIの「MegaRAID SAS 9362-8i」)を接続するための、「ファンアウトケーブル」です。

 HDD側が、SATA(7ピン)コネクタで、RAIDコントローラー側が、Mini-SAS HD(SFF-8643)コネクタになっています。

 HDD側のSATA信号コネクタは、通常は4本のケーブルに分かれていますが、今回は3本しか使わないため、1本は途中でカットしています。

 ケーブルは、自動車の配線に用いられる「ケーブルハーネス用フリース粘着テープ」(tesa製)を使って、きちんと結束し直してあります。

 また、「示名条片」も、いい加減なモノが付けられていたため、TEPRA Proを使って作り直してあります。(Port0: #1~#3、Port1: #4~#6)

 このファンアウトケーブルを2本使用し、6本のHDDをRAIDコントローラーに接続します。

2022/03/26

 前回の続きです。いよいよ、最終段階に近付いてきました。

 前回は、RAIDコントローラーを水冷化し、系に組み込みましたが、今回は、ディスクアレイを収めるボックスを作製し、巨大なRAIDストレージを構成することにします。

Making of RAID Disk Array HUS728T8TALE6L4

 こちらは、今回使用する、3.5インチのハードディスクドライブです。

 Western Digitalの「HUS728T8TALE6L4」(8TB、SATA 6Gbps、7,200rpm)です。

 同社の「WD Gold」シリーズで、データセンターなど、エンタープライズ向けのストレージとなっています。

 元を辿れば、HGST(Hitachi Global Storage Technologies)の「Ultrastar」シリーズで、さらに元を辿れば、IBMのストレージ部門であった時代から、脈々と受け継がれた技術が使われています。

 今回は、このHDDを6本(48TB)使用し、RAID6を組んで32TBのストレージを構成することにします。

Making of RAID Disk Array for Water Cooling PC

 作製中の「デュアルCPU/デュアルGPU」マシンの上部です。

 今回の自作水冷PCのコンセプトは、“ミドルタワーケースに、すべての機能を押し込む”、です。

 ちょうど、その昔、ミドルサイズのボディーに、V10ツインターボエンジンを押し込んだ「Audi RS6 Avant」のように。

 それにしても、6本のHDDを収納するには、かなりスペースが限られています。さらに、ケース内部の放熱についても、考慮しなければなりません。

2022/02/26

 前回の続きです。

 グラフィックボード(ビデオカード)の水冷化につづき、 RAIDカードの水冷化に掛かります。

 ターゲットは、こちら。

NEC N8103-178 Avago MegaRAID SAS 9362-8i Water Cooling

 NECのRAIDコントローラ、「N8103-178」です。

 NECのPCサーバ、Express5800シリーズ用のオプションですが、中身としては、LSIの「MegaRAID SAS 9362-8i」となっています。

 MegaRAIDというRAIDカードは、元々「LSI Logic」という会社がリリースしていましたが、その後、2014年に「Broadcom」に買収され、さらに、2016年に現在の「Avago Technologies」に買収されるという、IT企業ならではの、数奇な運命を辿っています。

RAIDカードの水冷化(2)」(2014年8月30日)

Water Cooling for RAID Card

 LEDを仮点灯。

 ちなみに、こちらは、以前にLSIの「MegaRAID SAS 9265-8i」を水冷化し、日亜化学の超高輝度LED、「NSPG300A」を組み込んだ時の模様です。