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Computer Archive
2012/02/25

 ジャストシステムのATOKを購入しました。最新版となる「ATOK 2012 for Windows」は、2月10日の発売でした。

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 このATOK、今年で誕生30周年だそうです。PC-9801で出ていた「一太郎」の頃から使っているので、かれこれ四半世紀は使っていることになります。

 途中、MS-IMEなども使ってみましたが、やはり98(キューハチ)世代の職人は、ATOKから離れられません。0xF9C7

 秋葉原の某店では、通常版のパッケージ製品が7,980円で売られていますが、PCパーツと一緒に買うと、なぜか3,990円になるとのことで、買うつもりは無かったのですが、買ってしまいました。
(現在、ATOK 2006を使っていて、「Ultimate Tera Storage Machine」も新しくなったので、この機会に購入することにしました)

2012/02/18

 前回の続きです。水漏れが発見されたため、リカバーします。

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 水道補修用の防水シールテープ(198円)です。
(ほとんど配管工状態)0xF9C7

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 「EK Water Blocks」の水冷ブロックと「Koolance」のフィッティングとの組み合わせには、まったく問題が無かったのですが、「Phobya」の温度センサーと「Koolance」のフィッティングとの間で問題が発生しました。

 温度センサーの首下が微妙に長く、僅か1.5mmほどの隙間から、蒸留水がしみ出すように漏れていました。

 写真のように、防水シールテープを巻いてもダメで、けっきょくは、「Oリング」を内部に挟んで解決することができました。

 ということで、都合、2回ほど試験運転しています。
(実運用に入ってから気づいたのでは、タイヘンなことになっていました。問題無いことが確認できるまで、試験運転は必ずすべきです)

 なお、1回目の試験運転の際に、蒸留水の表面に、薄~く油の膜のようなものが張っていました。おそらく、水冷ブロック(あるいはラジエーター)を加工した際の、「切削油」が流れ出たものと思われます。また、蒸留水自体が、少し白濁していました。

 実運用の際に、クーラントに悪影響を及ぼさないためにも、試験運転はしっかりやっておくべきです。

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 紹介が遅くなりましたが、上側が、今回使用したチューブです。

 当初、「Koolance」のチューブ(1.79ドル/30.5cm)を買ったのですが、PVC(ポリ塩化ビニル)製で柔軟性が低く、特にいまのような気温の低い季節には、硬く渋くなってしまい、パイピングの引き回しに難儀します。

 そこで、「Tygon」の「R-3603」(2.50ドル/30.5cm)というチューブを使うことにしました。もともとは理化学研究室などで使われているチューブで、柔軟性が高い(温度による硬化が低い)だけでなく、安定性(耐薬品性)が高く、優れた特性を持っています。
(日本は、1,680円/mとかいうボッタクリ価格で売られてたりしますが)

 下側は、以前に紹介した、「折れ防止コイル」(「SPR-13GN」、2.99ドル)です。

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 ついでに、内部照明にもこだわってみました。

 「EK Water Blocks」のCPU用とメモリ用の水冷ブロックには、Φ3mmのLED用の穴が、2つ開けられています。ここに、PCファンの時と同様、日亜化学の緑色LED(「NSPG300A」、250円/個、指向角:15°、光度:6,800mcd)を取り付けることにしました。

 ただ、Φ5mmのLED(「NSPG500DS」、指向角:15°、光度:37,700mcd)はすぐに見つかったのですが、Φ3mmのLEDは、秋葉原駅周辺でも取り扱っている店が無く、あっちこっちを探し歩いて、やっと見つけることができました。

#ちなみに、中○製だか台○製だかの格安緑色LEDはすぐに見つかりますが(70円ぐらい/個)、カタログ値でも、指向角:15~25°、光度:6,000~7,000mcd、波長:505~535nmとバラツキが大きく、さすがにパチもんだけあって、品質はボロボロです。0xF9D1

 今回は、色相の統一を図るため、少し高くても、あえて日亜化学のLEDにこだわってみました。

 左上は、石塚電子のCRD、「E-183」(60円/個)です。回路に流れる電流を、18mA程度(16~20mA)に保つことができます。緑色LEDの定格電流が20mAなので、ちょうど良い特性を持っています。

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 こんな感じで、二股にしてみました。

 写真のように、端子部を熱収縮チューブで覆って絶縁しておきます。φ3mmのLEDなので、φ5mmのLEDに比べると、かなり細かい作業となりますが、根気よくハンダ付けします。

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 水冷ブロックに装着し、テスト点灯させたところです。
(配線は、まだ整理していないので、ぐじゃぐじゃです)

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 いや~、ちょっとハデ過ぎかも。0xF9C7

 にしても、かなりSFチックな内部照明になりました。

2012/02/05

 前回の続きです。

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 今回の主役である「Aquagate Max」です。内蔵されていたポンプを、「DP-600」から「DP-1200」に強化してあります。

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 リザーバーには、内部照明用として、φ5mmの緑色LEDが2ヶ所に付いています。これらを、PCファンの時と同様、日亜化学の「NSPG500DS」(180円/個)に付け換えてみました。

 もともと付いていたLEDを、わざわざ日亜化学のLEDに換えたのは、色相の統一を図るためです。

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 水冷システムを稼働させる前に、下準備をします。蒸留水で、水冷ブロックやラジエーター、チューブの内部を洗浄するのです。あわせて、水漏れがないかどうか、チェックします。

 左側は、下準備のために使う蒸留水(コンタクトレンズ用の精製水)です。薬局やスーパーなどで、100円程度/500mLで入手できます。

 右側は、本番で使うクーラント(「EK-Ekoolant UV Lime GREEN」、6.98ユーロ/1L)です。蒸留水で希釈せず、そのまま使うタイプです。UVリアクティブで、紫外線を当てると淡く発光します。

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 Aquagate Maxの天板に、クーラントの注入口があります。クーラントをこぼさないよう、漏斗を使って慎重に注入します。

 今回の水冷システムでは、クーラントは1Lほど必要でした。

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 まずは蒸留水を注入して、24時間程度、試験運転します。

 試験運転の際には、マザーボード等には電源を供給せず、ポンプにのみ電源を供給するようにします。
(「ATX電源検証ボード」を使って、電源ユニットだけONにします)

 水冷ブロックとフィッティングの繋ぎ目などから水漏れしていないかどうか、慎重にチェックします。万が一、水漏れが発見された場合には、直ちにポンプを止め、マザーボード等に被害が及ばないよう養生します。

 ということで、試験運転したところ、問題発生っ!!0xF9FC

2012/01/29

 つづいて、温度センサーを組み込みます。

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 左側は、「Aquagate Max 限定版」付属の温度センサーです。

 以前にも書いたとおり、今回の水冷システムでは、チューブのサイズを、内径3/8インチ(9.5mm)から内径1/2インチ(12.7mm)に変更しているため、付属の温度センサーは使えません。

 そこで、右側のPhobyaの「Temperature Sensor In/Outer Thread G1/4」(12.99ドル)を購入しました。パイピングの途中にあるフィッティングに割り込ませるタイプの温度センサーです。

 なお、市販されている温度センサーには、25℃で10kΩを示すタイプと、25℃で50kΩを示すタイプとがあります。よって、コネクタの形状が合うからといって、そのまま単純にコントローラーに接続したのでは、正常に温度が検出できないことがあります。

 テスターを使って、Aquagate Max付属の温度センサーを確認したところ、10kΩのタイプでした。また、「Maximus IV Extreme」付属の温度センサーも、10kΩのタイプでした。

 都合の良いことに、どちらのコントローラーに繋いでも、正常に温度を検出することができそうです。
(温度センサーをマザーボードに接続して、付属のツール類で確認した方が、細かなコントロールができそうなので)

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 こんな感じで、PCIスロットのところに、専用のブラケット(「BKT-PCI-G」、10.99ドル)を挟んで、そのフィッティングの途中に割り込ませることにしました。

 クーラントが、CPUやグラフィックカードを巡回して最も暖まった状態の温度と、ラジエーターを巡回して最も冷やされた状態の温度とを、1ヶ所で測定することができます。

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 ラジエーターをセットすると、こんな感じになります。

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 ラジエーターとPCケースとの間です。

 アールがきついので、チューブが潰れてしまわないように、「折れ防止コイル」(「SPR-13GN」、2.99ドル)を入れて保護してあります。

 この折れ防止コイル、「こんなアイデアもあったのか!」と感心してしまいました。

 チューブは、何も付けていない状態だと、アールがきつくなるに従って潰れていく(断面が楕円形になっていく)のですが、この折れ防止コイルを付けると、ほぼ真円を保ったまま曲げることができます。

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 製作開始からだいぶ時間が経ってしまっていますが、徐々に完成に近付いてきました。

2012/01/29

 前回はマザーボード周りでしたが、グラフィックカードにも水冷ブロックを組み込みます。

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 「ENGTX580/2DI/1536MD5」を分解したところです。上にあるのが、純正のヒートシンクです。

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 CPU周りの時と同様、サーマルパッドのカスが残っている場合があるので、丹念に脱脂しておきます。

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 水冷ブロックの裏側です。

 インストレーションマニュアルには、「サーマルパッドを、MOS FET等の大きさに合わせてカットするように」と書かれていますが、数10個もあるチップに合わせてちまちまとカットしていたのでは、日が暮れてしまいます。

 そこで、補修用として出ているサーマルパッドを追加購入して、リボン状に切り出し、写真のように貼り付けました。

 サーマルパッドには、3種類の厚み(0.5mm、1.0mm、1.5mm)のものがあり、場所に合わせて(チップと水冷ブロックとの隙間に応じて)使い分けます。

 貼り付ける位置と大きさは、グラフィックカード上のチップと水冷ブロック上の凹凸とを“にらめっこ”しながら、チップを十分にカバーできるところとします。

 貼り付ける際には、鏡面加工されている金属面に傷や指紋を付けないように気を付けるとともに、サーマルパッドと水冷ブロックとの間に空気が入らないよう、細心の注意を払って貼り付けます。
(少しでも空気が入ってしまった場合には、根気よく、いったん剥がして貼り直します)

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 水冷ブロックを取り付けたところです。

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 「ENGTX580/2DI/1536MD5」は、PCIスロット2枚分の厚さがありますが、水冷ブロックを組み込むことにより1枚分の厚さになります。

 純正で取り付けられている2枚分の厚さのブラケットを、1枚分の厚さのブラケット(「BKT-VD004P」、9.99ドル)に交換しておきます。