「BRAVIAプロジェクター」(VPL-VW60)が届いてから、ずいぶんと間が開いてしまいましたが、
いよいよ、「DIYホームシアター」の最終段階として、プロジェクターを天井から吊り下げる工事を始めることにします。
まずは、取扱説明書などを元に、取り付け位置を算定します。
天井に取り付けるための金具は、「PSS-H10」(希望小売価格:80,850円、購入価格:55,929円)を使います。
スクリーンの中央が、プロジェクターのレンズ中心と正確に一致するよう、慎重に位置決めをします。
天井から吊り下げるにあたっては、金具が2.5kg、プロジェクター本体が約11kgもあることから、しっかりと固定できる方法を採ることとします。
ベストな方法は、天井のコンクリート面にアンカーを打って、そこからロングボルトを垂らして固定する方法がありますが、さすがにそれはできません。
(建設時に頼んでおけばできたのですが、例によってボッタクリ価格を提示してきたので、その場で断りました)
そこで、つぎの方法を採ることにしました。
天井裏には、天井そのもの(石膏ボード)を支えるために、“梁”が走っています。
この梁を跨ぐように、十分な厚さのベニア合板を渡して、そこからボルトを垂らして固定します。ちょうど、2本の梁に、ベニア合板をブリッジさせるような感じです。
こうすれば、プロジェクター等の荷重は、梁全体に掛かることになります。
梁を避け、梁と梁の間に取り付け位置がくるよう、「壁裏センサー」を使って、天井裏の状態を調べます。
調べた結果、青線の位置に梁があるようです。梁の間隔を測ったところ、ちょうど30cmだったので、これでほぼ間違いないでしょう。
穴を開ける位置を、正確に決めます。
穴の大きさは、金具を取り付けた際に、ちょうどきれいに隠れ、かつできるだけ大きなサイズとなるよう、110mm(W)×115mm(H)としました。
カッターとハンドソー(小型のノコギリ)を駆使して、慎重に切り出します。
天井裏の様子です。(穴から、スクリーン方向を見たところ)
予想していたとおり、梁(アルミフレーム)が等間隔で横に走っています。
穴から、オーディオラック(AVアンプ)の方向を見たところです。
この後、「通線機」を使って、HDMIケーブルと電源ケーブルを引き回すことになりますが、まぁ、なんとかなりそうな距離です。
なお、天井のコンクリート面と石膏ボード上面との間隔は、約105mmでした。手を入れて作業ができるギリギリの大きさです。
ということで、第一関門突破。0xF9C6