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2012/09/02

 構想から5年2ヶ月、購入から3年10ヶ月。(うち、放ったらかし約4年)0xF9C7

 つ、ついに、この時を迎えました。0xF9CF

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 下から見ると、宇宙船の母船のようなデザイン。

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 「SXRD」(Silicon X-tal Reflective Display)の文字が輝いて見えます。

 約4年の放ったらかしの間、時代は「倍速駆動」から「3D」へ、さらには「4k」へと進んでしまいましたが、この「フルHDパネルSXRD」による、高コントラストで高解像度な映像は、いまだに色褪せることはありません。

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 当初の音場空間の設計。(ITU-R勧告に基づく7.1chスピーカーの配置)

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 設計図を引き、

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 フレームを組み上げ、

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 壁を盛り、

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 時には天井裏に潜り込み、

 これまでやったことのない、複雑な工程を経て、

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 17.5畳のリビング空間を使い切り、DIYホームシアター、堂々完成ですっ!!

 いや~、長かった。(放ったらかしが)0xF9C7

 さて、いよいよ上映会の開始です。0xF9F8

2012/09/02

 ということで、いよいよ吊り下げです。

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 プロジェクター本体は約11kgと重いので、作業は必ず2人掛かりで行います。

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 吊り下げたところです。

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 後ほど本体の調整機能を使ってレンズシフト等を調整することができますが、まずは本体の物理的な水平を出しておくことにします。(微妙にズレていると気持ちが悪いので)

 水平を出すには、このような「ミニ水準器」を使いました。(ホームセンターで700円ぐらい)

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 HDMIケーブルおよび電源ケーブルを接続します。

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 投映位置の微調整に入ります。

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 レンズ調整モードに入り、レンズズーム、レンズシフト、レンズフォーカスを合わせます。

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 100インチのスクリーンいっぱいに、ブルーバックが表示されるよう調整しました。

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 まだ画質を追い込んで(調整して)いないので、黒が浮いているように見えますが、絵としてはこのような感じになります。

2012/08/26

 またも、だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の続きです。

 大人の夏休みも終盤を迎え、そろそろ本気で“夏休みの工作”に取り組まなければなりません。

#まぁ、プロジェクターを購入してから、4年近くも放ったらかしなので、いまさら焦る必要もないのですが。

 天井裏や壁の中にケーブルを通すには、「シアターパネルの製作」の時にも使いましたが、

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 このような「通線機」を使います。

#一般のご家庭には、あまりないツールだと思いますが。0xF9C7

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 第一段階として、プロジェクターの吊り下げ位置から、側面の壁にある中間地点まで、HDMIケーブルとVVFケーブル(電源ケーブル)を通します。

 VVFケーブルは、プロジェクター(VPL-VW60)がアースを必要とするため、3芯のものを使いました。

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 第二段階は、ちょうど良いところに、24時間換気のためのダクトがあったため、それを丸ごと外して作業口として使い、中間地点からケーブルを通しました。

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 中間地点となる作業用の穴は、壁掛け時計があったところです。

 壁に開けた穴は、クロス屋さんから教えてもらった「重ね切り」の技を駆使して、跡形もなく元に戻す訳ですが、“できるだけ目立たない位置に”ということで、壁掛け時計の裏にしました。

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 壁に開けた穴の内面は、顔が入らないので(当たり前ですが)、デジカメで撮影して状況を確認しながら、作業を進めます。

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 HDMIケーブルは、AVアンプ(TA-DA5400ES)の裏側にちょうど来る高さにコンセントホールを作り、そこから通しました。(撮影用に、カバーは外してあります)

 VVFケーブルは、もともとあったコンセントから、電源(およびアース)を取りました。

 ということで、今回の最大の関門であった、HDMIケーブルとVVFケーブルの通線が終わりました。

#ちなみに、電源ケーブルの敷設やコンセントの増設など、自家用電気工作物の工事をするためには、電気工事士の資格がないと法令違反となってしまいますので、ご注意ください。

2012/06/24

 またも、お届け物が。

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 だいぶ前から気になっていた、iRobot社の「ルンバ」です。

 うちの奥さんが「どうしても欲しい」ということで、誕生日プレゼントの一つとして購入しました。

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 とりあえず後で後悔しないよう、“一番いいやつ”ってことで0xF9C7、最上位モデルの「ルンバ780」(公式ストア価格:79,800円、購入価格:55,899円)にしました。

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 開梱したところです。

 イメージ的に、もう少し大きいのかなと思っていたのですが、本体の直径は340mmと、予想していたより一回り小さい感じです。

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 真ん中の電源スイッチを軽く押すと、操作用のタッチパネルが青く浮かび上がり、なかなか近未来的なデザインです。
(下位モデルは、普通のスイッチ式)

 写真左上の黒いものは、「ホームベース」といい、掃除が終わると自分でここに戻り、充電を始めます。

 「MADE IN CHINA」と書いてあったので、イヤな予感はしていたのですが、ACアダプターが「コイル鳴き」しています。静かな室内にいると、「ミ~ン」という耳障りな高周波音がするので、これは交換してもらおうと思います。

 ということで、さっそくルンバに掃除をさせてみます。

 最初は手当たり次第にガシガシ壁にぶち当たりますが、次第に部屋の形状を学習してくると、壁に当たる前にクルッと向きを変えて壁伝いに進んだりして、すごい“知性”を感じます。

 さすが、軍事技術が応用されたロボット。動きを見ているだけで楽しくなります。0xF9CF

2012/05/03

 前回の続きです。

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 プロジェクターを吊り下げるための部材です。

 「シアターパネル」の時は、30mm厚と24mm厚のベニア合板を使いましたが、今回は15mm厚のものを使います。

#なぜに15mm厚であるかは、後ほど。

 900mm×300mmのベニア合板から、430mm×90mmの部材を6枚切り出します。

 また、サスペンションサポート(天井取付金具)には、固定用のボルトが付いていないため、M10×90mmのボルトを3本用意しました。

#80mm長や100mm長のボルトはあったのですが、90mmのものがなかなか無かったので、ホームセンターを3軒ほどハシゴしました。
 (材料代よりガソリン代の方が高いぞっと)0xF9C7

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 15mm厚のベニア合板を使った理由は、これです。

 設計では、梁と梁との間を跨がせるように、ベニア合板を(梁に対して縦に)設置するよう考えています。

 梁と梁との間隔は300mm、梁(アルミフレーム)の太さは40mm角であることから、部材の長さは、最低でも400mm程度ある必要があります。

 また、プロジェクター等の荷重は、約13.5kgもあることから、これを支えるベニア合板としては、30mm程度の厚さが必要となります。

 しかしながら、以前に書いたとおり、天井のコンクリート面と石膏ボード上面との間隔は、約105mmほどしかありません。

 ざっくり計算しても、110mm×115mmの開口部(天地は105mm)から、長さ400mm×厚さ30mmの部材は入りません。

 ということで、ピピッと発想の転換です。0xF9A0

 15mm厚の部材を2枚使って、天井裏にて接合し、30mm厚を確保します。
(タッピングビス+木工用ボンドにて、がっちり固定します)

 また、部材を天井裏に入れる際も、梁に対して縦には入らないため、いったん横方向に入れてから天井裏で90°回転させ、さらに開口部にて2枚をビスで固定するという、“知恵の輪”的な工法となりました。

 そのような理由から、部材の大きさは、430mm×90mm×15mmとしています。

#試しに、部材を2枚重ねて入れてみたところ、やっぱり入りませんでした。
 (いい加減に計算した割には予想どおりだったので、我ながらみょ~に感心)0xF9C7

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 部材に穴開け加工して、サスペンションサポートを仮組みした状態です。

 天井裏では、こんな感じで合体されます。

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 固定用のボルト(およびワッシャー)です。

 買ってきたそのままの状態では、ニッケル亜鉛メッキ剥き出しで目立つので、「ツヤ消し白」のスプレーで塗装しておきます。

#細かなところも抜かりなく。

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 仮設置してみました。

 バッチリです。0xF9F8