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2008/06/22

 前回の続きです。

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 イメージとしては、こんな感じです。

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 上から3分の2ぐらいが完成した状態です。

 左右の四角い穴は、フロントスピーカーの取付位置です。BRAVIAを中心に、シンメトリーに配置されます。
(スピーカーケーブルを逃がす穴もあります)

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 エコカラットの加工には、PROXXONさんの「スーパーサーキュラソウテーブル」(定価:65,100円、購入価格:33,290円)を使います。
(これに、「ダイヤモンドブレード」(定価:8,610円、購入価格:4,832円)を組み合わせます)

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 木材を組み合わせて、このようなテーブルを作ります。

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 このようにして加工すれば、割れやすいエコカラットも、寸分の狂いなく直線切りすることができます。

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 完成を待ちきれず、スピーカーを先に仮設置してみました。

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2008/05/25

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 さて、やってきました、「エコカラット」が。

#いよいよ職人も、前回のクロス屋さん業に次いで、左官屋さん業に進出です。0xF9F8

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 まずは道具の紹介です。

 左側のものは、鏝(コテ)です。今回は、鏝の片側が櫛(クシ)状になった、その名も「櫛目鏝」(クシメゴテ)を使います。これは、石膏ボードに接着剤(スーパーエコぬーる)を盛る際に、櫛目(クシメ)を付けるためです。

 ホームセンターでは扱っているところが少ないため、今回は職人さん御用達の蒲田(大田区)の「道具屋」さんにてゲットしました(2,200円ぐらい)。

#いつもクルマで第一京浜(15号線)を通るときに気になっていて、一度は行ってみたいと思っていました。

 鏝にも、いろいろな種類があり、ステンレス製の高級品(?)もありますが、本職ではないため、油焼き(熱で青黒く錆止めがしてあるもの)にしました。

 中央と右側のものは、篦(ヘラ)です。篦も、真っ直ぐなものと、櫛目が入ったもの(櫛目篦(クシメベラ))の2種類を用意しました(いずれも、300円ぐらい)。

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 鏝台(コテダイ)です(写真は裏面です)。この上で、スーパーエコぬーるをコネコネして、適量を取り、ボードに盛り付けます(1,600円ぐらい)。

 その他、スクレイパーがあれば、貼り間違えた時に剥がし取る際に便利ですが、失敗することはないので(妙な自信0xF9C7)、用意しませんでした。

 さて、いよいよ施工します。

 エコカラットの「施工マニュアル」に依ると、1回の施工面積は1㎡で、施工時間は20分以内とされています。

 1㎡は、303mm角のタイルで約11枚分ですが、最初は不慣れなこともあるので、まずは1列分だけ施工してみることにします。

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 巾木をタッピングビスで仮固定して、基準とします。もちろん、レーザー水準器を使って水平を出しておきます。

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 “コテ調べ”として、エコカラット5枚分の面積に、スーパーエコぬーるを塗り付けます。
(この場合の“コテ”は、「鏝」ではなく、「籠手」ですが)

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 こんな感じで、櫛目篦を使って、櫛目を入れます。

#このまま、武家屋敷風の土壁っぽくしてしまっても良いのですが・・・。
 (そう言えば、「ぬりカラット」というのもありました)

親方: 「お~ぃ、タメ。シンナーに気ぃ付けて、壁塗んな」

タメ: 「へ~ぃ、親方」

分かるヒト、少ないだろうなぁ。0xF9C7

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 この後、慎重に割り付け位置を確認しながら、エコカラットをボードに「突き付け」ます。

 「突き付け」とは、まさに“突き付ける”感じで、エコカラットをボードに押さえ付けます。スーパーエコぬーるに櫛目が入っているので、圧力でグニッっと伸びて、エコカラットとボードとを密着させます。

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 まだ途中段階ですが、上からスポットライトを当てると、こんな感じです。当初の構想どおり、イイ感じになってきました。
(初めてにしては上出来)0xF9CF

2008/05/17

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 フロントスピーカーを、仮設置してみました。

 取付ブラケットが角度調節機能付きのため、視聴ポイントに合わせて、スピーカーの向きを調節することができます。

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 レーザー水準器を使って、BRAVIAの壁掛けユニットの水平を出しておきます。

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 見えないところではありますが、各種コード類は、一定の間隔をおいて、固定しておきます。

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 上から3分の2ほどに、ボードを貼った状態です。

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 ボードの継ぎ目には、どうしても微妙な隙間が空きます。

 クロスを貼る場合には、隙間を埋めてパテで埋め、面を出しますが、エコカラットの場合は、専用の接着剤(スーパーエコぬーる)を盛るため、その必要はありません。

 経年変化によるボードの動きを止めるため、ボードとボードとの間に「ネットテープ」を貼っておきます。

 このネットテープは、一見、頼りなさそうですが、グラスファイバー製で張力が高く、上下左右方向のボードの動きを、完全に止めることができます。
(結果として、エコカラットのひび割れを防ぐことができます)

2008/05/14

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 横浜ランドマークプラザにある、某・宝飾品店です。30mm角の割石を、マトリクス状に組み合わせてあります。

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 カレッタ汐留にある、某・和食店です。こちらは、少し粗めの割石を組み合わせています。光の当て方により、複雑な陰影が浮かび上がっています。

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 某・インテリア会社のショールームにある「エコカラット」の施工サンプルです。手前が「プレシャス モザイク カッセ」で、奧が「ニューナチュラル」です。

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 現在の施工中の状態です。なかなかイイ具合にできそうです。

2008/05/06

 フレームを設計し、施工したまま、しばらく放ったらかしになっている「シアターボード」ですが、BRAVIA7.1chサラウンドシステムも揃ったことですので、そろそろ本気で仕上げることにします。

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 これまでの状態です↑。

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 フレームに貼り付ける、石膏ボードの設計図です↑。

 通常であれば、石膏ボードを何枚か買い込んできて、サーキュラソウでバンバン切り出すところなのですが、石膏ボードを機械加工すると、とんでもなく細かい粉塵が周囲に飛散して、悲惨な目に遭うので、今回は業者さんに設計図を送って裁断してもらうことにしました。
(下手にベランダなんかで裁断すると、家中に白い粉が舞い散ってクリスマス状態となるので、注意しましょう)

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 裁断した石膏ボードです↑。

 石膏ボードは、皆さんお馴染み(?)の、吉野石膏さんの「タイガーボード」です。

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 シアターボードの上端です↑。
(下り天井の垂直面に見える四角い穴は、電動スクリーンの電源を天井裏に引き込むために開けたものです)

 設計では、下り天井の垂直面に、石膏ボードを貼り付けます。

 下り天井の垂直面に、そのままエコカラットを貼ることもできますが、その場合、どうしてもシアターボードの上端と下り天井の垂直面との間に、接合部ができてしまいます。

 施工当初は面が合っているように見えますが、経年変化による収縮や、BRAVIAの重量による沈み込みにより、接合部周辺にヒビ割れが発生してしまうことが考えられます。

 これを防ぐため、シアターボードおよび下り天井の垂直面を、同じ組成の石膏ボードで一体的に覆うことにより、仮に収縮や沈み込みが発生した場合でも、外周部で逃げることにより、ヒビ割れを防ぐようにしています。

 下り天井の垂直面に石膏ボードを確実に固定するため、下り天井の垂直面のクロス(壁紙)を剥がしておきます。

 クロスをきれいに剥がすには、各面の境界ギリギリにカッターナイフで薄く切り込みを入れ、剥がす面に対して平行になるよう、少しずつゆっくり引っ張り上げます。

 カッターナイフは、通常の工作用ではなく、クロス作業用の専用のものを使います。刃の付いている角度が異なるため、切れ味がぜんぜん違います。

 また、クロス作業用のカッターは、「切る」のではなく、鉄定規に合わせて「引く」くらいの力加減で十分です。
(マンションの内覧会後の補修作業の際に、本物のクロス屋さんから実地で教えていただきました)

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 石膏ボードを貼り付けます↑。

 業務用の木工ボンドを手早く塗り、石膏ボードを貼り付け、タッピングビス(首がラッパ型のもの)で留めます。

theater04-.jpg

 とりあえず、上半分の貼り付け完了です↑。