さて、やってきました、「エコカラット」が。
#いよいよ職人も、前回のクロス屋さん業に次いで、左官屋さん業に進出です。0xF9F8
まずは道具の紹介です。
左側のものは、鏝(コテ)です。今回は、鏝の片側が櫛(クシ)状になった、その名も「櫛目鏝」(クシメゴテ)を使います。これは、石膏ボードに接着剤(スーパーエコぬーる)を盛る際に、櫛目(クシメ)を付けるためです。
ホームセンターでは扱っているところが少ないため、今回は職人さん御用達の蒲田(大田区)の「道具屋」さんにてゲットしました(2,200円ぐらい)。
#いつもクルマで第一京浜(15号線)を通るときに気になっていて、一度は行ってみたいと思っていました。
鏝にも、いろいろな種類があり、ステンレス製の高級品(?)もありますが、本職ではないため、油焼き(熱で青黒く錆止めがしてあるもの)にしました。
中央と右側のものは、篦(ヘラ)です。篦も、真っ直ぐなものと、櫛目が入ったもの(櫛目篦(クシメベラ))の2種類を用意しました(いずれも、300円ぐらい)。
鏝台(コテダイ)です(写真は裏面です)。この上で、スーパーエコぬーるをコネコネして、適量を取り、ボードに盛り付けます(1,600円ぐらい)。
その他、スクレイパーがあれば、貼り間違えた時に剥がし取る際に便利ですが、失敗することはないので(妙な自信0xF9C7)、用意しませんでした。
さて、いよいよ施工します。
エコカラットの「施工マニュアル」に依ると、1回の施工面積は1㎡で、施工時間は20分以内とされています。
1㎡は、303mm角のタイルで約11枚分ですが、最初は不慣れなこともあるので、まずは1列分だけ施工してみることにします。
巾木をタッピングビスで仮固定して、基準とします。もちろん、レーザー水準器を使って水平を出しておきます。
“コテ調べ”として、エコカラット5枚分の面積に、スーパーエコぬーるを塗り付けます。
(この場合の“コテ”は、「鏝」ではなく、「籠手」ですが)
こんな感じで、櫛目篦を使って、櫛目を入れます。
#このまま、武家屋敷風の土壁っぽくしてしまっても良いのですが・・・。
(そう言えば、「ぬりカラット」というのもありました)
親方: 「お~ぃ、タメ。シンナーに気ぃ付けて、壁塗んな」
タメ: 「へ~ぃ、親方」
#分かるヒト、少ないだろうなぁ。0xF9C7
この後、慎重に割り付け位置を確認しながら、エコカラットをボードに「突き付け」ます。
「突き付け」とは、まさに“突き付ける”感じで、エコカラットをボードに押さえ付けます。スーパーエコぬーるに櫛目が入っているので、圧力でグニッっと伸びて、エコカラットとボードとを密着させます。
まだ途中段階ですが、上からスポットライトを当てると、こんな感じです。当初の構想どおり、イイ感じになってきました。
(初めてにしては上出来)0xF9CF