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Audio and Visual Archive
2006/09/12

 今年も、またあの季節がやってきました↓。

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さらに規模拡大した2007 International CES、参加登録開始
(2006年9月6日:ITmedia +D LifeStyle)

 開催日は来年の1月8日~11日。

 しかし高い。会社のお金で行けないかなぁ。0xF9C7

 国内では、こちらが楽しみ↓。

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 開催日は11月15~17日。エントリーは10月1日から。

〔関連情報〕
   ・2007 International CES
   ・2007 International CES (日本語ページ)
   ・CES 2007国際家電ショー ツアー案内 (近畿日本ツーリスト)
   ・Inter BEE 2006

2006/09/06

 先日、hrkさんと秋葉原を散策した際に、BOSEさんの直営店「BOSE STORE」をご案内いただきました。0xF995

 そのBOSE STOREで、BOSEさんのノイズキャンセリング・ヘッドフォン「QuietComfort 2」(以下、QC2)をご紹介いただきました。

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(画像はBOSEさんから拝借)

 ノイズキャンセリング・ヘッドフォンとは、その名のとおり、ノイズをキャンセルしてくれるヘッドフォンです。

 どのようにノイズをキャンセルするかを簡単に説明すると、
   1. ヘッドフォン本体に仕込まれたマイクにより、周囲のノイズを拾う。
   2. このノイズと逆位相の音(波の形や大きさは同じであるが、波の山と谷の位置が正反対の音)を作り出す。
   3. その逆位相の音と、本来聴きたい音(音楽)とを合成して、ドライバーユニット(スピーカー)から流す。
となります。

 これにより、ノイズの音の山と谷が互いに打ち消し合い、ノイズが消える(原理的には)とともに、本来聴きたい音だけはっきり聴こえることになります。

#たしかその昔、日産自動車が「ブルーバード」に、ノイズキャンセリング・システムをオプション設定したことがあったように記憶しています。
(そんなギミックに走るより、防振材・消音材をもっとマシなものに換えた方が、よっぽど効果があると思いますが)0xF9D1

 それはさておき、

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(画像はSONYさんから拝借)

 同じ機能をもつノイズキャンセリング・ヘッドフォンは、SONYさんからもいくつか発売されています。

 実は少し前に、いつもの「ソニータイマー」が発効し、お出掛け用のヘッドフォンが壊れてしまっていたのでした。0xF9C7

 ということで、つぎはこの「ノイズキャンセリング・ヘッドフォン」にしてみようと思っていたのですが、hrkさんのご紹介でQC2を試聴したところ、これがなかなかに良かったのでした。

 SONYさんにするか、はたまた“今回だけ”浮気して、BOSEさんのQC2にするか・・・。

 う~ん、メチャメチャ悩みます。0xF9F7
(でもなぁ、4万円だしなぁ)

 そうこうしているうちに、BOSEさんから、「QuietComfort 3」(以下、QC3)が発売されました。

 QC2は、耳全体を覆う“密閉型”ですが、QC3は、耳に被せる“オンイヤー型”になっています。

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(画像はBOSEさんから拝借)

 ITmediaさんのレビューでも、なかなかに良い評価を得ているようです。

 “オンイヤー型”であるQC3では、イヤーパッドを小型化して周囲ノイズの遮音性が低くなった分、ノイズキャンセラーの電気的特性(ノイズのキャンセル能力)を高めて、ノイズを抑え込んでいるようです。

 対するQC3は、もともと“密閉型”であるため、周囲ノイズの遮音性が高く保たれている上に、さらにノイズキャンセラーが効きます。

 そもそも、アクティブ・ノイズキャンセラーは、“毒をもって毒を制す”的な発想な訳ですが、原音に対する忠実度という点では、あまり余計な処理をしない方が良い訳です。

 「静寂を創り出すこと」にこだわったQC2と、「手軽さ(持ち運びのし易さ)」にこだわったQC3、どちらがより音楽を楽しむことができるでしょうか。

 う~ん、気になりますねぇ。0xF9F8

〔関連情報〕
   ・ボーズ、ノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 2」をマイナーチェンジ
   (2005年10月3日:ITmedia +D LifeStyle)
   ・ボーズ、小さくなったノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort 3」
   (2006年8月25日:ITmedia +D LifeStyle)
   ・「静かなリスニング環境」を求めて――ボーズ「QuietComfort 3」
   (2006年9月5日:ITmedia +D LifeStyle)
   ・“ボーズへの入り口”――「BOSE ショーケースストア 秋葉原」を見てきた
   (2005年8月30日:ITmedia +D LifeStyle)

2006/09/06

 先日(8月29日)、次世代光ディスク「Blu-ray Disc」の賛同企業が一堂に会して、「Blu-ray Disc発表会」が開催され、日本国内におけるBlu-ray Discパッケージソフトの第一弾(なんと、一気に75タイトル!)が発表されました。

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(画像はソニーさんから拝借)

 いや~、いよいよですねぇ。0xF9CF

Blu-ray Discソフト、国内も11月キックオフ
最新、BDソフト発売予定一覧
(2006年8月29日:ITmedia +D LifeStyle)

 先ごろ公開された、ソニーピクチャーズさんの「ダ・ヴィンチ・コード」も、発売日未定ですが、さっそくエントリーされています。

#ちなみに、映画中、「BRAVIA」の大画面が大きく扱われていましたが、お気づきでしたか?
(さすがはソニーさん)0xF9F8

 個人的には、パラマウントさんの「ブラック・レイン スペシャル・コレクターズ・エディション」(同じく発売日未定)が、ひっじょ~に気になります。

 「ブラックレイン」については、以前に少しご紹介しましたが、同じリドリー・スコット監督の「ブレードランナー」も、ぜひBlu-ray化していただきたいものです。

 さらには、ソニー系のアニプレックスさんから、「『世界遺産』シリーズ」が、Blu-ray化されるようです。

 これはすごいっ!0xF9CF

 クリスマス商戦前には、かなりのタイトルがラインナップされていることでしょう。

〔関連情報〕
   ・ソニー ブルーレイディスク ポータルサイト
   (Sony)
   ・ブルーレイディスク ソフト始動 2006年11月、全12タイトル発売決定
   (Sony Pictures Entertainment)
   ・ブルーレイディスク 音楽・映像ソフト発売のお知らせ
   (Sony Music Entertainment)

2006/08/31

 ソニラーにとっては嬉しいニュースです。0xF9F8

Q2'06の液晶テレビ世界出荷数、前年同期比135%増。Sonyが出荷額、Philipsが出荷数でそれぞれ首位維持
(2006年8月22日:ディスプレイサーチ)

 ソニーが、液晶テレビ市場において、Q1’06に続いて、Q2’06でも、「金額ベース」で世界シェアNo.1をキープしています。

 ここでは、「出荷台数ベース」ではなく、「金額ベース」で1位になっていることに意味があります。台数をこなしていないにも関わらず、金額で1位になるということは、1台あたりの価格がそれなりの金額にキープされているということです。

 その他の市場のように、薄利多売の乱売合戦を繰り返していたのでは、「安かろう悪かろう」のアジア勢には敵いません。

 高画質かつ大画面のプレミア市場に集中してリソースを投入し、価格下落を避けた、まさにマーケティングの妙といえるでしょう。
(その一方で、20インチクラスもラインナップし、レバレッジさせていますが)

 その昔、出荷台数ベースで1QだけNo.1になった時に、「ソニーの3ヶ月天下」と揶揄されましたが、不思議なことに、今回の「金額ベースでNo.1キープ」の件では、どこのマスコミも大きく取り上げていません。
(唯一、ここぐらい)

 ここでも、マスコミの短視眼的な、ウケることしか書かない浅はかさが、如実に現れていると言えるでしょう。0xF9CA

 というか、これには逆の理由があって、例えば、某○○○カメラで、「100人に1人はタダ!」みたいなキャンペーンを張ると、嬉々として並んでしまうような数値的把握のできない消費者たちがいる限り、この傾向は変わらないでしょう。0xF9D1
(いまどき、そんなヒトいないか)

2006/08/31

 いまやソニーさんの顔ともなっているBRAVIAシリーズですが、今年の後半戦に向け、モデルチェンジを行いました。

高画質・薄型テレビ<ブラビア>さらに美しく 迫力のある映像へ 40V型以上の大画面構成比率を全世界で50%に拡大

新高画質回路“ブラビアエンジンプロ”搭載 大画面フルHD液晶パネルにハイビジョン映像をさらに美しく色鮮やかに映し出すフラッグシップモデル<ブラビア>X2500シリーズ発売

自然の色をありのままに鮮やかに再現 全機種に広色域バックライトシステム搭載 液晶テレビ<ブラビア>V2500及びS2500シリーズ発売

映画本来の美しい映像を忠実に描き出すフルHDパネル「SXRD」搭載 大画面プロジェクションテレビ<ブラビア>A2500シリーズ2機種発売

フルHDパネル「SXRD」の搭載により高精細で高コントラストな映像を最大300インチの大画面で楽しめる ビデオプロジェクターを発売
(2006年8月30日:ソニー)

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(画像はソニーさんから拝借)

 技術的にも、大きな深化(進化)があったようですが、職人的にはつぎの2点に注目しました。

(1) Xシリーズに、国内最大クラスの52インチ液晶モデルが追加

 すでに海外モデルでは、約半年前に発表されていますが、国内モデルにも、いよいよ投入されることになりました。

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 待ってたんです、これ。0xF9CB

 ソニーさんお得意の映像処理技術には、WEGAの時代には「ベガエンジン」という名前が付けられていましたが、BRAVIAの前モデル(X1000シリーズ)では、「DRC-MFv2エンジン」という、何とも無機質な名前が付けられていました。

 今回は、一連の映像処理機能群と合わせて、「ブラビアエンジンプロ」という名前が付けられました。

#い~ですねぇ。「ベータマックス・プロ」とか「プロフィール・プロ」とか。

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 その映像処理技術ですが、ソニーさんでは、以前より「DRC」(デジタル・リアリティ・クリエーション)と呼んでいます。そこには、「SDレベルの映像信号を単に“補う”のではなく、信号を一からHDレベルに“作りかえる(創造する)”ことで高画質化を図る」という意図が込められています。

 「ブラビアエンジンプロ」では、さまざまな情報量の入力信号が、、「DRC-MFv2.5エンジン」を経て、固定画素ディスプレイに向いた1080pという信号に作り替えられていることが分かります。
(「p」とか「i」とかは、話し出すと長くなるので、各自、お勉強してください)

#ちなみに、弟が40インチのBRAVIAを購入したのですが(先を越された)、“みのもんた”が実物大だそうです。ってことは、52インチだと、画面比約1.5倍?
(1.5倍の“みのもんた”なんか、見たくな~い!)0xF9C7

(2) SXRD方式によるリアプロジェクションテレビ、Aシリーズが登場

 こちらも、すでに海外では投入されていましたが、遂に国内にも投入されることになりました。

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 なぜ「映画フィルムのような滑らかな質感になるのか」を説明する前に、そもそも「SXRDとはなんぞや」を説明する必要があるでしょう。

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 すでに「QUALIA 006」や「GRAND WEGA」などの光学エンジンに用いられています。

 日本では、リヤプロというと、「貧者の薄型テレビ」というような悪いイメージがあるようですが、これは大きな誤りです。色の再現性や動きの追従性で見た場合、光学的に最も大きなアドバンテージがあるのです。プラズマや、将来有望とされているSEDなど、その比ではありません。

(以下、まだ編集中)