我が家のメインモニタ、「KW-32DF9」です。0xF8EB
大掃除の際に、ふと筐体横を見てみると、「97年製(7-12月期)」のシールが・・・。いつの間にか、もうすぐ10年選手になってしまいます。
(うちには、もっと長い選手たちがたくさんいますが)
正式には、「WEGAシリーズ 家庭用ハイビジョンテレビ 『KW-32HDF9』」と言います。そう、「ハイビジョンテレビ」なのです。
(画面右上には、しっかり「Hi-Vision」の文字が)
ですが、現在の「ディジタルハイビジョン」ではなく、「アナログハイビジョン」です。当時のカタログを見ると、「MUSEデコーダー」、「M-Nコンバーター」など、懐かしい言葉が並んでいます。
当然ながら、HDMI端子やD端子など、ディジタル信号の入力端子はありません。代わりに、「MUSEコンポーネント入力」があります。
(映像ソースからの信号は、D端子をコンポーネント信号に変換するケーブルを使って接続しています)
これでもしっかり、1080iの映像を映し出すことができます。地デジもBSも、くっきりはっきり観ることができます。
いまでこそ液晶やプラズマ全盛の世の中になってしまいましたが、平面ブラウン管(FDトリニトロン)による、色彩の鮮やかな再現性と解像度の深さは、現在の最新モニタに引けを取らないほどのクオリティを誇っている(と思います)。
当時のハイエンドモデルであった「KW-32HDF9」には、NTSCをハイビジョン並みに高精細化する、DRC(Digital Reality Creation)技術が採用されています。
(値段も、当時としては横綱級(定価:480,000円)でした)
DRC技術は、いまでは「BRAVIA Engine Pro(DRC-MF v2.5)」にまで進化しましたが、まさにその初期の頃のものです。
現在の、過度に味付けされた、ギラギラした映像を見すぎた方には、「当時はこういう“絵作り”だったんだなぁ」と思われるかも知れません。
我が家では、まだまだ現役です。ソニータイマーが発効するまでは、使い倒すつもりです。
#その他、うちには、「Profeel Pro」(KX-21HV1S)が、“置物”になってます。
(そろそろ、プライベート・ソニーミュージアムを作ろうかと思います)