つづいて、またもお届け物が。
SONYのスーパーオーディオCDプレーヤー、「SCD-XA5400ES」(希望小売価格:176,400円、購入価格:117,810円)です。
マルチチャンネルインテグレートアンプ、「TA-DA5400ES」と、デザイン的に統一されています。
信号出力は、HDMI、光、同軸に加えて、バランス出力も備えています。
さらに、「SCD-XA5400ES」と「TA-DA5400ES」とを、HDMIケーブルで接続することにより、「H.A.T.S.」(High quality Audio Transmission System)機能を有効とすることができます。
プレーヤーとアンプとを接続する、HDMIケーブルです。
HDMIケーブルにも、「ES」の名を冠した製品(DLC-9150ES)があり、わずか1.5mで74,970円(希望小売価格、受注生産品)とかいう、ものすごい製品がありますが、とてもそんなものは買えないので、その下のグレードのもの(DLC-HE10XF)にしました。
ケーブルには、DLC-9150ESと同じ「シルバーコーティングワイヤー」(銀メッキ銅線)が使われ、プラグには、振動伝搬を抑えるために、亜鉛ダイカストケースが使われています。
ということで、さっそく試聴です。
YMO好きとしては、まずはこれ。「UC YMO」(Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra)です。
SACDラボさんのレビューにも、嬉しくなっちゃうようなコメントが寄せられていますが・・・、
弾力と解像度。SACDでハイファイYMO
「SACDでYMOを聴いてもどうよ? あのシンセ♪が高音質になるのかい?」
とお思いのアナタ、ぜひこのSACDを聴いてみてください。かなり凄い音にビックリすると思います。
本当に、そのとおりでした。0xF9CF
これまで、SACDを、PlayStation 3(初期型)にて聴いていましたが、そこから出る音とは、面白いくらいに、まったく異なる音がします。
(もっとも、3万円台の汎用機と、17万円台の専用機とで、音が違わなかったら困りますが)
まずは、ユキヒロさんの叩くドラムセット、特にバスドラムの暴力的なくらいの重低音。立ち上がりの鋭い、殴られるようなアタック音に驚かされます。「こんな音が入っていたのかっ!!」と。
つづいて、キョウジュ(とホソノさん)の奏でるシンセサイザー。艶やかというか、煌びやかな高音と、ずっしり重く、分厚い低音。アナログシンセならではの高次倍音まで、しっかり聴き取ることができます。ここでもまた驚かされます、「こんな音まで含まれていたのかっ!!」と。
耳で感じる音を、言葉で表すことは難しいのですが、視覚的なイメージに言い換えると、「大好きな映画を、これまで何度もDVDで観ていて、ある日、Blu-ray DiscのHDリマスター版で、改めて観てみた時の感動」、とでも言いましょうか。
泣きたくなるようなセンチメンタルな主旋律を持つ「Tong Poo」(東風)、その音の広がりや密度には、心の底から驚かされました。子供のころ、初めてYMOを聴いた時の感動が、再び甦ってきました。まるで、目の前で弾いてもらっているような、そんな臨場感です。それぐらい、解像度の高い音がします。
まさに、「Hi-FiなYMO」でした。素晴らしいっ!!0xF9CB
(以下、編集中)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏、「ホルスト:組曲≪惑星≫」。1961年の名演を、2011年にDSD化したものです。