ゆっくりですが、着々と進んでます、ホームシアター計画。
先に完成後の状態から。
ホームシアターのライティングですが、空間が明るすぎると雰囲気に欠けたり、逆に暗すぎると目が疲れやすくなったりしてしまいます。
いわゆる一般的なシーリングライトでまともに照らすのではなく、ホームシアターに適した工夫が必要となります。(詳しくは、こちら)
ホームシアターのライティングのコンセプトは、こんな感じです。画面を直接照らすのではなく、天井に設置したスポットライトから、画面背面を柔らかく照らす感じにします。
スポットライトを後付けで天井に設置するためには、ベースとなる「インテリアダクト」が必要となります。
ということで、まずはインテリアダクト選びから。
インテリアダクト「LK04083W」です。ダクト本体に工夫があり、レールを左右に最大300mmスライドできたり、ダクト本体を中心に最大90°まで回転できたりします。
これまで天井の梁の位置関係により設置できなかったケースでも、レールを可動させることにより、設置できるようになっています。
しか~し、このモデル、ダクト本体の高さが82mmもあります。実際に実物を見たのですが、これにスポットライトを取り付けると、かなりの天井からの“ブラ下がり感”があります。
ということで、できるだけダクト本体の高さが少ないモデルにすることにします。
インテリアダクト「LGK00102W」です。ダクト本体の高さは、32mmしかありません。
天井からの露出は、ほとんどレールの高さ分しかなく、天井埋め込み型に近い感じにすることができそうです。
し~かし、カタログには、
・アウトレットボックス取付専用器具です。配線器具には取り付けできません。
と小さい字で書かれています。
一般ピープルには、何のことやら、さっぱり分からない表現ですが、
・設置には、あらかじめ天井内にアウトレットボックスを埋設しておくことが必要で、引掛シーリング(または引掛ローゼット)などへの後付けはできません。
という意味です。
んが、しかし、ちょっとだけ工夫することにより、取り付けできちゃうんです。
一般的な「引掛ローゼット」です。
引掛ローゼットを取り外します。
#施工には、電気工事士の免許が必要です。
ダクト本体用の取付金具を固定します。
配線コネクタの先端がアウトレットボックスに干渉するため、ダクト本体を一部改造します。
ダクト本体を取付金具に固定します。
スポットライト「LGB54120」を取り付けます。
レールの部分に、ダクトカバー「DH0294S」を取り付けます。
レールに仕込まれた電極を剥き出しにしておくと、電界にカーボンが引き寄せられ、次第に壁の周辺が黒ずんでいってしまいます。ダクトカバーを取り付けることにより、この黒ずみを抑えることができます。
あっさり完成。
ダクトカバーを取り付けたことで、レールの溝が目立たなくなり、“すっきりりんこ”しました。
狙ったとおり、天井の高さが強調されて、なかなかいい感じになってきました。
あとはBRAVIAを設置するのみ。
〔おまけ〕
なぜに天井からの厚さに拘っているかというと・・・。
リビングのメインに据えたのは、スリムシーリングライト、PANELIAシリーズの「HFA8156」(希望小売価格:70,350円)です。
一般的なシーリングライトは、厚さ120~150mm程度ありますが、このPANELIA「HFA8156」は、厚さ98mmほどしかありません。
しかも、本体後方(天井方向)にも配光されているため、天井に光が反射して、間接照明のような効果が得られます。
こんな感じで、シーリングライトの厚さを抑えることにより、天井が重たい感じにならず、しかも間接照明により、シーリングライトが浮き上がったように見えます。
さんざん悩んで選んだ甲斐がありました。かなりお気に入りです。