前回の続きです。
中央の青くて太いケーブルは、フロントスピーカー用のケーブルです。
スピーカーケーブルは、いろいろ比較検討した結果、audio-technicaさんの「AT-ES1500」(定価:1,575円/m、購入価格:1,280円/m)にしました。
(今回は、24m購入で、約30,000円)
その右隣りのグレーのケーブルは、サブウーファー用のラインケーブルです。
同じく、audio-technicaさんの「AT-DV67A」で、サブウーファー用ということで、通常のラインケーブルよりも、軸径の太いケーブルが使われています。
(今回は、特注で、7.5mのもの(購入価格:5,092円)を作ってもらいました)
そのまた右隣りのグレーのケーブルは、「とある仕掛け」のための電源ケーブルです。
あわせて、その「とある仕掛け」のために、ミニコンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)
#その「とある仕掛け」とは、完成した時のお楽しみということで。0xF9F8
キッチンのカウンターテーブルの上にあるコンセントにも、「とある仕掛け」のためのスイッチを増設しておきました。
同じく、カウンターテーブルの下の、サブウーファーが設置される位置には、ラインケーブルの取り出し口と、電源コンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)
なお、言わずもがなですが、壁にコンセントボックス用の穴を開ける際には、裏に石膏ボード用の支柱が走っている可能性があるため、事前に壁裏センサーを使って、位置をよく確かめてから取り掛かります。
左側のケーブルの引き回しが完了したところです。
まぁ、ここまできれいに配線する必要はないのですが、見えないところまで手を抜かないというのが職人流ということで。0xF9C6
右側のケーブルです。やたら本数が多いように思えますが、これにはつぎのような理由があります。
AVアンプは、スペースの関係上、リスニングポジションの右側に設置する予定ですが、普通にケーブルを引き回すと、左右のフロントスピーカーのケーブル長が、不等長となってしまいます。
電子の速度を考えれば、不等長でも一向に構わないのですが、左右がシンメトリーでないと何となく気持ち悪いので、左右のケーブルの長さを合わせることにします。0xF9C7
ここで問題となるのは、余長の処理です。左右等長にして引き回すと、フロント右が、約1.6mほど余りが出ますが、AVアンプの手前で蜷局(とぐろ)を巻かせておくと、逆に音質に悪影響を与えてしまいます。
そこで、余長の処理を、見えないところですることにしました。
フロント右のケーブルは、そのままAVアンプに向かうのではなく、いったんセンターに向かってから折り返し、AVアンプに向かうようにしました。また、ケーブルの引き回しは、ループ(コイル)状にならないようにし、あわせて、ケーブルの配置は、他のケーブルの信号の向きも考慮した順序としました。
(信号の伝送方向を互い違いにし、電界を打ち消し合うように)
#う~ん、完璧。0xF9F8