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Home Theater Archive
2008/07/01

 前回の続きです。

Home Theater

 中央の青くて太いケーブルは、フロントスピーカー用のケーブルです。

 スピーカーケーブルは、いろいろ比較検討した結果、audio-technicaさんの「AT-ES1500」(定価:1,575円/m、購入価格:1,280円/m)にしました。
(今回は、24m購入で、約30,000円)

 その右隣りのグレーのケーブルは、サブウーファー用のラインケーブルです。

 同じく、audio-technicaさんの「AT-DV67A」で、サブウーファー用ということで、通常のラインケーブルよりも、軸径の太いケーブルが使われています。
(今回は、特注で、7.5mのもの(購入価格:5,092円)を作ってもらいました)

 そのまた右隣りのグレーのケーブルは、「とある仕掛け」のための電源ケーブルです。

 あわせて、その「とある仕掛け」のために、ミニコンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)

#その「とある仕掛け」とは、完成した時のお楽しみということで。0xF9F8

Home Theater

 キッチンのカウンターテーブルの上にあるコンセントにも、「とある仕掛け」のためのスイッチを増設しておきました。

Home Theater

 同じく、カウンターテーブルの下の、サブウーファーが設置される位置には、ラインケーブルの取り出し口と、電源コンセントを増設しておきました。
(撮影用に、カバーは外してあります)

 なお、言わずもがなですが、壁にコンセントボックス用の穴を開ける際には、裏に石膏ボード用の支柱が走っている可能性があるため、事前に壁裏センサーを使って、位置をよく確かめてから取り掛かります。

Home Theater

 左側のケーブルの引き回しが完了したところです。

 まぁ、ここまできれいに配線する必要はないのですが、見えないところまで手を抜かないというのが職人流ということで。0xF9C6

Home Theater

 右側のケーブルです。やたら本数が多いように思えますが、これにはつぎのような理由があります。

 AVアンプは、スペースの関係上、リスニングポジションの右側に設置する予定ですが、普通にケーブルを引き回すと、左右のフロントスピーカーのケーブル長が、不等長となってしまいます。

 電子の速度を考えれば、不等長でも一向に構わないのですが、左右がシンメトリーでないと何となく気持ち悪いので、左右のケーブルの長さを合わせることにします。0xF9C7

 ここで問題となるのは、余長の処理です。左右等長にして引き回すと、フロント右が、約1.6mほど余りが出ますが、AVアンプの手前で蜷局(とぐろ)を巻かせておくと、逆に音質に悪影響を与えてしまいます。

 そこで、余長の処理を、見えないところですることにしました。

 フロント右のケーブルは、そのままAVアンプに向かうのではなく、いったんセンターに向かってから折り返し、AVアンプに向かうようにしました。また、ケーブルの引き回しは、ループ(コイル)状にならないようにし、あわせて、ケーブルの配置は、他のケーブルの信号の向きも考慮した順序としました。
(信号の伝送方向を互い違いにし、電界を打ち消し合うように)

#う~ん、完璧。0xF9F8

Home Theater

Home Theater

2008/06/22

 前回の続きです。

ecocarat

 イメージとしては、こんな感じです。

ecocarat

 上から3分の2ぐらいが完成した状態です。

 左右の四角い穴は、フロントスピーカーの取付位置です。BRAVIAを中心に、シンメトリーに配置されます。
(スピーカーケーブルを逃がす穴もあります)

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 エコカラットの加工には、PROXXONさんの「スーパーサーキュラソウテーブル」(定価:65,100円、購入価格:33,290円)を使います。
(これに、「ダイヤモンドブレード」(定価:8,610円、購入価格:4,832円)を組み合わせます)

proxxon

 木材を組み合わせて、このようなテーブルを作ります。

proxxon

 このようにして加工すれば、割れやすいエコカラットも、寸分の狂いなく直線切りすることができます。

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 完成を待ちきれず、スピーカーを先に仮設置してみました。

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2008/05/25

ecocarat

 さて、やってきました、「エコカラット」が。

#いよいよ職人も、前回のクロス屋さん業に次いで、左官屋さん業に進出です。0xF9F8

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 まずは道具の紹介です。

 左側のものは、鏝(コテ)です。今回は、鏝の片側が櫛(クシ)状になった、その名も「櫛目鏝」(クシメゴテ)を使います。これは、石膏ボードに接着剤(スーパーエコぬーる)を盛る際に、櫛目(クシメ)を付けるためです。

 ホームセンターでは扱っているところが少ないため、今回は職人さん御用達の蒲田(大田区)の「道具屋」さんにてゲットしました(2,200円ぐらい)。

#いつもクルマで第一京浜(15号線)を通るときに気になっていて、一度は行ってみたいと思っていました。

 鏝にも、いろいろな種類があり、ステンレス製の高級品(?)もありますが、本職ではないため、油焼き(熱で青黒く錆止めがしてあるもの)にしました。

 中央と右側のものは、篦(ヘラ)です。篦も、真っ直ぐなものと、櫛目が入ったもの(櫛目篦(クシメベラ))の2種類を用意しました(いずれも、300円ぐらい)。

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 鏝台(コテダイ)です(写真は裏面です)。この上で、スーパーエコぬーるをコネコネして、適量を取り、ボードに盛り付けます(1,600円ぐらい)。

 その他、スクレイパーがあれば、貼り間違えた時に剥がし取る際に便利ですが、失敗することはないので(妙な自信0xF9C7)、用意しませんでした。

 さて、いよいよ施工します。

 エコカラットの「施工マニュアル」に依ると、1回の施工面積は1㎡で、施工時間は20分以内とされています。

 1㎡は、303mm角のタイルで約11枚分ですが、最初は不慣れなこともあるので、まずは1列分だけ施工してみることにします。

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 巾木をタッピングビスで仮固定して、基準とします。もちろん、レーザー水準器を使って水平を出しておきます。

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 “コテ調べ”として、エコカラット5枚分の面積に、スーパーエコぬーるを塗り付けます。
(この場合の“コテ”は、「鏝」ではなく、「籠手」ですが)

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 こんな感じで、櫛目篦を使って、櫛目を入れます。

#このまま、武家屋敷風の土壁っぽくしてしまっても良いのですが・・・。
 (そう言えば、「ぬりカラット」というのもありました)

親方: 「お~ぃ、タメ。シンナーに気ぃ付けて、壁塗んな」

タメ: 「へ~ぃ、親方」

分かるヒト、少ないだろうなぁ。0xF9C7

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 この後、慎重に割り付け位置を確認しながら、エコカラットをボードに「突き付け」ます。

 「突き付け」とは、まさに“突き付ける”感じで、エコカラットをボードに押さえ付けます。スーパーエコぬーるに櫛目が入っているので、圧力でグニッっと伸びて、エコカラットとボードとを密着させます。

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 まだ途中段階ですが、上からスポットライトを当てると、こんな感じです。当初の構想どおり、イイ感じになってきました。
(初めてにしては上出来)0xF9CF

2008/05/17

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 フロントスピーカーを、仮設置してみました。

 取付ブラケットが角度調節機能付きのため、視聴ポイントに合わせて、スピーカーの向きを調節することができます。

theater02.jpg

 レーザー水準器を使って、BRAVIAの壁掛けユニットの水平を出しておきます。

theater03.jpg

 見えないところではありますが、各種コード類は、一定の間隔をおいて、固定しておきます。

theater04.jpg

 上から3分の2ほどに、ボードを貼った状態です。

theater05.jpg

 ボードの継ぎ目には、どうしても微妙な隙間が空きます。

 クロスを貼る場合には、隙間を埋めてパテで埋め、面を出しますが、エコカラットの場合は、専用の接着剤(スーパーエコぬーる)を盛るため、その必要はありません。

 経年変化によるボードの動きを止めるため、ボードとボードとの間に「ネットテープ」を貼っておきます。

 このネットテープは、一見、頼りなさそうですが、グラスファイバー製で張力が高く、上下左右方向のボードの動きを、完全に止めることができます。
(結果として、エコカラットのひび割れを防ぐことができます)

2008/05/14

ecocarat

 横浜ランドマークプラザにある、某・宝飾品店です。30mm角の割石を、マトリクス状に組み合わせてあります。

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 カレッタ汐留にある、某・和食店です。こちらは、少し粗めの割石を組み合わせています。光の当て方により、複雑な陰影が浮かび上がっています。

ecocarat

 某・インテリア会社のショールームにある「エコカラット」の施工サンプルです。手前が「プレシャス モザイク カッセ」で、奧が「ニューナチュラル」です。

ecocarat

 現在の施工中の状態です。なかなかイイ具合にできそうです。