SOARISTO工房 Logo
Hardware Archive
2012/08/20

 またも、お届け物が。

3dmonitor01.jpg

 ASUSの、「NVIDIA 3D Vision 2」対応27型ワイド液晶ディスプレイ、「VG278H」(標準価格:59,800円、購入価格:49,787円)です。

 現在製作中の「Ultimate Tera Storage Machine」には、NVIDIAの「GTX580」(ENGTX580/2DI/1536MD5)を2本組んで、SLIを構成していますが、この能力を最大限に活かすために、液晶ディスプレイを新調することにしていました。

 この「VG278H」、昨年10月のNVIDIAの「3D Vision 2」の発表と合わせ、その対応ディスプレイとしてASUSから発表され、すでに北米や欧州では販売されていたのですが、なぜか日本市場には投入されていませんでした。

 個人で輸入しようとあちこち調べていた矢先、やっとこの4月に、日本のASUSからも発売となりました。しばらく待っていたところ、価格も落ち着いてきたようなので、この機会に購入することにしました。

3dmonitor02.jpg

 開梱したところです。27インチともなると、かなり大きいです。

3dmonitor03.jpg

 モニターの上端の中心に、3Dグラス制御用のIRトランスミッターが埋め込まれています。

 通常の構成のように、ピラミッド型のIRトランスミッターをモニタ近傍に設置する必要がないので、とてもシンプルです。

3dmonitor04.jpg

 「3D Vision 2」用の3Dグラスです。

 従来の3Dグラスよりレンズ面が20%拡大され、視野角が広がるとともに、「NVIDIA 3D LightBoost Technology」というものが投入され、“これまでより2倍明るい”とされています。(詳しくは、こちらなど)

/3d-vision01.jpg

 最終的には、もう2枚買い足して、夢の「3D Vision Surround」を組みたいところですが、これ以上やると奥さんが口をきいてくれなくなりそうなので、ここら辺で止めておきます。0xF9C7

#別にゲームおたくでも何でもないのですが、技術的に、また視覚的にどういうものか、とても興味があるので。

 なお、信号入力は、DVIだけでなく、HDMI 1.4aにも対応しているので、PCのモニタとしてだけでなく、Blu-ray 3DやPlayStation 3を接続して、3D映像を楽しむこともできます。そう考えると、けっこうお買い得かも知れません。

2012/06/30

 奥さんの演奏会のビデオをエンコードしていたら、水冷PCから悲鳴のような警報音が鳴り響き、夜中に叩き起こされました。0xF9FC

 オーバークロックにより、CPUの温度が設定値を超えたのかと思い、ASUSの管理ツールを見ようとしたのですが、立ち上がらず。

 はたまた、2TBのHD・5本で組んだRAID5が逝ってしまったのかと思い、LSIの管理ツールを見ようとしたのですが、こちらも立ち上がらず。

 焦るばかりで、けたたましい警報音は、一向に鳴り止みません。

ssd01.jpg

 やっとこさ、BIOSレベルでLSIの管理ツールを動かしたところ、RAID5のうちの1本ではなく、なんと、SSD・2本で組んだRAID0の片方が逝ってしまっていました。

 購入したのは去年の7月ですから、ちょうど1年が経ったところですが、常時稼働させていた訳ではなく、うちのM3 Coupeと同じように、ほとんど動かしていないので、SSDの寿命というよりは、個体の問題のようです。

 それにしても、あまりにも早いご逝去なので、少し驚きです。

ssd02.jpg

 Corsairはもう止めて、信頼のIntelにしようと思ったのですが、性懲りもなくCorsairを買ってしまいました。0xF9C7

 「CSSD-P128GBP-BK」(購入価格:11,980円×2台)です。読み込み最大500MB/s、書き込み最大340MB/sの、現状最速のパフォーマンスを誇ります。

ssd03.jpg

 128GBのSSD・2本でRAID0を組んで、起動ディスクとしてリビルドします。

#中身はやっぱりPLEXTORです。

ssd04.jpg

 システムの復旧を急いだため、SSD単体でのパフォーマンスチェックはできませんでした。

 組み合わせたのは、SATA3.0接続した「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

 理論値では、シーケンシャルリードで1,000MB/sオーバーになるはずですが(前回は理論値どおりとなりました)、結果はご覧のとおりです。

 ただ、システムディスクということで、裏でいろいろなトランザクションが走っているところを考えると、なかなかに良いパフォーマンスを持っているのではないでしょうか。

 それにしても、前回とまったく同じ容量なのに、1年で価格が半分になっています。以前にも少し書きましたが、「技術屋は、頑張れば頑張るほど報われない」という感じです。

2012/05/27

 スマートフォンにも搭載され、いまや生活には欠かせないものとなったFeliCaですが、
(正確には、スマートフォンに搭載されているのは、NFC(Near Field Communication)という、FeliCaの上位規格ですが)

 現在製作中の「Ultimate Tera Storage Machine」に、取り付けてみることにしました。

felica02.jpg

 こちらが、今回取り付けた「非接触ICカードリーダー/ライター」(RC-S370)です。

felica03.jpg

 「CM 690 II Plus」には、天板に小物入れとして使えるような“窪み”が付いています。

 測ってみると、ちょうどいい大きさなので、ここに取り付けることにしました。

felica01.jpg

 取り付け上、問題となるのは、この「mini USB」のコネクタです。

felica04.jpg

 ということで、窪みの側面に四角い穴(10mm×5.5mm)を開け、コネクタを逃がすようにしました。

 現物合わせで正確に位置決めし、精密ヤスリで慎重に削り出します。

felica05.jpg

 カードリーダーを取り付けたところです。窪みにピッタリ納まりました。

 これで、Suicaなどの電子マネーの残高照会や決済をすることができます。(e-Taxで自動車税を支払うこともできます)

 また、PCの立ち上げ時には、Xperiaをかざすことにより、Windowsにログオンすることができます。

2011/12/23

 前回は、1万円台のRAIDカードに、7万円台のRAIDカードが負けるという、惨憺たる結果だったので、リベンジします。

megaraid01.jpg

 まずは、ファームウェアを、最新版にアップデートします。

 「MegaRAID Storage Manager」(以下、MSM)をインストールし、このツールからアップデートします。

 現時点での最新版は、「3.140.15-1320」(パッケージバージョン:23.1.1-0004)です。
(このツールを使う前、CLIからアップデートしようしたのですが、何度やっても上手く行きませんでした)

megaraid03.jpg

 まずは「RocketRAID 2720SGL」との比較です。

 左が「RocketRAID 2720SGL」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

megaraid02.jpg

 比較のため、チップセット(P67)との比較です。

 左が「P67」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

megaraid04.jpg

 ついでに、HD(HGST 0S03191)単体との比較です。

 左が「HGST 0S03191」、右が「MegaRAID SAS 9265-8i」です。

megaraid05.jpg

 RAIDカードの稼働中は、アルミのヒートシンクが触れないくらい熱くなっていたので、親和産業のPCファン(40mm)を取り付けてみました。

 MSMでチップ温度を調べてみると、PCファンを付ける前は70℃以上でしたが、付けた後は44℃前後で安定しました。これで一安心。

2011/12/18

 前回は、HighPoint社の「RocketRAID 2720SGL」を試しましたが、いまいちパフォーマンスが伸びなかったため、

megaraid02.jpg

 LSI社の「MegaRAID SAS 9265-8i」(購入価格:614.99ドル=約47,800円)を購入しました。

 例によって個人輸入したのですが、秋葉原で7万円台前半で売られているようなので、かなりお買い得でした。0xF9CE

megaraid03.jpg

 こちらがその「MegaRAID SAS 9265-8i」です。記事に拠ると、「現行最速クラスのRAIDカード」なのだとか。

 ということで、さっそくパフォーマンスチェックです。

hgst-hd02.jpg

 まずは、チップセット(P67)のSATAインターフェースでRAID5を組んだ結果です。

rr2720sgl05.jpg

 つづいて、「RocketRAID 2720SGL」の結果です。

megaraid01.jpg

 そしていよいよ、「MegaRAID SAS 9265-8i」の結果です。

 って、をいをい、こらこら。「RocketRAID 2720SGL」どころか、チップセットのRAID5にも負けとるやないかいっ!!0xF9C9

 う~む、何かおかしい、ぜったい変です。そもそも、1万円台のRAIDカードに、7万円台のRAIDカードが負けるはずがないじゃないですか。
(と、あぶくのように消えてしまいそうな淡い期待)0xF9C8

 RAIDカードのファームを最新版にして、テストし直すことにします。

#購入時のファームは「3.130.25-1196」(パッケージバージョン:21.0.1-0110)、最新版は「3.140.15-1320」(同:23.1.1-0004)でした。

〔関連情報〕
   ・現行最速クラスのRAIDカード「LSI MegaRAID SAS 9265-8i」を試す
   (2011年11月8日:AKIBA PC Hotline!)