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Hardware Archive
2013/06/22

 前回までで、ほぼ完成しているはずなのですが・・・、

 さらなる冷却性能向上を目指して、サイドパネルにPCファンを追加することにしました。

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 こちらが、CoolerMaster、「CM 690 II Plus NVIDIA Edition」のサイドパネル。
(この加工用に、購入後、保護フィルムを貼ったままにしてありました)

 標準モデルの「CM 690 II Plus」には、サイドパネルにPCファン用の開口部が2ヶ所ありますが、「NVIDIA Edition」には、nVIDIAの大きなロゴが入っているため、それらがありません。

 ということで、PCファンを取り付けるため、開口部を切削することにします。

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 まずは、こちらが今回取り付けるPCファン、親和産業の「GF-1225PWM28AO」(PWM制御のもの)です。

 これまで、本体上面、前面、下面には、140mmのPCファンを使っていましたが、今回は、取付スペースの関係で、120mmのものを使います。

 これまた同様、標準の青色LEDから、日亜化学の高輝度緑色LEDに置換しておきます。

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 フィンの保護と、埃の侵入を防ぐための「グリルガード」(4.50ドル)です。

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 開口部を切削するための「自在錐」(じざいきり)です。

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 切削予定位置に、正確に罫書きます。

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 フライスマシンを使って、慎重に切削します。

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 切削した部分は、棒ヤスリを使って、バリを取っておきます。また、錆防止のため、タミヤの「ペイントマーカー」(フラットブラック)を使って、タッチアップしておきます。

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 とりあえず、切削完了。

2013/04/27

 前回は、危うく火災が起きるところでしたが・・・、気を取り直して、もう一度組み直すことにします。

 「P68」の不具合の件といい、本当に手間が掛かります、この「Ultimate Storage Machine」。0xF9C7

 しかし、こうなったら、トコトン行くしかありません。

Maximus IV Extreme-Z

 この際、最新のハイエンドマザーボードにしようとも思ったのですが、ちょっと急ぎでエンコードしなければならないものなどあり、じっくりパーツ選びをしている余裕がありません。

 けっきょく、CPUや水冷ブロックをそのまま流用することにして、同じLGA1155の「Maximus IV Extreme-Z」の新品を、格安でゲットしました。

 「Maximus IV Extreme」では、チップセットが「P68」でしたが、「Maximus IV Extreme-Z」では、「Z68」に変わっています。

#Z68とP68との違いは、こちらなど。

Maximus IV Extreme-Z

 水冷ブロックを取り外したところ、出火原因は電解コンデンサではなく、CPU周りのVRM(Voltage Regulator Module)であることが分かりました。ここの燃え方が一番激しいようです。

 VRMが逝ってしまったということは、電圧の制御がダメになってしまっているので、CPUも逝ってしまっている可能性大です。

#こっ、これはまずい。追突・炎上で、全損事故(?)か・・・。0xF9FC

Maximus IV Extreme-Z

 とりあえず、半日掛かって組み換え完了です。

 隣で“部品取り車”状態になっているのは、サブ機である「VAIO Master」です。
(今回、チェック用にBlu-rayドライブを取り外し、一時的にドナーとなっていただきました)

Maximus IV Extreme-Z

 本来であれば、CPUが生きているかどうかを確認するため、空冷状態で動作確認をしてから水冷化すべきところですが、一か八かで、いきなり水冷で組んでしまいました。
(これでダメだったら、普通にVAIOを買おうということで)0xF9C7

#途中、マザーボードに水冷ブロック(「EK-FB ASUS Max4 Extreme」)を組み付ける際、「Extreme-Z」と「Extreme」とでは、電解コンデンサの位置が微妙に異なるため、干渉して取り付けられないことが分かりましたが、どうやって解決したかは省略。

Maximus IV Extreme-Z

 今回、改めて組み直したついでに、マザーボード側の側板の裏面に、Ainexの「吸音シート」を貼ってみました。

 ただのスポンジのように見えますが、「カームフレックス」という吸音素材(特殊な軟質ウレタンフォーム)が使われています。

 「耳障りな高周波ノイズを吸音してくれる」らしいですが、効果のほどはまだ分かりません。

#マザーボード裏面には、無数のケーブルやコードなどが走っていますが、この吸音シートが、これらのケーブル類を圧迫しながら押さえてくれるので、「ビビリ音」の解消ぐらいにはなると思います。
(水冷マシンといいつつ、なぜか回転系が多いので)0xF9C7

Maximus IV Extreme-Z

 ということで、片側完成。

 「Cooler Master」の文字が光っています。0xF9F8

2013/04/20

 かざしてログオンのため、PCにXperia GXを接続していて、外出するためにXperia GXを外したところ、「バチッ」という音とともにPCの電源が・・・。0xF9FC

Maximus IV Extreme

 RAIDは大丈夫かと立ち上げ直したところ、何やら焦げ臭いニオイとともに、青白い煙が・・・。

Maximus IV Extreme

 そのうちに、「ボワッ」とオレンジ色の炎が・・・。

 をいをいをいっ!! ちょっと待ってくれよ~。0xF999

 最初は何が起こったのか分からず、ただちに「ふ~ふ~」して消火活動を。

 現場検証の結果、出火元は、マザーボード上の電解コンデンサ(日本製)で、何らかの原因で高熱となり、出火したものと思われます。

 というか、あのままだったら火事になってたやないかいっ!! こわっ。

2012/12/15

 またも、ディスク関連のトラブルです。0xF9FC

 夜半にウトウトしていたところ、「MegaRAID SAS 9265-8i」からの悲鳴のような警報音で叩き起こされました。

 前回は、SSDがクラッシュしましたが、今回は、HDDが逝ってしまいました。

MegaRAID SAS Rebuild

 恐る恐る「MegaRAID Storage Manager」(以下、MSM)で調べてみたところ、2TBのHDD・5本で組んだRAID5ドライブのうちの、4本目のディスクがクラッシュしていました。

 RAID5は、冗長構成ではありますが、一重の冗長であり、1台のディスク障害によるデータ復旧中に、もう1台のディスクに障害が発生してしまうと、永遠にデータが失われてしまうことになります。

#RAID6であれば、同時に2台が壊れても、データを復旧することができますが。(二重の冗長)

 RAID5ドライブに使っているディスクは、リード/ライトの特性を揃えるため、同じ製品(=同じMTBF)を使っていますが、1台が逝ってしまったということは、もう1台(残りの4本のうちのどれか)が逝ってしまう可能性が高くなっていると考えられます。

MegaRAID SAS Rebuild

 ということで、速攻でクラッシュしたディスクを交換します。

 これまでは、HGSTの「HDS723020BLA642」のリテール品、「0S03191」を使っていましたが、今回は、サーバ用の高信頼モデル、「HUA723020ALA640」(購入価格:15,960円)を使うことにしました。

MegaRAID SAS Rebuild

 MSMを使えば、ホットスワップ(サーバ稼働中でのディスク交換)もできるようです。

#「Start Locating Drive」で当該のディスクを特定し、「Make Drive Offline」で外せる状態にしてから交換し、「Start Rebuild」で復旧。

 ただ、ちょっと怖いので、いったんサーバの電源を落としてから、ディスクを交換することしました。

MegaRAID SAS Rebuild

 MSMでは、0オリジンなので、表示上は6番目の論理ディスクとなっていますが、SASケーブルのナンバリングは、1オリジンなので、7番目の物理ディスクとなります。

 間違ったディスクを交換してしまうと致命的なことになってしまうので、慎重に当該のディスクを特定します。

#こういう時のため、テプラで“示名条片”を作って貼っておきました。(備えあれば憂いなし)

MegaRAID SAS Rebuild

 ディスクアレイから、当該のディスクを外します。

MegaRAID SAS Rebuild

 左側がクラッシュした「0S03191(HDS723020BLA642)」で、右側がこれから交換する「HUA723020ALA640」です。

 2つとも、キャッシュ(64MB)と回転数(7,200rpm)は同じですが、消費電流は異なり、HDSが430mA(5V)・740mA(12V)、HUAが450mA(5V)・850mA(12V)となっています。

 なによりも、HDSは「Made in China」であるのに対し、HUAは「Made in Thailand」でした。この際、高い信頼性を求められる部品については、ちゅーこく製を徹底的に排除していきたいと思います。

MegaRAID SAS Rebuild

 ディスクを交換し、サーバを立ち上げると、MSMにて操作するまでもなく、リビルドが自動的に始まっていました。(「Auto Rebuild」がONになっている場合)

 リビルドには、4時間50分ほど掛かりました。

 なにかと忙しい年末に、一瞬肝を冷やしましたが、なんとか原状復帰することができました。ふ~ぅ。0xF9C6

2012/09/29

 またも、アヤシイ機器を入手しました。JACKALL(JK-108A)です。

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 Jack+All、その名のとおり、HDMI信号からHDCPを解除して、キャプチャーを行うためのものです。

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 オモテ向きは、DVI信号からHDMI信号への“変換/切換機”ということなので、DVI入力が2系統あります。0xF9C7

 以前に、HDCPフリーのキャプチャーカード、「Jackall Express」を購入していたのですが、訳あって“変換/切換機”を購入しました。

 Jackall Expressでキャプチャーする場合には、先人達が開発されたフリーソフトを使うのですが、コーデックにあまりよろしいのが使えず、けっこう画質が落ちてしまいます。
(圧縮率は高いので、長時間録画向きですが、映像の“鮮鋭さ”が失われてしまいます)

 一方、SKNETさんの「Monster X3」などに付属しているソフトでは、H.264圧縮やDR(非圧縮)などが使えますが、いちおう、オモテの製品だけあって、HDCPがきちっと掛かってしまいます。

 そこで、オモテのキャプチャーカードを使いつつ、前段にJackallをかましてHDCPを解除し、できるだけ高い画質でキャプチャーしてしまおう、という訳です。0xF9F8