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Exterior (BMW) Archive
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 前回の続きです。いよいよ、カッティングシートを貼り込みます。

M Performance Side Strips

 こちらが、カッティングシートを施工する七つ道具です。

 「M Performance Side Strips」の取り付けマニュアルには、「ボディーが乾いた状態で施工してください」と書かれていますが、「BMW Performance Strips」の時と同様、“水貼り”します。

M Performance Side Strips

 まずは、いつも以上に入念に洗車します。

 洗浄剤は、市販品によくある、“気休め”の(泡ばっかり出る)洗浄剤は使いません。業務用の、“ボディーの汚れを落とすこと”に重きを置いた洗浄剤を使います。

M Performance Side Strips

 ボディー表面に付いたピッチやタールは、デュポン社製の「プレップゾル」を使って、完璧に落とし切ります。

M Performance Side Strips

 はじめに、リアのパートです。

 ホイールアーチのプレスラインに合わせて、エッジから2~3mm程度のところに来るように、慎重に位置決めします。
(“水貼り”なので、何度でもやり直しが利きます)

M Performance Side Strips

 位置が決まったところで、スキージ(ゴム製のヘラ)でしごいて、中に残った水分を完全に抜きます。

M Performance Side Strips

 つづいて、フロントのパートです。

 フロントには、位置決めをするための「ガイド」が付いています。このガイドに従って、「M Performance Carbon Front Splitter」のエッジから、サイド側で6.2mm、フロント側で5.8mmのところに位置決めしました。

M Performance Side Strips

 スキージでしごいて、固定します。

M Performance Side Strips

 ということで、完成です。

 本来はサイドステップのところもありますが、全面を貼ると、派手になり過ぎるので、フロントとリアだけにしました。

 あくまで、「Moderate Tuning」ということで。

M Performance Side Strips

 こうやって見ると、Mのトリコロールが、ワールドカップの時のフェイスペインティングのようです。

M Performance Side Strips

 なかなかイイ感じです。0xF9C6

NICOLE Circuit Day

 これで、来週(11/9(金))開催される「NICOLE Circuit Day」への準備も、バッチリです。

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 誕生日ウィークの今週、またもドイツから部品が届きました。0xF8E60xF9CF

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 “Carbon Front Lip Spoiler”、“Carbon Rear Spoiler”、“Carbon Door Mirror”の三種の神器に引き続き、「M Performance Side Strips」です。

 部品番号は、「51142217585」で、200.94ユーロだったので、約20,000円になります。

#これを、某「ファッション系チューニングショップ」なんぞに頼むと、8~10万円はボッタクられると思います。0xF9D1

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 開梱したところです。

 カッティングシートは、“BMW Performance Strips”と同様、住友3M製でした。

 長辺の長さは、2,400mmほどもあります。円筒状のボール紙に、クルクル巻かれた状態で梱包されています。

 朝晩は寒くなりましたが、日中は暑くも寒くもなく、ちょうど良い一日となりました。こんな日は絶好のDIY日和です。0xF9F8

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 前回のドアミラーフロントリップスポイラーに引き続き、いよいよ三種の神器の最後、カーボンリアスポイラー(以下、リアスポイラー)の取り付けです。

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 純正の証。

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 部品には、両面テープが付いていないので、住友3Mさんの、自動車外装用の両面テープを使います。

 フロントリップスポイラーの時に使ったものと同じ材質ですが、幅が10mmのもので、細いリアスポイラーにはちょうど良い大きさです。

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 まず、両面テープを貼り込む前に、リアスポイラーを加工しておきます。

 リアスポイラーの裏を見ると、左右の端点、部品の接合部のようなところに、僅かに段差が残っています。その厚み、0.3~0.5mmぐらいでしょうか。

 ボディーに接着した時に“浮き”が出てしまうとまずいので、ミニルーターを使って切削し、平らに均しておきます。

#タイムコストに追われる某「ファッション系チューニングショップ」なんぞには、こんな細かな芸当はできないでしょう。0xF9D1

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 こんな感じに、すべての縁に、両面テープを貼り付けます。

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 クラフトナイフとクラフトばさみを駆使して、エッジのアールを処理しておきます。

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 つづいて、純正のリアスポイラー外します。

 リアスポイラーは、ボディーに両面テープで接着されています。この両面テープを剥がすには、ある「秘策」を使います。

 その前に、クルマを炎天下に、数時間ほど放置プレイしておきます。

 両面テープには「熱可塑性」があり、温度が高くなるに従って柔らかくなり、剥がし易くなります。
(冬期など、外気温が低い時には、ヒートガン(無ければドライヤー)を使って暖めます)

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 これがその「秘策」に使う道具です。

 何のことはない、単なるタコ糸です。

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 こんな感じで、タコ糸を二重にして、ボディーとリアスポイラーの隙間に差し込み、ノコギリの要領で左右に動かしながら、両面テープを引き剥がしていきます。

 タコ糸は、ボディーに触れないよう、少し上に引き上げながら、左右に動かします。

 なお、ボディー表面に細かな砂などが載っていると、擦り傷の原因となってしまうため、必ず洗車してから作業します。

 また、タコ糸を引く時は、それなりの力を要するため、指を保護するために軍手をしておきます。

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 外れました。

 この方法なら、一人でも簡単にリアスポイラーを外すことができます。

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 ボディー表面に残った両面テープは、指で丸めてダンゴ状にしながら、根気よく取り除きます。ボディーが暖まっていれば、割と簡単に取れてしまいます。

 端の部分は、こんな感じで少し残ってしまいますが、深追いはしません。あとはケミカル類を使って取り除きます。

 ケミカル類は、「プレップゾル」(無ければ「エナメル溶剤」)を使います。

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 ケミカル類で、両面テープの残りを処理したところです。

 ツルツルすべすべの、320i Coupe状態になりました。

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 いよいよ取り付けです。

 まずはリアスポイラーをボディーに仮組みして、位置決めをします。

 ここでの精度がすべてを決めてしまうので、前後に偏りがないか、左右がシンメトリーになっているか、十分に時間を掛けて微調整します。

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 リアスポイラーをボディーに接着したところです。

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 さすがは純正パーツ。金型(CADデータ)を共有しているだけあって、細部のチリまでぴったりです。

#どこぞのエアロパーツ屋の“張りぼてカーボン”とは、成型精度が違います。0xF9D1

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 完成。0xF9CF

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 なかなかイイ感じのトンガリ具合です。

 リアスポイラーが付いたお陰で、心なしか加速が鋭くなったような気がします。(気のせい、気のせい)0xF9C7

 後から気付いたのですが、運転中にルームミラーを見ていると、リアウィンドウの下に、ちょこんとリアスポイラーの先端が見え隠れします。

 何よりも“走りゴコロ”をくすぐります。

 正規ディーラー価格では、69,800円(税別、取付工賃別)ですが、今回は円高(ユーロ安)の恩恵もあって、34,005円(輸送費、関税別)で取り付けることができました。0xF9F8

 ドアミラーにつづいて、カーボンフロントリップスポイラー(以下、スポイラー)の取り付けです。

 正式名は、「BMW M Performance Carbon Front Splitter」です。

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 はじめに、フロントカウル底部の、M6mmのボルト(青○の方)を外します。

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 部品には、両面テープが付いていないので、住友3Mさんの、自動車外装用の両面テープを使います。

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 かなりエッジの効いたデザインです。

 アールがきつい部分があるので、すべての縁に両面テープを貼り付けることはできません。

 ボディーとの隙間をふさぎ、防水する意味で、アールがきつい部分には、スポンジゴムを貼り付けることにします。

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 スポイラーを一度ボディーに仮組みして、両面テープで接着すべき部分と、スポンジゴムで防水すべき部分とに、おおよその見当を付けておきます。

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 直線的なところに両面テープを貼り付けていきますが、それでも微妙にアールが付いているので、力加減に注意しながら、縁ギリギリのところを狙っていきます。

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 アールのきついところには、スポンジゴムを5mmの幅に切り出したものを、縁ギリギリのところに貼り付けていきます。

 貼り付け終わったら、クラフトナイフとクラフトばさみを駆使して、エッジのアールを処理しておきます。

#タイムコストに追われる某「ファッション系チューニングショップ」なんぞには、こんな細かな芸当はできないでしょう。0xF9D1

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 いよいよ貼り付けです。

 貼り付けの際には、両面テープの剥離シートを、いきなり全部剥がさずに、数cmだけ剥がした状態にしておきます。

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 こんな感じで、剥離テープを、スポイラーとボディーとの隙間から、少し出しておきます。

 この状態で、スポイラーとボディーとの組み付け具合をみて、前後に偏りがないか、左右がシンメトリーになっているか、微調整します。

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 最後に、剥離テープを慎重に引き抜いて、ボディーに完全に密着させます。

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 さすがは純正パーツ。金型(CADデータ)を共有しているだけあって、細部のチリまでぴったりです。

#どこぞのエアロパーツ屋の“張りぼてカーボン”とは、成型精度が違います。0xF9D1

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 完成した状態です。

 スポイラーによって中央のエアインテークが強調され、まるでF-16ファイティングファルコンの「シャークマウス」のようです。

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(画像は、Wikipediaから引用)

 こんな感じ。0xF9CF

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 正規ディーラー価格では、片側59,000円(税別、取付工賃別)ですが、今回は円高(ユーロ安)の恩恵もあって、片側24,426円(輸送費、関税別)で取り付けることができました。0xF9F8

 前回よりだいぶ間が空いてしまいましたが、いよいよ取り付けです。

 正式名は、「BMW M Performance Carbon Exterior Caps」ということで、標準のドアミラーの上に被せて両面テープで固定するタイプかと思っていたのですが、実物をみてみると、標準のドアミラーと交換するタイプでした。

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 ということで、標準のドアミラーを取り外します。

 標準のドアミラーは、4ヶ所の嵌合で固定されているだけなので、隙間に指を入れて、嵌合の位置を意識しながら、慎重に手前に引きます。

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 標準のドアミラーを取り外したところです。

 青い○は、嵌合の位置です。ドアミラーの内部は、隙間のないほど部品が詰まっていて、ターミネーター状態(?)になっています。

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 カーボンドアミラーです。非常に美しいカーボン柄をしています。

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 カーボンドアミラーの裏面です。

 部品には、防水用として、2種類のスポンジゴムが付いていました。1つは、普通の堅さのスポンジゴム(黒い方)、もう1つは、かなり柔らか目のスポンジゴム(グレーの方)です。

 取付説明書が無かったため、正確な組み合わせは不明ですが、スポンジゴムの長さから推定して、普通の堅さのスポンジゴムを、ドアミラーの付け根の縦方向の位置に、柔らか目のスポンジゴムを、ドアミラーの外周方向の位置に貼り付けました。

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 こんな感じで、ドアミラーの縁ギリギリのところに貼り付けます。

 クラフトナイフとクラフトばさみを駆使して、エッジのアールを処理します。

#タイムコストに追われる某「ファッション系チューニングショップ」なんぞには、こんな細かな芸当はできないでしょう。0xF9D1

carbon-mirror03.jpg

 4ヶ所の嵌合の位置を意識しながら、カーボンドアミラーを押し込みます。

carbon-mirror07.jpg

 さすがは純正パーツ。金型(CADデータ)を共有しているだけあって、細部のチリまでぴったりです。

#どこぞのエアロパーツ屋の“張りぼてカーボン”とは、成型精度が違います。0xF9D1

 正規ディーラー価格では、片側38,400円(税別、取付工賃別)ですが、今回は円高(ユーロ安)の恩恵もあって、片側20,651円(輸送費、関税別)で取り付けることができました。0xF9CF

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