前回の続きです。
またも、電装系です。
#「週刊」といいつつ、「月刊」になっていますが。0xF9C7
前々回に、シリアルインタフェースを作製しましたが、思うところあって、作り直しました。
左側が弐号機で、右側が参号機です。
弐号機では、秋月の「FT232RQ USBシリアル変換モジュールキット」に、「アナログ・マルチプレクサ/デマルチプレクサ」(TC4053BP)を組み合わせ、1ポートしかない「ArbotiX-M Robocontroller」(Arduino ATmega644P)のシリアルポートを、切り替えられるようにしました。
PCから「ArbotiX-M」にブログラムを書き込んでいる時には、PC ⇔ ArbotiX-MのTX/RX信号をアクティブにし、「ArbotiX-M」がTFTディスプレイ(gen4-uLCD-70D-SB)と通信したい時には、ArbotiX-M ⇔ TFTディスプレイのTX/RX信号をアクティブにするようにしました。
参号機では、さらに、PCからTFTディスプレイにもプログラムを書き込んだり、microSDカードにファイルを転送したりできるよう、「ArbotiX-M」がTFTディスプレイと通信していない時には、PC ⇔ TFTディスプレイのTX/RX信号をアクティブにするようにしました。
このため、「アナログ・マルチプレクサ/デマルチプレクサ」を、2つ組み合わせています。
なお、「ArbotiX-M Robocontroller」のシリアルインタフェースの回路と、TFTディスプレイ(gen4-uLCD-70D-SB)のシリアルインタフェースの回路とは、微妙にRESET信号の使い方が異なっています。
(RESETのトリガとして、「ArbotiX-M」は「#RTS」信号を、TFTディスプレイは「#DTR」信号を使用)
「ArbotiX-M」側は、そのまま「FT232RQ USBシリアル変換モジュールキット」を使っても良かったのですが、TFTディスプレイ側のものと合わせるため、新たに、2つの「FT231X USBシリアル変換モジュール」を使うことにしました。
#「FT2232D USBシリアル2ch変換モジュール」を使えば、2つのFT231Xモジュールを1つにまとめることができますが、モジュールサイズが40pinもあり、他の回路を含めると、B基板に収まらなくなるため、あえてFT231Xモジュールを2つ使うことにしました。