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Landscape Archive

 たまには、クルマの話題を離れて。

 紫陽花(あじさい)といえば、北鎌倉にある「名月院」が有名ですが、6月も終わろうとしているこの休日、遅ればせななら、紫陽花散策に行ってきました。0xF9D8

 今日は時折り小雨の降る、あいにくの天候でしたが、逆に紫陽花を観るには、絶好の日和となりました。

 北鎌倉駅から、円覚寺、東慶寺、浄智寺を回って、「名月院」へ。

#写真はいつものCyber-shot F505Vではなく、FOMA SO902i(オートフォーカス付き)で撮りました。

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 境内には、淡いブルーを中心とした紫陽花が、一面に咲き乱れています。その光景は、まさに壮観です。0xF9CF

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 本堂の前には、足下から頭の上まで紫陽花が咲き乱れ、鎌倉の紹介ページ等で有名な「紫陽花のトンネル」があります。

 ただし、今日はさすがにシーズンだけあって、手毬花の数より人の頭の数が多いぐらいだったので、写真は割愛します。(てか、撮れなかった)0xF9C7

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 ところ変わって、こちらは「建長寺」本堂裏の庭園。遠くの山々に霧が掛かって、まるで山水画のようです。

 どこからともなく、「ほ~、ほけきょ」と、鶯(うぐいす)の声が響き、小雨の落ちる水面(みなも)に、同心円状の文様が広がっていきます。

 本堂の縁側に腰掛けて、緑一色の庭園を眺めていると、時の流れが、ほんとうにゆっくりと感じられます。

 ぼけ~~~っと。0xF9C6

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 おっと、不覚にも、意識を失いそうになってしまいました。0xF9C7

 普段は、一分一秒を惜しむような、あくせくした生活を送っているので、たまにはこんな休日も良いかなと。

#ちなみに、この季節、鎌倉にクルマで行っちゃいけません。大渋滞で、クルマに住んでるみたいになります。地球に優しく、横須賀線で行きましょう。

#タイトルは、志賀直哉の小説のパクリです。

 自称「先っちょマニア」の職人。前回の「観音崎」に続き、今回は東京湾をぐる~っと一周して、千葉県は館山市の「洲崎」(すのさき)に0xF9ADになります。

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 バス停「洲の崎灯台前」です。バスはほんとに1時間に1本しかないです。

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 灯台は、小高い丘の上にあります。新緑が目に眩しいです。

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 灯台のある高台から、東京方向を望みます。

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 岬の先端に出てみました。360度のうち、300度ぐらい海です。

 前回来た時は、晴天の強風だったのですが、今回は曇天の凪(なぎ)でした。横須賀方向を見ているはずなのですが、半島が空に溶け込んで、山水画みたいになってます。

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 沖合を、大型船がゆっくり進みます。0xF8C2

 ぼけ~~~っと。0xF9C6

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 ん?

 春なのでしょうか、やたらとハチが飛んでいます。それも、お尻がまるまると大きいクマンバチが、あちこちでホバリングしてます。0xF999

 志賀直哉は、1匹のハチの死骸を見て生と死の狭間を感じたようですが、職人は、単純に身の危険を感じました。0xF9C7

 ってことで、「君子危うきに近寄らず」、「三十六計逃げるに如かず」で、ダ~ッシュ!0xF9D8

2006/04/22

 今日はとても天気0xF89Fが良かったので、久しぶりに早起きして、0xF8BF0xF9ADに行ってきました。

Blue Fuji

 横浜市内「某所」から観た、Mt.0xF9E5です。こんなにくっきりはっきり富士山が見えるなんて、いや~、神奈川県民に生まれて良かった~。0xF9CF

Blue Fuji

 少し足を伸ばして、横須賀の観音崎まで行ってきました。場所的にいうと、ここになります。

 対岸の木更津や富津岬が、手に取るように間近に見えます。0xF8F2

Blue Fuji

 こちらは、鋸山と、房総半島の南端、館山方向です。こうして見ると、浦賀水道って狭いのですね。大型船にとっては、東京湾の難所であることが、よく分かります。0xF9C6

 で、川崎から横須賀まで、高速道路を使った訳ですが、久しぶりにエンジンに鞭打って、全開走行してみました。

 シフトゲートをスポーツモードに入れて、アクセルをグッと踏み込むと、「フォオ~~ン」という音と共に、怒濤の加速が始まります。メーター0xF95Eは、あっという間に、はるか法定速度を超えてしまいます。

#おっと。横横は覆面が多いので、スピードは控えめに。0xF9CE

 TOYOTAの2JZ-GTEも、もちろん良いエンジンでしたが、BMWのN52B30Aは、もはや別次元のエンジンと言って良いでしょう。踏んだら踏んだ分だけ、素直に滑らかに、どこまででも加速していきます。まるで、エンジンが「もっと回せ、もっと回せ!」と言っているようです。

 しかも、「フォオ~~ン」という音は、絶妙な音程で、絶妙な音圧で、ドライバーの耳に伝わってきます。大きくもなく小さくもなく、絶妙な味付けです。まさに、「駿馬」を操っているような感覚です。
(同じN52B30Aでも、330iは、もう少し音圧があったような気がしますが、5シリーズでは、ここら辺がベストだと思います)

 さらに、5,500~6,000rpmまで引っ張ると、それはもう、得も言われぬような、官能的なサウンドが全身を包みます。0xF9CB
(この感覚は、ただひたすらに静かなLEXUSでは、決して味わえないことでしょう)

 しかも、7,000rpm近くまで、しっかり回るのです。さすが、もと航空機メーカーのエンジン。

 ってことで、わざとシフトダウンしてみたりして。

   「フォン、フォオ~~~ン」0xF9A4

 く~っ、BMWにして良かった~。0xF9CF

   「駆けぬける歓び」

〔関連情報〕
   ・Black Fuji

2005/12/19

 たまには、クルマとは離れた話題を。

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(クリックで拡大)

 海ほたるから観た、Mt.0xF9E5です。撮影は、SONY Cyber-shot 「DSC-F505V」。

 遠くに、ランドマークタワーや、みなとみらいの大観覧車が見えます。

 その昔、「Black Rain」という映画がありました。監督は、私の最も好きな映画「Blade Runner」を録った、リドリー・スコット監督。

 出演は、マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシア、そしてこの作品が遺作となってしまった松田優作さん。(あと、高倉健さん、若山富三郎さんなど)

 YakuzaのOyabun、Sugai(若山富三郎)がいうセリフに、つぎのような一節があります。(逃亡中のYakuza、Sato(松田優作)を追う刑事、Nick(マイケル・ダグラス)達に、低く、唸るように言います)

    10歳の時、B29が飛んできた。
    防空壕から出てきたら、街は消えていた。
    燃えさかる炎は、雨を呼んだ。

    黒い雨だ。

    おまえらは黒い雨を降らせ、おまえらの価値観を押し付けた。
    我々は自分を見失い、Satoの様なやつらが大勢生まれた。

    いま、その仕返しをしているんだ。

 う~ん、深いですねぇ。0xF9C5

 えっ? この写真とどういう関係があるって? いや、ぜんぜんないです。0xF9C7
(単なるBlackつながり)

 ただ、これまでのアメリカのやり方を見ていると、思うことしきり・・・。
(という日本も、戦時中はさんざん酷いことをしてますが)

#「Black Rain」って、89年の作品だったんですねぇ。つぎは、「Blade Runner」(82年)いってみようかなぁ。