「ツラツラ計画」に連動して、やり残していたことを実行。
本来ならば、BBSホイールの装着と同時に実行しておくべき、ホイールのセキュリティ対策です。
セオリーどおり、「McGard」を装着しようと思っていたのですが、日本BBSさんから、BBSホイール専用の「McGard」が発売される予定であることを知り、しばらく保留にしておきました。
普段は、ガレージに安置しているので、それほど神経質になる必要もないのですが、やはり軽自動車に匹敵する高価なシューズを履いている訳ですから、"念には念を入れ"ということで。
んが、「ツラツラ計画」に伴い、若干の軌道修正が必要となりました。(後述)
高価なホイールを、「邪悪な心を持ったヤカラ」から守るためには、一般的には、ロックボルト(またはロックナット)がよく用いられます。
ホイールをハブに固定するボルトの頭は、通常は六角形をしていますが、ロックボルトでは、このボルトの頭を特殊な形状とし、その形状にぴったり合うナット(キーナット)がない限り、ボルトにトルクが掛けられず、結果としてボルトが回せないようになっています。
特に、「McGard」は、キーナットの形状が数億通りもあり、「世界最強のロックボルト」と言われています。
んが、この「世界最強のロックボルト」も、"とある工具"を用いることにより、いとも簡単に回せてしまうのです。いや、ほんとに。0xF9FC
なぜなら、「絶対に開けられない家のカギ」を作って、そのカギを無くしたら、一生家に入れませんよね? 抜け道・裏ワザは、いろいろとあるのです。
ついでに、この"とある工具"、なかなか置いてあるところはありませんが、まったく入手困難という訳ではありません。
シャバ僧上がりの頭のヨワい盗人(ぬすびと)は、「ガ~ン、ガ~ン、ガ~ン、ゴリッ」って感じですが、狡猾でプロな盗人は、「ガコッ、ギュルッ」って感じになります。
ということで、いとも簡単に回せてしまっては意味がないので、さらに堅牢性を高めたものが、「ハイセキュリティ・ロックボルト」として、このほど発売されました。
(「じゃあ、いままでは一体何だったんだ?」というツッコミはさておき)
通常のロックボルトは、写真右側のような形状をしていますが、ハイセキュリティ・ロックボルトは、写真左側のように、ボルト側面がクルクルと回転するようになっており(スピンシュラウド)、ボルト側面にトルクを掛けられないようになっています。
BMW用のロックボルトは、「MCG-37279SL」(定価:18,900円)です。
"一般の方"は、この品番で良いのですが、"一般でない方"0xF9C7は、「MCG-37013SL」にします。これは、Mercedes用(およびMercedesのチューナーホイール用)のロックボルトです。
さて、なんでわざわざ好き好んで、Mercedes用なんかにするのでしょうか?
この「MCG-37279SL」と「MCG-37013SL」、どこが違うかというと、単純に、ボルトの「首下」の長さです。「ボルト径」や「ピッチ」は、まったく同じです。
以下、賢明な方のみ、その理由を想像してみてください。0xF9CD