作品No.1

 

[作品No.1]神戸市民広場
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ロケーション  このカットは、神戸ポートアイランドの市民広場。普段は入場できない場所ですが、この日はイベント開催のお蔭で広場中央まで乗り入れが可能でした。
 BMW本社を思わせる複合円筒形ビルを背景に、都会的な雰囲気を醸し出すロケーションをチョイス。こうしたチャンスは、ラッキー以外の何物でもありません。
撮影意図  広角ズームレンズ(28mm付近)を用いてアリストを近接撮影し、車体をデフォルメさせ、パース(遠近感)を効かせて力強さを強調しました。主要被写体を大きく捉えつつ、背景を広範囲に写しこむのは、広角レンズの醍醐味です。
 背景のディーテイルまで、移しこんで、写真全体にシャープ感を引き出すため、絞りは11を選択しています。アリストの持つダイナミックな躍動感と曲線美を狙ったショットです。
フレーミング  好天に恵まれたため、背景に青空を入れることを真っ先に考えました。左右に伸びる回廊の交点をやや右にずらし、アリストの重心をやや左に配してバランスを図り、背景には、ユニークなデザインの円筒形のビルをうるさくない位置に配置、人気の去るのを待ちました。残念ながら、左奥にはイベント用のミニバンが不可抗力的に写ってしまいました。
 広角レンズは、主要被写体に思いきって接近しないと、主張の曖昧な写真になってしまいます。ボンネットの高さにカメラを構え、広がる空気感を写しこみました。
自己評価  普段撮影できない場所に潜入できた時点で、すでに満足度は高得点を獲得。日常を脱した都会的なムードと、アリストの力強いフォルムを表現できたと思います。欲を言えば、背景左奥の建物と白い雲が重なってしまった点が悔やまれます。しかし、自分には如何ともしがたい・・・!
撮影データ  Nikon F5, AF-S Nikkor ED 17-35mm F2.8D, 絞り優先AE F11

 

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