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ワイドルームミラーの取付
'05/08/14初版,'05/09/04更新
 
難易度
コスト
お薦め度

[はじめに]

 ルームミラーの取り付けごときで「なぜDIYなのか?」と、不思議に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。(特に国産車にお乗りの方の場合)

 BMWの場合は、ルームミラーが特殊な形状をしているため、カーショップなどで一般的に販売されているルームミラーは、そのまま取り付けることができません。

 納車後しばらくの間は純正のルームミラーのままで乗ってみましたが、運転免許を取ってからずっとワイドルームミラー(以下、ワイドミラー)を使い続けてきた私としては、どうも純正の平面ミラー(以下、純正ミラー)の距離感には馴染むことができませんでした。

 また、私は、高速道路を巡航する際には、前方と後方を、それぞれ半々の割合で確認するような運転をしています。高速道路では、一瞬の見落としが「大きなリスク」を生む可能性があるため(いろいろと)、可能な限り広く遠くを見渡せたことに超したことはありません。

 そこで、少し工夫をして、純正ミラーに市販のワイドミラーを取り付けてみることにしました。

[純正ルームミラーについて]

 納車後すぐに、前車ARISTOからキャリーオーバーしたワイドミラーを取り付けようとしたところ、、、なんとワイドミラーを固定するためのLアングルがくる部分の高さ(挟み込み幅)が大きすぎて、純正ミラーに固定することができないことが分かりました。

[写真1]
wide_mirror01.jpg
  • 純正ミラーです。(写真1)
  • ワイドミラーを固定するためのLアングルの挟み込み幅は、約90mmもあります。
    (市販のワイドミラーの挟み込み幅は、約80mmまでのようです)
  • 視野角は、ちょうど左右のCピラーの位置までです。

 純正ミラーには、ETC車載器が内蔵されているため、ミラー上端にはETCの状態表示窓が埋め込まれています(写真1①)。また、自動防眩機能も具備されているため、ミラー下端には照度センサーも埋め込まれています(写真1②)

 純正ミラーにワイドミラーを取り付けた段階で自動防眩機能は意味をなさなくなるため、照度センサーの部分は塞いでしまっても構いませんが、ETCの状態表示窓はきちんと視認できるようにしなければなりません。

[ワイドルームミラーの取付(その1)]

 なんとかBMWに装着できるワイドミラーがないものかと、近所のカー用品店を探検していたところ、ちょうど良い製品を発見することができました。

[写真2]
wide_mirror02.jpg

 幅300mmの曲面鏡、「アジャストルームミラー300R」もラインナップされているのですが、メーカーに問い合わせてもらったところ、すでに生産中止となっているとのことでした。

[写真3]
wide_mirror03.jpg
  • その名のとおり、Lアングルの位置を上下に移動させることで、挟み込み幅を調節できるようになっています。(写真3)
  • BMWのように挟み込み幅が約90mmあっても、十分に対応することができます。
 
[写真4]
wide_mirror04.jpg
  • 「300F」を装着したところです。(写真4)
  • 視野角は、左右のCピラーの位置までで、純正ミラーとあまり変わりません。

 300mmの平面鏡でしばらく走行してみたのですが、

  1. ワイドミラーにした割には、視野角が純正ミラーとほとんど変わらないこと。
    (後方だけでなく、BピラーとCピラーとの間の側方も確認したい)
  2. 長らく使用していた曲面鏡の遠近感に慣れてしまっているため、いま一つ距離感がつかめないこと。
  3. ETCの状態表示窓が見えにくいこと。
    (ミラーの取り付け位置をいろいろと「アジャスト」してみましたが、ドラポジを低くしている私には、うまい位置に調節することができませんでした)

という理由から、300mmの平面鏡は早々と諦めて、つぎなる方法を検討することとしました。

[ワイドルームミラーの取付(その2)]

 「合わぬなら、作ってしまえ、ワイドミラー」、ということで、少し工夫してみることにします。

[写真5]
wide_mirror05.jpg
 
[写真6]
wide_mirror06.jpg
  • 幅360mmの曲面鏡(写真6上)と幅300mmの平面鏡(写真6下)との比較です。
  • これだけ視野角が違うのですね。
 
[写真7]
wide_mirror07.jpg
  • ワイドミラーの裏面を加工します。
  • 上側の、上下に可動するLアングルを引き抜きます。(写真7①)
  • スプリングで留まっているだけですので、上方に思いっきり引っ張れば外すことができます。
  • 下側のLアングルを、ミニルーターとハンドサンダーを使って切削します。(写真7②)
  • 段差ができないように、きれいに仕上げます。
 
[写真8]
wide_mirror08.jpg
  • 2mm厚のABS板を、サーキュラーソウを使って、112mm×52mmに切り出します。(写真8左)
    (アクリル板では耐熱性に疑問があるため、必ずABS板を使うようにしてください)
  • エーモンさんの車内用の「超強力両面テープ(写真8右)を、同じ大きさに切り出します。
  • 切り出した両面テープを、ABS板の裏表に貼り付けます。
    (よって、両面テープは、都合2セット必要となります)
  • 片側の両面テープのアプリケーションシートを剥がし、加工したワイドミラーの裏面中央に貼り付けます。
 
[写真9]
wide_mirror09.jpg
  • 加工した「BW-809」を装着したところです。(写真9)
  • 定規を使って、純正ミラーとワイドミラーのセンターを正確に出し、両面テープで貼り付けます。
  • 視野角は、左右のBピラーの位置まで見ることができます。

[インプレッション]

(以下、編集中です)

  
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