'03/07/06初版，'05/09/11更新

［はじめに］

　弘法は筆を選びませんが、職人は道具を選びます。しかも、かなりイイものを持ってたりします。0xF9C7

　イイ道具があれば、イイ仕事をすることができます。作品の完成度を高めるためには、道具への投資をケチってはいけません。ここでは、これまで買い揃えてきた道具たちの一部をご紹介します。

［電気系の道具たち］

　電気系職人としては、これらがないと始まりません。

［写真1］
	SANWAさんのデジタルマルチメーター「PC510」です。（写真1） PCにリンクさせて、測定したデータを解析することもできる優れものです。 電圧、電流、抵抗、コンデンサ容量、周波数などの測定に用います。 　 品番 標準価格 購入価格 PC510 18,800円 15,700円

［写真2］
	ALINCOさんの安定化電源（AC-DCコンバータ）「DM-330MV」です。（写真2） （“アリンコ”ではありません、“アルインコ”と読みます。） スイッチング方式を採用しているため、これまでのものと比べて、非常に小型で軽量です。 （これまでは、その昔、大学の研究室から「拝借」してきたものを使っていましたが、壊れたので買い換えました。）0xF9C7 商用電圧AC100Vから、バッテリー電圧DC14.4V（オルタネータ動作時）に変換し、工房で電装系の動作確認をする時に用います。 電流は連続30Aまで取ることができるため、HIDバラストも2つ同時に余裕で駆動することができます。 　 品番 標準価格 購入価格 DM-330MV 34,800円 13,000円

［工作系の道具たち］

　素材を切ったり、削ったり、穴を空けたりする時に使います。

［写真x1］
	PROXXONさんのミニルーター「No.28400-S」です。（写真x1） 強力なDCマグネットモーターを使用し、PROXXONさんのすべてのビット（先端ツール）を使用することができます。 8,000～20,000rpmまで、回転数を無段階に制御することができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.28400-S 27,800円 xx,xxx円

［写真x2］
	ミニルーターに、フレキシブルシャフト「No.7006」を取り付けたものです。（写真x2） ダイヤモンドビットや砥石などを取り付けて、素材を削ったりする時に使います。 ペン感覚で扱うことができるため、非常に作業効率を上げることができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.7006 4,500円 3,450円

［写真x3］
	ミニルーターを、ドリルスタンド「No.28606」に取り付けたものです。（写真x3） プリント基板などを穴開けする時に使います。 垂直に（または角度を付けて）正確に穴開けすることができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.28606 10,000円 7,500円

［写真x4］
	ドリルスタンドに、マイクロクロステーブル「No.27100」を取り付けたものです。（写真x4） 精密な穴開け作業をする時に使います。 x軸、y軸方向に、0.05mmピッチの精度を出すことができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.27100 12,000円 9,500円

［写真x5］
	PROXXONさんのミニサーキュラソウ「No.28006」です。（写真x5） その名のとおり、円盤形のノコギリを回転させて、素材を切断します。 プリント基板やABS板などを切断する時に使います。 非常に正確に直線を出すことができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.28006 18,500円 13,000円

［写真x6］
	PROXXONさんのフライスマシン「No.16000」です。（写真x6） （さすがに、個人でこれを持っている人は少ないのではないでしょうか。）0xF9C7 フライスマシンだけではなく、ボール盤としても使用することができます。 800～6,000rpmまで、回転数を無段階に制御することができます。 x軸、y軸、z軸方向に、0.02mmピッチの精度を出すことができます。 　 品番 標準価格 購入価格 No.16000 82,000円 xx,xxx円

　つぎの2つツールは、雄ネジや雌ネジを切る（作る）時に使用します。一見難しそうに見えますが、一度コツを掴んでしまえば、比較的簡単に扱うことができます。「タップ」と「ダイス」を使いこなすことができれば、DIYの幅が大きく広がります。

［写真x1］
	新潟精機さんの「タップセット」です。（写真x1） 雌ネジを切る時に使用する「タップ」と「タップハンドル」、下穴用の「ドリルビット」、ネジの径とピッチを測る時に使う「ゲージ」がセットになっています。 雌ネジの切り方 作りたい雌ネジの径に合わせて下穴用のドリルビットを選択し、電動ドリルを使って下穴を開けます。 タップをタップハンドルにセットし、下穴に垂直に当てます。 2～3回転ほど回転させて、タップを食い付かせます。 3/4回転ほど順方向に捩り、1/4回転ほど逆方向に戻します。 ネジ山が所定の深さになるまで、4.の作業を繰り返します。 　 品名 購入価格 備考 タップセット x,xxx円

［写真x2］
	新潟精機さんの「ダイス」と「ダイスハンドル」です。（写真x2） 雄ネジを切る時に使用します。 雄ネジの切り方 作りたい雄ネジの径に合わせて素材（円柱型の金属等）を選択します。 ダイスの刻印のある面をダイスハンドルの上面にセットし、素材に垂直に当てます。 2～3回転ほど回転させて、ダイスを食い付かせます。 3/4回転ほど順方向に捩り、1/4回転ほど逆方向に戻します。 ネジ山が所定の長さになるまで、4.の作業を繰り返します。 　 品名 購入価格 備考 ダイス 2,100円 写真はM12×1.25mm用（φ38） ダイスハンドル 880円 写真はφ38用

［写真x3］
	ホーザンさんのパイプカッター「K-203」です。（写真x3） アルミやステンレスなどのパイプを切断する特に使用します。 非常に正確に直角を出して切断することができます。 　 品番 標準価格 購入価格 K-203 5,250円 4,200円

［便利系の道具たち］

　困った時に使える便利なツールです。

［写真x1］
	フレキシブルなシャフトの先に強力な磁石が付いている、その名も「フレキシブルマグネット」です。（写真x1） 皆さんは、手が入らないような狭いところに部品を落としてしまって、困ったことはありませんか。 このツールがあれば、エンジンルームの中にボルトを落としてしまった時でも、磁石にくっつけて救出することができます。 応用編として、LEDポジションランプを交換中にヘッドランプの中にを落としてしまった場合でも、リード部を磁石にくっつけて救出することができます。 （こいつに何度助けられたことか・・・） 　 品名 購入価格 フレキシブルマグネット 740円