'02/09/30初版,'03/03/22更新 |
[はじめに]
(考え中です)
[レーダー探知機について]
これまでは、サンヨーテクニカさんの「Λ-Pro 972XK」というレーダー探知機を取り付けていました。この製品は、その名のとおり、XバンドおよびKバンドの周波数帯を検出できるだけでなく、「LAM機能」といって、車速パルスを検出し、ある一定速度以下では不要な警報をカットできる便利な機能が付いていました。
その後、同じくサンヨーテクニカさんから、史上初の「GPS測位機能」(*1)を搭載したレーダー探知機が製品化されました。この製品は、速度取締り装置の正確な位置を記したマップと、GPSによって測定した自車位置を比較することにより、速度取締り装置に接近したことを警報します。
これまでのレーダー探知機では、ループコイル式や光電管式のオービスなど、速度測定のために電波を発信しない速度取締り装置については、警報を発することができませんでした。
この「GPS測位機能」を利用することにより、ほぼすべてのタイプの速度取締り装置を検出できるだけでなく、自車の速度や進行方向を考慮し、不要な警報をカットすることができます。
さらにその後、コムテックさんから、史上初の「カーロケ帯受信機能」(*2)を搭載したレーダー探知機が製品化されました。この製品は、カーロケーターシステムを装備した緊急車輌が発する周波数帯を検出することにより、自車の近くに緊急車両がいることを察知することができます。
この「カーロケ帯受信機能」を利用することにより、緊急車輌の存在を事前に察知し、緊急車輌の通行の妨げにならないようにするなど、交通ルールに則った安全な走行ができるようになります。(本当かぁ?)(笑)
*1 GPS測位機能 |
|
*2 カーロケ帯受信機能 |
|
レーダー探知機といえば、フロントガラスやダッシュボード上に取り付けるものが一般的で、現在市販されている製品のほとんどは、レーダー波の受信部を本体に内蔵した「一体型」となっています。
これとは別に、レーダー波の受信部を本体から独立させた「セパレート型」というものもあります。
一体型のものは、取付場所を選ばず、フロントガラスやダッシュボード上の見易い位置に、比較的自由に固定することができます。さらに、ソーラーパネルを内蔵したものでは、面倒な電源関係の配線をする必要がありません。
ただし、フロントガラスに断熱性能を持った一部の車種では、ガラスに混合された微少な金属粉によってレーダー波が弱められ、受信性能が低下してしまうということがあります。
これに対し、セパレート型のものは、レーダー波の受信部と本体とを別々の場所に固定するため、それなりの配線の引き回しが必要となってきます。
ただし、レーダー波の受信性能は、一体型のものとは比べるべくもなく、非常に優れたものとなっています。また、本体が非常にコンパクトにできるため、運転席側のコンソールの下部などに、目立たないように取り付けることができます。
職人としては、フロントガラスやダッシュボード上に、あまりコテコテとパーツを取り付けたくないため、セパレート型で、かつGPS測位機能とカーロケ帯受信機能とを搭載したレーダー探知機の登場を、心待ちにしていました。
このほど、ユピテル工業さんから、セパレート型レーダー探知機の最上位機種「GPJ-76CN」が発売されたので、さっそく購入して取り付けてみることにしました。この製品は、2002年9月に発売されたばかりの新製品です。
[写真1] | |
[レーダー探知機の比較]
まずはじめに、レーダー探知機に搭載されている各種機能の比較をしてみましょう。
レーダー探知機の代表的なメーカーと言えば、前述のサンヨーテクニカさん、コムテックさん、ユピテル工業さん等がありますが、異なるメーカーさんの間で比較するのはあまりにも・・・なので、同じユピテル工業さんの一体型レーダー探知機「SGP-26CN」と、今回取り付けるセパレート型レーダー探知機「GPJ-76CN」との比較をしてみることにします。
いずれの製品とも、GPS測位機能とカーロケ帯受信機能とを搭載しており、「SGP-26CN」は、ソーラーパネルを内蔵した一体型レーダー探知機の最上位機種、「GPJ-76CN」は、セパレート型レーダー探知機の最上位機種となっています。
タイプ | 一体型 | セパレート型 | ||
機種 | SGP-26CN | GPJ-76CN | ||
GPS測位機能 | ||||
GPSパワーセーブ | ○ | 長年培った省エネ設計技術の粋を集め、GPSモデルで業界初のコードレスを実現 | ||
GPSボイス警告 | ○ | ○ | 『ポーン ○○○先に(または、右(左)方向に)高速道(一般道)××××式オービスがあります』とボイスで警告 | |
・オービス識別 | ○ | ○ | オービスまでの距離約1kmと500m手前の2ヵ所で、ループコイル式・LHシステム・光電管式・Hシステム・レーダー式とオービスの種類を識別して、ボイスで警告 | |
・方向識別 | ○ | ○ | 進行方向に設置されたオービスのみを警報し、反対方向のオービスは警報しません。さらに、進行方向に対してオービスが右手または左手に約25度以上のときは、その方向もお知らせ | |
・高速/一般道識別 | ○ | ○ | オービスが高速道路上に設置されているか、一般道路上のものかを識別してお知らせ | |
トンネル出口警告 | ○ | ○ | 『ポーン このトンネルの出口付近に高速道(一般道)××××式オービスがあります』とGPSの電波を受信できないトンネルの出口付近のオービスを、入口の手前でボイスで警告 | |
NシステムGPS告知 | (iDSP) | ○ | Nシステムを検知すると、『Nシステムです』と取締り機とは区別して、男性のボイスでお知らせ | |
マイ・エリア警告 | ○ | ○ | 『ポーン ○○○先に(または、右(左)方向に)セットしたエリアがあります』とボイスで警告。移動オービスの出没位置など、登録したいエリアを30ヵ所メモリーできます | |
MSC/ミニマムセンス制御 | ○ | ○ | 自動ドアなど、取締り機が設置されていないにもかかわらず、レーダー警報が鳴るエリアを30ヵ所メモリーでき、登録エリア内でのレーダー受信感度を最低に制御 | |
AAC/不要警報カット | ○ | GPS測位機能により、時速25km以下で走行中または停車中の不要な警報をカット | ||
ASS/最適感度選択 | ○ | GPS測位機能により、時速25km以上で走行中は取締りレーダー波の最適な受信感度を自動的に選択 | ||
GPS色別警報 | ○ | アラームランプがGPS警報時は青く点滅、レーダー警報時は赤く点滅 | ||
オービス&Nデータ更新対応 | ○ | ○ | ご要望により、最新のオービスデータに更新可能 | |
カーロケ帯&取締無線受信 | ||||
音声受信 | ○ | ○ | 407.7MHz帯のカーロケ・データ伝送の受信音で、近くにカーロケータシステム搭載車がいる可能性が高いことをお知らせ。 また、350.1MHz取締り現場無線の交信の内容を丸ごと傍受 | |
ボイスガイド | ○ | ○ | 『チェックポイント。電波を受信しました。ご注意ください。』と350.1MHz&407.7MHz帯の電波を受信すると、女性のボイスでお知らせ | |
電子音アラーム | ○ | 『ピピピピッ』と350.1MHz&407.7MHz帯の電波を受信すると、電子音アラームでお知らせ | ||
iDSP | ||||
ボイス識別 | ○ | ○ | 『Nシステムです』『Hシステムです』『ステルスです』と通常波と区別してボイスでお知らせ | |
・Nシステム検知 | ○ | (GPS) | Nシステムを検知すると、『Nシステムです』と取締り機とは区別して、男性のボイスでお知らせ | |
・新Hシステム識別 | ○ | ○ | 『Hシステムです』または『ピロピロッ・・・』と通常波と区別して、音(ボイスまたは電子音)&光(ランプ類)でお知らせ | |
・ステルス識別 | ○ | ○ | 『ステルスです』または『ピロピロッ・・・』と通常波と区別して、音(ボイスまたは電子音)&光(ランプ類)でお知らせ | |
GPS排除 | ○ | ○ | カーナビのモレ電波を識別し、誤警報を排除。さらに、温度変化などによる周波数ズレを自動補正 | |
探知性能 | ||||
最高受信感度 | エクストラ感度 ☆☆☆☆ | スーパー エクストラ感度 ☆☆☆☆☆ | 受信感度は5段階で☆マークで感度レベルを表示 | |
Wスーパーヘテロダイン | ○ | ○ | 誤動作の少ない安定した受信を実現したスイープオシレータ式超高精度受信方式 | |
フリップチップinアンテナ | ○ | 高周波基板へのアンテナ接続による損失を極小に抑えたオリジナルチップ搭載で高感度を実現 | ||
K・Xツインバンド | ○ | ○ | Xバンド(10GHz帯)/Kバンド(24GHz帯)の2バンド対応 | |
後方受信 | ○ | ○ | 後方からの取締りレーダー波も確実にキャッチ | |
レーダーアラーム | ||||
オケメロアラーム | ♪カルメン | ♪運命→禿山の一夜→カルメン | オーケストラサウンドによる、臨場感のあるメロディで警報 | |
電子音アラーム | ○ | ○ | 聞き逃しのない電子音で警報 | |
接近テンポアップ | 電子音 | ボイス/電子音 | 取締り機に近づくに従い、電子音アラームがテンポアップ。ボイスそしてメロディがテンポアップする機種もあります | |
Wアラーム(音&光) | ○ | ○ | 音(ボイス/メロディ/電子音)&光(ランプ類)のダブルで警報 | |
ミュートボタン | ○ | ○ | 受信を確認した後の警報音をカットできます | |
自動制御 | ||||
お知らせボイス | ○ | 『ボイスにセットされました』『スーパーエクストモードにセットされました』など設定したモードを、ボイスでお知らせ | ||
ASS/最適感度選択ト | ○ | (GPS) | 走行時間の経過に応じて、取締りレーダー波の最適な受信感度を自動的に選択 | |
AAC-Ⅳ/不要警報カット | ○ | (GPS) | 自動ドアなど、低速走行中や停車中のムダな警報を自動的にカット | |
MAC/不要警報カット | ○ | 自動ドアなど、低速走行中や停車中のムダな警報を自動的にカット | ||
オートディマー | ○ | ランプ点灯から、約30秒で自動的にライトダウン | ||
オートクワイアット | ○ | ○ | アラームの鳴り始めから、約30秒で自動的にボリュームダウン | |
オートパワーON/OFF | ○ | 駐車後、電源を切り忘れても、約3分後に自動的に電源OFF。振動を検知すると自動的に電源ON | ||
ローバッテリーアラーム | ○ | バッテリーの充電が必要になると、音(ボイス/電子音)&光のダブルでお知らせ |
[レーダー探知機の取付]
(まだ取り付け中です)
[おまけ1] “BMW 7シリーズ用ドルフィンアンテナの取付”
レーダー探知機のGPSアンテナを取り付けたついでに、前々から気になっていたニューBMW 7シリーズ用の「ドルフィンアンテナ」を取り付けることにしました。
[写真1] | |||||||||
|
[写真2] | |
|
[写真3] | |
|
[おまけ2] “ヨーロピアンホーンの取付”
ついでのついでです。クラクションを、鳴らした後に少し余韻の残る、ヨーロピアンタイプに交換しました。
[写真4] | |||||||||
|
[写真5] | |
|