'01/09/02 |
[はじめに]
TOM'Sチューンの最終段階として、近頃発売されたフロントパイプを取り付けることにしました。これで、TOM'Sさんのエンジン系の主要パーツは、「チューニングコンピュータ T.E.C.S.」+「エキゾーストシステム Barrel」+今回の「フロントパイプ」となります。
以前TOM'Sさんのとある偉い方とお話させていただいた時に伺えたのですが、
「普通にフロントパイプを取り付けると、エンジンからの排ガスが触媒直後で急激に冷やされて、排気の流速がかなり落ちる。できればバンテージを巻いてやって、温度を保った方が速く抜ける」
とのことでした。
この手法は、
「レーシングの世界では普通にやっている」
ことだそうです。
ということで、フロントパイプをそのまま装着したのでは面白くないため、電気系えせ技術屋(?)としては、「どんなもんだろう?」という単純な好奇心から、サーモバンテージできっちり遮熱したものを装着してみることにしました。
[取付方法]
[写真1] | |
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[装着比較]
[写真4] | |
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[写真5] | |
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[インプレッション]
○第一印象
「う~ん、一段とレイシー!」0xF9CF
○サウンド面
ある程度予想はしていましたが、エグゾーストノートがこれまで以上に大きく野太くなりました。エンジンを煽っていくと、まるでチューンドカー(?)のようなレイシーなサウンドを奏でます。
ですが、それほど心配するようなことはなく、Barrelマフラーのジェントルなサウンドそのままに、+αの範囲での変化です。
(他のメーカーの「爆音系」とは明らかに違います。この辺の絶妙な味付けが、TOM'Sさんのいいところだと思います)
ただし、エンジンが冷えた状態からの始動では、若干音が大きいような気がします。閑静な住宅街では、少し気を遣わなければならないかも知れません。
(エンジンが暖まると、次第に音が小さくなっていきます)
何か、「エンジンが仕事してる~!」という感じがダイレクトに伝わってきて、個人的にはかなりお気に入りです。0xF995
○エンジンフィーリング面
心配していた、抜け過ぎによる低回転時のトルクの細りは、いまのところ特に感じません。
逆に、ターボブーストの立ち上がりが、いままで以上に早くなった(ような)気がします。フロントパイプを入れたことにより排気の流速が高まり、タービンの充填効率が向上したためではないでしょうか。
(僅かな違いですが・・・)
まだ焼き入れ途中のため、高回転まで回していませんが、恐らくトップエンドまでのアクセルレスポンスも向上していると思います。
装着する前は、
「SOAさんはあまり飛ばさないから、フロントパイプ入れても変わらないかも」
という声もありましたが、確かに一説にはそのとおりです。
でも、
「い~んです!」(川平慈英風発音)
本人さえよければ。0xF9F8
[おわりに]
フロントパイプ取り付けにあたりご協力いただきました「トヨタビスタ北千葉ベイ稲下店」のメカニックの皆さま、どうもありがとうございました。また、サーモバンテージの巻き付けをお手伝いいただいた「光」さん、どうもサンキューでした。