'01/09/09 |
[注 意]
メーカー指定外のバルブを使用することで光量がかなり増えており、車検上問題とされる可能性があります。(配光パターンはノーマルと変わっていないため、特に問題になるようなことはないと思いますが)
また、バルブ本体の改造を行っているため、万一破損した場合や不具合が発生した場合でも、メーカーの保証は受けられません。
取付を行う場合には、全てご自分の責任の範疇で行ってください。
[はじめに]
最近のトヨタ車のディスチャージランプって、何となく黄色っぽくないですか?
ホンダ車やニッサン車と比べると、光の色調が明らかに違いますよね。ですが、ARISTOがフルモデルチェンジした時に、初めてディスチャージランプなるものを目にした時には、いまよりかなり青っぽかったように思います。それはそれは、非常に鮮烈なデビューでした。
SOARISTO号も、点灯直後は確かに青っぽいのですが、しばらくすると何となく黄色っぽい白に変わってしまいます。あのデビューの時に見た「蒼白の光」はどこへ行ってしまったのでしょうか?
どうやら、マイナーチェンジ後のモデルから(正確にはH11.8の少変更後から)、HIDバルブの特性が変わっているようです。初めは、HIDバルブを発光させるための昇圧電圧が異なるのかと思っていましたが、試しにPIAAさんのHIDフォグランプのバルブと交換してみたところ、光の感じは変わりませんでした。バルブの中に封入されている希ガスの成分自体が異なるようです。
ガスの成分が異なるのではDIYのしようがないため、半ば諦めていたのですが、PIAAさんから、純正HIDバルブのアフターパーツとして、「スーパーコバルトHIDバルブ」なるものが発売されました。
(凄いですねぇ、時は既にHIDバルブのアフターパーツの時代です)
最初は、バルブ単体に5万円近く掛けるのはどうかとも思っていたのですが、安く手に入れられる目処が立ったため、早速購入してみることにしました。
今回も、そのまま交換したのでは面白くないため、ちょっとした工夫をしてみました。
[取付方法]
[写真1] | |
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[写真2] | |
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「蒼白の光」を謳うアフターパーツとしては、既に某B社から発売されている製品があります。この製品は、通常のHIDバルブの表面にブルーの皮膜をコーティングしているか、あるいは透明なガラスに換えてブルーのガラスを使っているようです。色温度は5,000Kとなっています。
また、別のメーカーからは、純正HIDバルブをそのまま使って色調を変えてしまう製品が出ています。この製品は、筒状のガラス管にブルーの皮膜がコーティングしてあり、純正HIDバルブに被せて色調を変えてしまうというものです。色温度は上記と同じぐらいだと思います。
なかなかのアイデア商品なのですが、ガラス管に約1.5万円(しかも1個で!)は少し高いような気がします。
いずれにしても、ガラス部分がブルーに見えるということは、青色の波長帯を主に通すフィルターを掛けているのと同じことです。光源の発光特性自体は変わっていませんので、どんなに頑張っても、ある一定以上の色温度は出せません。
[装着比較]
[写真3] | |
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[写真4] | |
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[写真5] | |
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[インプレッション]
[写真6] | |
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(写真6)からは、斜め上方向の照射状態が良く分かりませんが、市街地を走行している時に、あることに気が付きました。よく路面上方に、道程を示す青い大きな標識が掲げられていますが、この標識が遠くからでも非常にはっきりと見えるようなりました。
これまでは、ぼわ~んと見えていたのですが、背景の青い部分と白い文字とのコントラストがくっきりと見えるようになりました。路面前方への照射量が増えたと同時に、斜め上方向の照射量も増えているのではないでしょうか。
(D2S作戦成功その2)0xF9F8
[写真7] | |
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これでやっと、「BMW、アリストのような蒼白の光」に仲間入りすることができました。0xF9CF