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HID Fog Lamp Archive
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 前回の続きです。

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 以前に設計した、「取付ステー」が届きました。

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 レーザー加工されているため、設計図と寸分の違いもありません。

 ここまで、タイトルの「超弩級」の意味に触れていませんでした。

High Wattage HID Ballast DIY

 もちろんこれは、工房特製の「ハイワッテージバラスト」のことを意味しています。


(詳しくは、「HIDバラストのハイワッテージ化」)

 このバラストは、市販されている一般的なバラストを電気的に改造したもので、標準出力の35Wに対し、65Wで駆動することにより、標準の2.4倍(22,600cd)もの圧倒的な光量を得ることができます。

 前回の続きです。

 フロント左右のサイドグリルの切削加工に続いて、HIDフォグランプを固定するための「取付ステー」を、設計・製作します。

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 その前に、いきなり余談です。

 その昔、信号待ちの最前列で、ア○みたいに上向きにフォグランプを取り付けていて、やたらと眩しい対向車に出くわすことが、よくありました。

#たいていは、シャバ僧上がりのヤ○キー車両か、昔はツッパッてたけど今は抑圧されているファミリー車両(とーぜん、かあちゃんは元ス○バン)などに多いようです。0xF9D1

 これらの御仁は、文字どおり“取って付けた”ようにフォグランプを取り付けているため、エンジンの振動に伴って、フォグランプの光軸がぐらぐらグラ付いていることが、よくありました。

#小排気量でシリンダ数も少ないため、エンジンとしてのバランスが悪く、アイドリング時の振動が大きい、というのも事由の一つかと。

 この“グラ付き”の原因は、言わずもがなですが、車体の剛性の高い部分に、剛性の高い部品で、しっかり固定されていないことに因るものです。

 せっかくType 997にHIDフォグランプを取り付けたのに、光軸がグラ付いていたのでは、なんとも情けない状態で、そこらのヤ○キー車両と一緒になってしまいます。ここは少し工夫して、確実に固定することにします。

 Toyota ARISTO(JZS161)やBMW 530i(E60)では、フロントバンパーの裏側を切削加工して、取付ステーをバンパー内部の「リインフォースメント」に、ボルトで固定するようにしていました。

 Porsche 911(Type 997 Phase 2)でも同じようにしようと考えたのですが、フロントバンパー左右の回り込みが予想以上にきつく、取付ステーをリインフォースメントまで届かせるためには、かなりの大工事が必要であることが分かりました。
(Type 997の場合は、左右のラジエーターコアにフレッシュエアを導くための「インテーク」があり、このインテークに穴を開けるという、大掛かりな加工が必要となります)

 「はてさて、どうしたものか」と頭を悩ませていたところ、前述のサイドグリルの外周に、かなりの剛性があることが分かりました。
(実物を確認したところ、サイドグリルの外周部(フレーム)は、多数の嵌合でフロントバンパーにがっちり固定されていました。これであれば、ランプユニットの重量を、フレーム全体で支えることができそうです)

 そこで、このサイドグリルの剛性を活かして、ランプユニットをがっちり固定するための「取付ステー」を作ることにしました。

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 まずは、ボール紙(厚さ1mm程度のしっかりしたもの)を使って、現物合わせで「型紙」を作ります。

#和菓子の入っていた重厚な箱がちょうど良かったので、それを使っています。

 まだPSEも完成していないというのに、

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 またもや、ドイツから大きな荷物が届きました。0xF9C7

Porsche 911 Type 997, Front Grill, HID Fog Lamp, DIY

 ご覧のとおり、フロント左右のサイドグリルです。正式名称は、「Retaining Frame」(リテイニングフレーム)。

 納車からしばらく経ってしまいましたが、定番の(?)メッシュ加工をしてみようと思います。

 しかし、ただメッシュ加工をしただけでは面白くないので、いつものとおり、少し工夫してみることにします。0xF9C6

 なお、Type 997 Phase 2(後期)のCarrera/Carrera S用のサイドグリルの色は、「サテンブラック」(色コード:01C)ですが、購入したものは、Carrera 4/Carrera 4S用の「チタニウムメタリック」(色コード:9B1)です。(色に関わらず、値段は同じです)

 品番は、左用が「997.505.563.05.9B1」、右用が「997.505.564.05.9B1」で、価格は、左右それぞれ32.59ユーロ(約4,430円、輸送費除く)です。

 ちなみに、PCで購入すると、左右それぞれ7,190円となります。

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