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HID Fog Lamp Archive
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2006/06/21

 PIAAのWhat's Newを見ていたら、このようなニュースが↓。

   「最新!!H.I.Dコントローラー近日発売!!

 キャプションは、

   ~世界初!!運転席から照射光の色温度をコントロールできる!!~

だそうです。

 相変わらず、「世界初!!」とか「最新!!」とかのワードがお好きなようで・・・。

#まぁ、四十過ぎてイイ歳こいて、茶パツで、オレンジ色のスーツにオレンジ色のネクタイをなさっているような方が率いているような会社が(以下、280ps自主規制)。0xF9D1

 個人的には、この一件以来、「ひとり不買運動」を展開中であり、この手のキャプションは「まったく信用していない」ので、どーでもいい訳ですが。

 「HIDバラストのハイワッテージ化」の発表から、ちょうど3年が経ちましたが、生意気な言い方をさせていただければ、

   「やっと追いついたか」

という感じです。

 その昔、「ソニー・モルモット説」というのがありましたが、「LEDポジションランプ」といい、「ホワイト・エンジェルアイ」といい、今回の「ハイワッテージ・バラスト」といい、SO社に対するP社のように、需要が顕在化してくると、アイデアをパチって出してくるみたいな感じです。

#まさかこのサイトはご覧になっていないとは思いますが。0xF9D1

2006/05/28

 前回のレポートの続き、いよいよ完成です。

HID Fog Lamp

 「610HID」を組み込んだところです↑。ほとんど純正と見まがうばかりの完成度です。0xF9F8

HID Fog Lamp

 点灯させたところ(背後から)です↑。

HID Fog Lamp

 点灯させたところ(前方から)です↑。

 2つ合わせて、45,200cd(カンデラ)の大パワー。眩しすぎて、直視できません。0xF999

#走る「光害」車両。0xF99F0xF8BF0xF9AD
(公道での点灯は規定違反となるため、できません)

2006/05/13

 前回のレポートの続きです。

HID Fog Lamp

 むむっ、なぜか「BELLOF」さんから小包が・・・。あれだけさんざん○○にしたのに、なぜ?0xF9C7

 それはですねぇ、

   フッ、フッ、フッ。0xF9C6(ルミねぇ風)

(以下、ひそかに編集中)

2006/05/08

 前回のレポートで、誇大広告「999CX」に替えて、質実剛健「610HID」を取り付けることになりましたが、

#「JAROって、なんジャロ?」0xF9D1

 「610HID」は、直径がφ100mmもあるため、M-Sportパッケージのフォグランプに付いている「カバー」は、取り付けることができません。

 よって、フォグランプカバーを取り外した状態で「610HID」を取り付けることになりますが、

HID Fog Lamp

 このままでは、あまりにも"取って付けたような"状態になってしまいます↑。

 よって、純正の状態に限りなく近づけるために、エアインテークの周辺を「ブラックアウト」することにしました。

HID Fog Lamp

 まず、塗装する部分をきちんと脱脂し、寸分の狂いなく、正確にマスキングします↑。

 ここは、時間を掛けて掛け過ぎるということはありません。納得がいくまで、デザインナイフを使って、何度も位置を微修正します。

 小さい時にプラモで鍛えた「マスキング技」が冴え渡ります。
(職人にとっては、実物大のプラモという話も・・・)0xF9C7

HID Fog Lamp

 薄く広く、何回かに分けてスプレーします↑。

 ここは、決して焦ってはいけません。ガレージの前を通り過ぎるおばちゃん達に、

   (もぅ、シンナー臭いのよねぇ)

という顔をされようとも、唯我独尊で。0xF9C8

 塗色は、フォグランプカバーに似せて、「マットブラック」(つや消しの黒)を使いました。

HID Fog Lamp

 塗装した仕上がりの状態です↑。

 どですか?0xF9C6

HID Fog Lamp

 ついでに、「610HID」はボディー側面がシルバーなので(写真左)、同様にブラックアウトしておきます(写真右)↑。

 ユニット本体は、エアダクトの中に埋もれてしまうため、ボディー側面はほとんど見えなくなるのですが、細かいところにも手を抜かないのが職人流です。0xF9C5

HID Fog Lamp

 完成した状態です↑。

 どですか^2?0xF9C6

 「これが純正の状態です」と言われても見分けが付かないくらい、違和感のない仕上がりになりました。0xF9F8

#走る「光害」車両。0xF99F0xF8BF0xF9AD
(公道での点灯は規定違反となるため、できません)

2006/05/05

 前回のレポートで仮組みを終え、日もとっぷり暮れて、いよいよ「点灯式」を迎えることとなりました。

 ところがっ!

 な、な、な、なんとっ! 『世界最高で最強のランプマシン』(PIAAのキャッチコピーから)に驚愕の事実発覚っ!0xF999

HID Fog Lamp

 今回、「HIDターボジェクター(999CX)」を取り付けようとした訳ですが、工房に「HIDドライビングランプ(610HID)」が転がっていたので、試しに点灯させてみたところ・・・。

 まずは、結果をご覧ください。

HID Fog Lamp

 「999CX」の配光パターンです↑。上方向への光はカットされていますが、基本的には正面の一点にだけ光が集中しています。しかも、思っていたほど明るくないです。0xF997

HID Fog Lamp

 対して、「610HID」の配光パターンです↑。上方向への光がうまくカットされているだけでなく、手前から水平方向にかけて、まんべんなく光が分散しています。しかも、明るいっ!0xF9CF

#撮影は、すべて同一条件で行っています。(露出:F2.8×8、バーナー色温度:6,000K、バラスト出力:45W)

 ってことは?

   「『世界最高で最強のランプマシン』って、何だったんだ~っ!」0xF9A1

 PIAAのイメージ戦略にまんまとしてやられました。(以下、いろいろ書きましたが、問題になりそうなので削除)

 これまで、PIAAの製品をたくさん購入してきましたが、今後は一切購入しないことにします。ひとり不買運動。0xF9CA

 ってことで、気を取り直して、「999CX」に替えて、「610HID」を取り付けることにします。
(状況に応じてアダプティブに変えられることも、重要なことかと)0xF9C7

 以下、「610HID」による点灯実験です。

#海外のE60サイト、「E60 Forums」への投稿用に、英語表記してあります。

HID Fog Lamp

 まず、純正フォグランプのみ点灯させた状態です↑。

HID Fog Lamp

 つぎに、純正フォグランプに加えて、610HIDを、バラストの出力を「35W」(規格上の標準出力)にして点灯します↑。
(すでに、純正フォグランプの光は、HIDの光にかき消されて見えません)

HID Fog Lamp

 さらに、バラストの出力を、安全マージンいっぱいの「65W」にして点灯します↑。
(75Wぐらいまでいけそうですが、壊れるとまずいので、この辺で)

 フロント前方は、すでに地獄のような明るさです。真夜中に、ナイターの試合ができそうです。0xF9CF

 「道路運送車両の保安基準」における「眩惑防止基準」では、前照灯等(前部霧灯含む)の明るさは、「光度は10,000cd(カンデラ)以下であること。」とされているので、片側のHIDランプだけで、優に2倍以上も超えている(2倍以上も違反している?)ことになります。0xF9C7

HID Fog Lamp

 実験中の模様です↑。

 なお、純正フォグランプを、ふつーにHIDに交換すると、「フォグランプ異常」の警告メッセージが出ます。ライトコントロールコンピュータは、イグニッションスイッチをONにした際に、各バルブに微弱な電流を流し、電流が検出できなかった場合には、球切れとして警告を出します。

 通常は、「ワーニングキャンセラー」などという、回路としては大したことしてないにも関わらず、ぼったくり価格のオプションパーツをわざわざ付けて、球切れ警告を回避する必要がありますが、工房では、「とある配線方法」を用いることにより、球切れ警告を本来の機能どおり動作させています。
(その方法は、企業秘密ということで)0xF9CD

 また、出力可変型のバラストをあえて採用したのは、例えば、それほど光量を必要としない市街地では、出力を25W程度に絞って、「デイランプ」的な意味合いで点灯させ、街灯等のない漆黒の山間部では、出力を標準より上げて、「ドライビングランプ」的な意味合いでHIDの光を活用するためです。

#走る「光害」車両。0xF99F0xF8BF0xF9AD
(公道での点灯は規定違反となるため、できません)

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