一部の方には、たいへんお待たせいたしました。「M5用パドルシフト移植」ですが、遂に完成いたしましたっ!!0xF9CF
パーツ一式は、すでに昨年の7月(しかも納車の1週間前)に手に入っていたのですが、忙しさにかまけて、いままで放ったらかしにしていました。0xF9C7
このほど、WDSにより制御信号の解析が終わりましたので、遅ればせながら、取り掛かることにしました。
〔M5用パドルシフトの移植〕
バッテリーのマイナス側端子を、M10のレンチを使ってサクッと取り外します。
オリジナルの「M-Sport レザー・ステアリング・ホイール」です。
「エアバッグ・ユニット」を、サクッと取り外します。
「マルチ・ファンクション・ユニット」を、2本のT20トルクスボルトを外して、サクッと取り外します。
エアバッグを押さえているプレートを、4本のT25トルクスボルトを外して、サクッと取り外します。
「ステアリング・ホイール」を固定しているM15のセンターボルトを、サクッと外します。
「ステアリング・ホイール」を、サクッと取り外します。
逆順に、サクッと戻します。
「M5用パドルシフトの移植」、サクッと完成です。
手順さえ分かっていれば、小一時間でできてしまうと思います。基本的には、カプラー・オンでできるので、とても簡単です。0xF9C6
〔インプレッション〕
いや~、いままで何で放ったらかしにしていたのか、メチャメチャ後悔です。もっと早く取り付けておけば良かった~。
い~です、これ。0xF9CF
レザーの縫合部には、M社の証である「トリコロールステッチ」が入っています。泣かせます。0xF9D3
夜間、イルミネーションを点灯させると、パドルの「+」「-」マークが、白く浮かび上がります。感動です。0xF9D3
530iに搭載されている新世代ストレート6エンジン「N52B30A」ですが、1500rpmから6700rpmという幅広い回転域で、最大トルクの90%以上を発生します。さらに、2,500rpmから4,000rpmの回転域で、ほぼフラットに最大トルク30.6kgm(300Nm)を発生します。
「N52B30A」エンジンの美味しいところを味わい尽くすには、やはりATを「スポーツ・モード」にして、能動的にシフトアップ・シフトダウンした方が良い訳ですが、さらにそこに「パドルシフト」が加わることにより、まさに手綱を引いているような、「人馬一体」の感覚を味わうことができます。
2速全開で、5,000rpmぐらいまで引っ張っちゃったりすると、それはもう、得も言われぬ、もの凄い加速感を味わうことができます。0xF9CB
市街地でも、無意味にパコパコやっちゃったりして。0xF9C7
「フォン、フォオ~~~ン」0xF9A4
く~っ、BMWにして良かった~。0xF9CF
「駆けぬける歓び」
〔その他〕
気になる費用ですが、ドイツ本国からパーツを直輸入すると、842.6ユーロ(当時の為替レートで約113,000円)でできてしまいます。
個人レベルで「M5用パドルシフト」を移植したのは、おそらく日本では初めてかなと。0xF9C6
#なお、素人が不用意に手を出すと、エアバックが誤作動する(暴発、または必要な時に作動しない)危険性がありますので、ご注意を。
#また、バッテリーを外すと、「アクティブ・ステアリング異常」のワーニングが出ますので、リセットのための“呪文”が必要となります。