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Brake Rotor Archive

 かなりマニアックな話題です。0xF9F8

 msano7さんの円盤ネタに触発されて(いつもお世話になってます)、E60のブレーキローターについて調べていたところ、すごいことを発見しましたっ!

 って、一般の方には、どうでもいいような話ですが・・・。0xF9C7

brake01.jpg

 ETK(電子部品カタログ)を見ていたところ、現行N52エンジンの530iは、フロントのブレーキディスクのローター径は、φ348mmとなっていました。

 試しに、540i、545i、550iを調べたところ、いずれもφ348mmと、同じ部品が使われていました。

 対して、525iを調べたところ、ローター経はφ324mmと、直径で24mmも小さい部品が使われていることが分かりました。
(ちなみに、M54エンジンの525iはさらに小さくφ310mm(リヤφ320mmよりも小さい!)、横綱M5はφ374mm)

 同じE60であっても、車重に合わせて(コストに合わせて)部品を変えているのですね。

 ってことで、いちにのさんすう好きな職人は、いきなり計算を始めてしまいます。

 ブレーキ力F:、定数:K、キャリパーシリンダー面積:A、パッド摩擦係数:μ、ブレーキ油圧:P、ブレーキ制動径:r、タイヤ外径:Rとすると、

   F = K × A × μ × P × (r / R)

となります。

 なんだか暗号みたいですが、端的にいうと、「ローター径に比例する」ということになります。

 仮に、マスターシリンダー容量やバッド面積等の諸条件が同一だとすれば、525iと、530i以上のモデルでは、制動能力が1.1倍程度違うことになります。
(実際には、車重に合わせてさらに強化されていますが)

 この1.1倍をどう見るかですが、制動能力における0.1の差は、ブレーキフィーリングや絶対的な制動距離の面で、大きく効いてくると思います。

 逆に、車重が1,810kgの550iと同じローター経のブレーキディスクを適用している530i(車重:1,650kg)は、非常に制動力に余裕の持った設定になっているということになります。

 「だからどうした」って?

 いや、ですから、一般の方には、どうでもいいような話です。0xF9C7

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