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Audi専用パンタグラフジャッキの製作

 知っているヒトは知っているとおり、Audi R8の「ジャッキアップホール」は、特殊な形状をしています。

Pantograph Jack for Audi R8

 ホイール交換などをする場合には、車両の片側、前後車軸の中央にあるこのジャッキアップホールの1点を、専用のジャッキで上げるようになっています。

Pantograph Jack for Audi R8

 Audi R8(およびAudi TT)向けに、このような「ジャッキパッド」が市販されています。

 いまからちょうど10年前に、Porsche 911専用のシザーズジャッキを作製しましたが、Audi R8のジャッキパッドは、Porsche 911のものとはまた異なる、“かまぼこ”のような形状をしています。

 また、Porsche 911用は「ウレタンゴム」でしたが、このAudi R8用は「天然ゴム」のようです。

#素材表記がないため、分かりません。「エラストマー」だったら、もうちょっと値が張るかと。

ポルシェ専用シザーズジャッキの製作」(2015年4月5日)

Jacking Up Porsche 911

 ということで、シザーズジャッキの改造、完成です。0xF9F8

 作り方は、Porsche 911の時とまったく同じです。

Pantograph Jack for Audi R8

 ボール盤を使って、ジャッキパッドの中心に、精確にφ6.7mmの穴を開けます。

 M8のボルトで固定するための、下穴になります。

Pantograph Jack for Audi R8

 タップでネジ山を切ります。

 M8のネジ山のピッチは、1.25mmです。

Pantograph Jack for Audi R8

 3Mの「超強力両面テープ」を、所定の大きさに切り出し、貼り付けます。

 中心のボルト穴の左右にある穴は、ジャッキ上面にあるノッチを避けるためのものです。

Pantograph Jack for Audi R8

 ジャッキパッドを、M8のボルトで固定して完成です。

 左側の黄色のジャッキパッドが、Porsche 911用、右側の黒色のジャッキパッドが、Audi R8用です。

Pantograph Jack for Audi R8

 車両の左右両側から均等にジャッキアップできるよう、Porsche 911の時と同様、2台作製しました。

 過去の記事を見たところ、メルテック(大自工業)の「らくらくジャッキ」(F-24、すでに廃版)は、BMW 530i M-Sport(E60)に乗っていた、2007年9月に購入していたようです。

 それ以降、BMW M3 Coupe(E92)、Porsche 911 Carrera S(Type 997 Phase 2)と、車両に合わせて改造しながらキャリーオーバーしてきました。

 すでに購入から17年半も経過し、かなり年季が入ってきましたが、まだまだ現役で、これからも活躍してくれそうです。0xF9CE

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