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2025年3月 Archive

 知っているヒトは知っているとおり、Audi R8の「ジャッキアップホール」は、特殊な形状をしています。

Pantograph Jack for Audi R8

 ホイール交換などをする場合には、車両の片側、前後車軸の中央にあるこのジャッキアップホールの1点を、専用のジャッキで上げるようになっています。

Pantograph Jack for Audi R8

 Audi R8(およびAudi TT)向けに、このような「ジャッキパッド」が市販されています。

 いまからちょうど10年前に、Porsche 911専用のシザーズジャッキを作製しましたが、Audi R8のジャッキパッドは、Porsche 911のものとはまた異なる、“かまぼこ”のような形状をしています。

 また、Porsche 911用は「ウレタンゴム」でしたが、このAudi R8用は「天然ゴム」のようです。

#素材表記がないため、分かりません。「エラストマー」だったら、もうちょっと値が張るかと。

 前回の続きです。

 部品やツールが揃ったところで、いよいよオイル交換作業に入ります。

Audi R8 V10 5.2L Engine Oil Change, Lift Up

 まずは車体をリフトアップし、リジットラック(ウマ)を掛けます。

Audi R8 V10 5.2L Engine Oil Change, Lift Up Point

 リジットラックを掛けるポイントは、図の位置になります。

 リヤ側(図の右側)は、円形の目印があるので、分かりやすいです。

 フロント側(図の左側)は、目印になるようなものはないのですが、図の左右の三角形の位置あたりに堅牢なフレームが走っているので、だいたいこの辺りに掛ければ大丈夫です。