SOARISTO工房 Logo

KW Coilovers V4の取付 - Audi R8編

 この2月に、5回目の車検を通すことになりました。

Sunrise-Blvd, Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic Coupe

 車検にあたり、以前から気になっていたKW automotiveの「KW Coilovers V4」を取り付けることにしました。

Audi R8の12ヶ月法定点検」(2024年2月3日)

Audi R8, Front Suspension

 こちらは、フロントサスペンション。

 びみょ~にオイルが滲んでいます。

 なぜならば、ちょうど1年前の法定点検において、前後サスペンションに“オイル滲み”が認められたためです。

 この状態で、直ちに車検に通らない訳ではありませんが、すでに48,000km強を走行し、純正の「マグネティックライド」にも、かなりのへたりを感じられることから、この機会に交換しておくことにしました。

BILSTEIN B16 DampTronicの取付」(2016年11月26日)

Porsch 911 Carrera S, Type 997 Phase 2, BILSTEIN B16 DampTronic
(画像は、サンライズブルバードさんから拝借)

 PASMは、車体に設置された複数のセンサーから、車速・加減速度・舵角などを検出。これらに応じて、ダンパーの最適な減衰量を算出し、ダンパー内に組み込まれたアクチュエーターを制御します。

 前車のPorsche 911 Carrera S(Type 997 Phase 2)の時には、BILSTEINの「B16 DampTronic」を取り付けましたが、今回はKW suspensionsを選択しました。

KW suspensions, KW Coilovers V4, Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic Coupe
(画像は、サンライズブルバードさんから拝借)

 KW automotiveの「KW Coilovers V4」は、Group GT3などで活躍するレーシングマシンで培われたテクノロジーが応用され、ダンパーの減衰力を3wayで調整することができます。

 具体的には、伸び側の減衰力を16段階、縮み側の減衰力を、低速域では6段階、高速域では14段階に調整することができます。

 これだけ調整幅が広いと、セッティングを出すのに一苦労しそうですが、箱根を走り込んで、自分好みの値を出していきたいと思います。

 また、ショックアブソーバーのオイルが別タンク式となっていて、これだけでも車ヲタク心をくすぐります。

KW Coilovers V4 Front Axle, Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic Coupe

 こちらは、フロント。

KW Coilovers V4 Front Axle, Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic Coupe

 こちらは、リヤ。

Sunrise-Blvd, Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronic Coupe

 サスペンションの取付(+アライメント調整)と車検が完了し、愛機を取りに行ったところです。

 なお、取り付けキットには、英語とドイツ語のマニュアルが付属します。

 また、公式HPにシリアル番号を登録すると、「取り付け補足説明書」をダウンロードすることができ、伸び側・縮み側の調整による乗り心地の変化について、解説を得ることができます。

リバウンド側(伸び側)
柔らかくすると…・一般道など、主に速度が遅い時の乗り心地が良くなります。
・その反面、車体(特にフロント)が浮きやすくなり、高速道路など、速度が速い時のハンドリングや安定性が損なわれます。
硬くすると…・一般道など、主に速度が遅い時の乗り心地が良くなります。
・その反面、段差や道路の繋ぎ目などで、タイヤの接地性/路面追従性を損なう場合があります。

 伸び側の調整幅は16段階で、初期値は、フロント12・リヤ14になっていました。

バンプ側(縮み側)ロースピード
フロント側を
柔らかくすると…
・ステアリング操作の応答性がマイルドになります。
・その反面、タイヤのグリップ力は損なわれます。
フロント側を
硬くすると…
・車両の応答性が上がり、運転操作がよりダイレクトに車両に伝わります。
リヤ側を
柔らかくすると…
・アンダーステアを減少させ、ハンドリングを向上させます。
・その反面、タイヤのグリップ力は損なわれます。
リヤ側を
硬くすると…
・高速走行時の車線変更などの際に車両がより安定します。

 縮み側(低速域)の調整幅は6段階で、初期値は、フロント6・リヤ5になっていました。

バンプ側(縮み側)ハイスピード
柔らかくすると…・タイヤへの負担が軽減されます。またサーキットの縁石や段差からの衝撃を和らげます。
・その反面、ロールやピッチングをしやすくなります。
硬くすると…・路面の凹凸に対して強くなって踏ん張りが効くようになり、車両をより安定させます。
・その反面、衝撃が伝わりやすくなります。

 縮み側(低速域)の調整幅は14段階で、初期値は、フロント12・リヤ11になっていました。

 これを参考に、自分好みの値を出していきたいと思います。

1 Related Entries

Trackback(0)

Trackback URL: https://www.soaristo.org/mt/mt-tb.cgi/1341

Post Comment