久しぶりに、光モノです。0xF9A0
すでにいろいろとカイゾーしまくっているので、そろそろネタ切れです。
ドイツ本国から、部品が届きました。
今度の部品は、スロバキア製です。
「Type 997(後期型)ライセンスランプ(ナンバー灯)のLED化」(2013年4月29日)
標準のフェストンタイプの電球を、LEDランプに交換したところです。
LEDランプの裏側には、放熱用のヒートシンクを背負っています。この大きさは、車体側のライセンスランプ本体に収まる縦幅(16mm)ギリギリといったところです。
Porsche 911 Carrera S(Type 997 Phase 2)の時は、市販のLEDランプでお茶を濁しましたが、今回は真面目にLEDランプを作製します。
上段が、Audi R8 V10 5.2 FSI quattro S-tronicの純正ライセンスランプです。
Audi R8の純正ライセンスランプは、前期型のある時期からLED化されていて、画像のとおり、SMD(表面実装部品)タイプのチップLEDが2つ搭載されています。
しかしながら、透明なプラスチック部品は、2つのチップLEDからの光を拡散させるよう、専用のレンズ形状をしています。
しかも、この透明なプラスチック部品は、防水のためか、ライセンスランプ本体に溶着されていて、分解することができません。
仕方がないので、前期型で採用されていた「フェストンタイプ」(舟形、両口金)のライセンスランプの部品番号を調べ、調達しました。
下段が、そのフェストンタイプの電球(長さ37mm)が用いられている、純正ライセンスランプです。
この部品、案の定、Audi Q7やPoreche Cayenneでも使われていた、VWグループ共通の部品のようです。
純正ライセンスランプを分解したところです。
試しに、Porsche 911の時に使っていた、LEDランプを取り付けてみました。
当たり前ですが、ぴったり合います。
「Type 997(後期型)ライセンスランプ(ナンバー灯)のLED化(続)」(2015年4月25日)
標準状態のクリアレンズには、レンズの中央に、シルバーのレジストがペイントされています。電球からの光がライセンスプレート以外のあらぬところに飛ばないよう、遮光するためのものです。
このレジストを、「HIDバーナーの蒼白化」の時と同様、取っ払ってしまいます。
VWグループ共通の部品なので、工夫するポイントも一緒です。
透明なプラスチック部品には、遮光のためのレジストがペイントされているため、これを“特殊な有機溶剤”を使って溶かして消してしまいます。
あわせて、透明なプラスチック部品の左右にある、集電のための金属端子も、引っこ抜いて取っ払ってしまいます。
「LEDカーテシランプの製作(1) - Audi R8編」(2020年4月12日)
ドミノの牌のようになっていますが、ちょっと作り過ぎたかも。0xF9C7
基板は、Audi R8のLEDカーテシランプ用に作製したプリント基板を、一部加工して使います。
左側が、LEDカーテシランプ用の基板で、右側が、ライセンスランプ本体に収まるよう、加工した基板です。
LEDカーテシランプの時と同様、部品をハンダ付けした後、表面(おもてめん)をTAMIYAの「シルバーメタル」(AS-12)で塗装しておきます。
#気休めですが。
Fluxタイプの白色LEDをハンダ付けします。
LEDは、いつものとおり、日本が世界に誇る日亜化学工業の「NSPWR70CS-K1 RAIJIN」です。
“雷神”、その名のとおり、FluxタイプのLEDで、21.4lm(定格3.1V, 50mA駆動時)もの光量を誇ります。
LEDモジュールを、ライセンスランプ本体にハンダ付けします。
今回の基板には、LEDカーテシランプの時に使用したブリッジダイオードを入れていないため、極性を間違えないよう接続します。
(逆接続しても壊れませんが、点きません)
なお、内部の接点が近接していることから、念のため、短絡しないよう熱収縮チューブで保護してあります。
LEDモジュールを、ライセンスランプ本体に組み込んだところです。
5mm角のFluxタイプのLEDを2段にして、ギリギリぴったりの大きさでした。
透明なプラスチック部品を元に戻し、タッピングビスで固定します。
超高輝度白色LED(雷神)を使ったLEDライセンスランプ、完成です。
上段が、Audi R8の純正ライセンスランプ、下段が、今回作製したLEDライセンスランプです。
白く発色する黄色い発光部の面積が、圧倒的に異なるのが分かります。
(つづく)
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