前回の続きです。
前回は、「リヤセンターフォグランプユニット」に、超高輝度赤色LEDを使用したLEDアレイを組み込みました。
今回は、ユニットを完成させます。
改造した電源開閉回路を、リヤセンターフォグランプユニット内部に、超強力両面接着シートで固定します。
こちらは、純正ユニットに組み合わされているバルブソケット類です。
以前に記したとおり、白熱バルブには、一般的な「P21W」が使われています。青線が電源線で、茶線がGNDです。
純正のワイヤーハーネスを“切った張った”しないよう、コネクタ類をドイツから調達しました。
純正は、2Pの防水カプラですが、今回は点灯制御用の信号線が増えるため、3Pのものを用意します。
メーカは、Audiをはじめ欧州の自動車メーカで純正採用されている「TE Connectivity」のもので揃えました。
純正のバルブソケットは、樹脂で封止されているため、このままでは使えません。
Snapmaker 2.0 A350でNC加工し、ケーブルシール(防水ガスケット)にぴったり合う穴を切削します。
純正ユニットにバルブソケットを取り付け、ケーブルシールを挿入します。
オス側の防水カプラを取り付け、ユニット側が完成しました。
3本のワイヤには、tesa製の「フリース粘着テープ」を巻き、保護しておきます。
こちらは、純正のワイヤーハーネスに割り込ませるためのコネクタ類。
左側が、車体側から来ている2Pの信号を拾う防水カプラ(オス)で、茶線(GND)だけを使います。
右側は、今回作製したユニットに繋ぐ防水カプラ(メス)で、運転席足下にある制御装置からの配線を繋ぐため、まだワイヤは結束しません。
(画像は、天地逆さまです)
と、いうことで。
LEDユニットを上下分割式にし、内部で組み立てることにより、ランプユニットを「殻割り」せず、防水性をキープしたままLED化することができました。
(つづく)
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