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超高輝度LEDリヤフォグランプの製作(3) - Audi R8編

 前回の続きです。

 前回は、「リヤセンターフォグランプユニット」に、超高輝度赤色LEDを使用したLEDアレイを組み込みました。

 今回は、ユニットを完成させます。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 改造した電源開閉回路を、リヤセンターフォグランプユニット内部に、超強力両面接着シートで固定します。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 こちらは、純正ユニットに組み合わされているバルブソケット類です。

 以前に記したとおり、白熱バルブには、一般的な「P21W」が使われています。青線が電源線で、茶線がGNDです。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 純正のワイヤーハーネスを“切った張った”しないよう、コネクタ類をドイツから調達しました。

 純正は、2Pの防水カプラですが、今回は点灯制御用の信号線が増えるため、3Pのものを用意します。

 メーカは、Audiをはじめ欧州の自動車メーカで純正採用されている「TE Connectivity」のもので揃えました。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 純正のバルブソケットは、樹脂で封止されているため、このままでは使えません。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 Snapmaker 2.0 A350でNC加工し、ケーブルシール(防水ガスケット)にぴったり合う穴を切削します。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 純正ユニットにバルブソケットを取り付け、ケーブルシールを挿入します。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 オス側の防水カプラを取り付け、ユニット側が完成しました。

 3本のワイヤには、tesa製の「フリース粘着テープ」を巻き、保護しておきます。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp

 こちらは、純正のワイヤーハーネスに割り込ませるためのコネクタ類。

 左側が、車体側から来ている2Pの信号を拾う防水カプラ(オス)で、茶線(GND)だけを使います。

 右側は、今回作製したユニットに繋ぐ防水カプラ(メス)で、運転席足下にある制御装置からの配線を繋ぐため、まだワイヤは結束しません。

Audi R8 Rear Center Fog Lamp
(画像は、天地逆さまです)

 と、いうことで。

 LEDユニットを上下分割式にし、内部で組み立てることにより、ランプユニットを「殻割り」せず、防水性をキープしたままLED化することができました。

(つづく)

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