前回の続きです。
「Gran Turismo DD Proがやってきたっ!!」(2024年2月10日)
McLaren Automotiveの正式ライセンスを受けて製品化された、McLaren GT3のステアリングホイールのレプリカです。
本物のCAD情報を元に作られているため、レプリカと言えど、再現性は抜群(らしい)です。
Fanatecのハンコンに取り付ける、McLaren GT3のステアリングホイールですが、わたくしが、そのまま使うはずもなく・・・。
標準の状態では、パネル右下に、Xbox用のボタンなどが付いていて、このままではPlaySation 5では使いづらい感じです。
「CSL Elite Steering Wheel McLaren GT3 V2」には、付属品として、交換用のボタンや示名条片(ラベル)が付いていますが・・・。
う~ん、いまいち。
#「示名条片」って、電電用語か?0xF9C7
追加で、こちらも購入しておきました。「Button Caps and Sticker Set」です。
カラフルなボタンと、ボタンに貼付する白字と黒字のラベルがセットになっています。
PlayStation 5用に、△□〇×のボタンに交換してみました。
んが、しかし、これもいまいち。
どうせなら、こんな感じにしてみたいですよね。0xF9CF
McLaren Racingで活躍していた、Bruno Senna選手がドライブしていたMcLaren 650S GT3のステアリングホイールです。
Bruno Senna選手は、故・Ayrton Senna氏の甥で、お姉さんの息子さんに当たる方です。
「「FOREVER FORWARD マクラーレン60周年」に行ってきました」(2023年7月8日)
一時期は、McLaren 650S Coupeに、本気で浮気しそうになっていたのは、ナイショです。(てへっ)
この、マクラーレンオレンジのクルマと、同じ感じに。0xF9CB
と、いうことで、カイゾーしてみました。
黄色のラベルは、TEPRA Proで印刷し、精確に切り出しています。テープは、普通の黄色ではなく、目立つように、蛍光イエローを使っています。
つづいて、ペダル類の変更です。
「Gran Turismo DD Proがやってきたっ!!」(2024年2月10日)
「CSL Pedals」(2ペダル)に「CSL Pedals Load Cell Kit」を追加し、3ペダルとしたところです。
もともと、ブレーキペダルだったものを、クラッチペダルの位置に移設し、ダンパー式のブレーキペダルを中央に新設しています。
3ペダル化した「CSL Pedals」に、こちらも追加で購入してあった「CSL Pedals Tuning Kit」を取り付けます。
プラスチック製だったペダルをトルクスドライバー(T25)で取り外し、金属製のペダルに交換します。
ペダルの取り付け高さは3段階に変えられ、標準の状態(プラスチック製だった時)では、一番下の取り付け穴で同じ高さになります。
実際に踏み心地を試してみて、少し高めの、真ん中の取り付け穴を選びました。
で、ですね。
問題は、この「CSL Pedals Load Cell Kit」に取り付けられている、「ダンパー」にあります。
アクセルペダルとクラッチペダルは、ペダルの反力を「スプリング」(コイルバネ)で出し、ペダルの「傾き」を磁気センサーで拾っています。
一方、ブレーキペダルは、ペダルの反力を「エラストマー」という、柔軟性と弾性のある樹脂で出し、ペダルに掛かる「踏力」を圧力センサーで拾っています。
(「エラストマー」とは、「elastic」(弾力のある)と「polymer」(重合体)を組み合わせた造語)
この「エラストマー」という樹脂が、やたらと固く、ブレーキペダルを思いっ切り踏んでも、ほとんどストロークしません。
入力に対する“感応性”は高いのかも知れませんが、まったく“実車感”がありません。
と、いうことで、カイゾーしてみます。
今度は、イタリアから、国際小包が届きました。
余談ですが、ブレーキ関係で、イタリアと言えば、「brembo」ですが、McLarenは、英国紳士だけあって、「AP Racing」のブレーキシステムを使っています。
#経営難で、「AP Racing」は「brembo」に買収されちゃいましたけど。
イタリア、3DRapから、Fanatecのペダルをアップグレードするためのパーツを購入しました。
左側と中央が、「Fanatec CSL – Elastomer Brake MOD」(32.90ユーロ)で、右側が、「Fanatec CSL – Replacement Rubber Rings」(5.90ユーロ)になります。
3DRapの「エラストマー」には、2種類の特性のものがあります。
左側の、蛇腹が3段階のものが、「Linear」で、中央の、蛇腹が4段階のものが、「Progressive」になります。
グラフを見て分かるとおり、「Linear」は、オリジナルに比べ、踏力に対して“線形”にジワジワと上がっていく特性を持っています。(ある一定以上になると、非線形)
「Progressive」は、オリジナルに比べ、踏力に対して“非線形”にゆっくりと上がっていく特性を持っています。
1本のダンパーに対して、3DRapの「エラストマー」が最大2個取り付けられるため、踏力の特性に、複数のバリエーションを持たせることができます。
公式HPには、オリジナル+「Linear」、オリジナル+「Progressive」、「Linear」×2、「Progressive」×2、「Linear」+「Progressive」の、5種類が紹介されています。
オリジナルのダンパーを分解し、3DRapの「エラストマー」に交換します。
あわせて、ダンパーの軸受けの部分も、プラスチック樹脂製に換えて、3DRapの「エラストマー」にしておきます。
今回は、「Linear」+「Progressive」の、「Hybrid」の組み合わせにしました。
オリジナルに比べて、踏み込み領域が、40%以上も拡大します。
「CSL Pedals LC」(「CSL Pedals」+「CSL Pedals Load Cell Kit」)に、セットしたところです。
かなり、デーハーな感じになりました。
ちなみに、世の中には、“大河”で売られている僅か数100円の金属バネに交換して、「コスパ最高っ!!」とか、サイコーに嬉しがっている御仁たちがいます。
まぁ、それはそれで、おめでたいことなのですが、不等ピッチではなく、等ピッチの単純な「線形バネ」ですので、上述のような、非線形の踏力特性は得られませんので、悪しからず。0xF9D1
(つづく)
〔関連情報〕
・DIYホームゲーセンの構築
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