またも、思うところがありまして、ドライブレコーダーを買ってしまいました。0xF9C7
Vantrueの「X4S Duo」と、そのオプション一式です。
同社の「X4」の後継機種で、「Duo」の名のとおり、フロントとリヤの前後2カメラ構成になっています。
フロントカメラのイメージセンサは、どちらも800万画素ですが、Sonyの「IMX317」から、OmniVisionの「OS08A10」に変更されています。
こちらは、ちょうど6年前に購入した、DataSystemの「DVR3000」との比較です。
ちなみに、DataSystemの「DVR3400」は、Vantrueの「X4」のOEMのようです。
「X4S Duo」のリヤカメラと、DataSystemの「DVR3000」との比較です。
さっそく、動作確認をした上で、フロントカメラを分解します。
セキュリティ用の超高輝度赤色LEDを埋め込むためです。
「超広角ドライブレコーダー(DataSystem DVR3000)の改造」(2017年12月23日)
フライス盤を使って、φ4.8mmの穴を、左右シンメトリーとなるよう、精確に開けます。
これまで、φ4.8mmの超高輝度赤色LEDを埋め込むためには、DataSystemの「DVR3000」の時には、本体のディンプル加工の穴を目印に位置決めをしていました。
「前後2カメラドラレコ(CA-DR03TD)の取付(1) - Audi R8編」(2020年1月25日)
はじめにφ0.5mmのエンドミルで前後左右の位置を精確に合わせ、φ3.0mmのエンドミルで切削位置が合っていることを確認し、最後にφ4.8mmのエンドミルで仕上げます。
また、Panasonicの「CA-DR03TD」の時には、「テプラ技」を使って、位置決めをしていました。
今回は、さらに切削精度を高める工夫をしてみます。
「Akrapovicサウンドコントローラー」用のプラスチックケースを量産した時と同様、アクリル板を切削し、「X4S Duo」のフロントカメラ本体にぴったり合う治具を作製します。
Autodeskの「Fusion 360」を使って、治具を設計します。
「Snapmaker 2.0」で、5mm厚のアクリル板を削り出し、「X4S Duo」のフロントカメラ本体を固定できるようにします。
フロントカメラ本体に、超高輝度赤色LEDを埋め込むための穴を切削したところです。
φ4.8mmの穴を、左右両端のデザイン上の凹みに合わせ、寸分違わず精確に加工することができました。
これはちょっと、フライス盤を使った手加工では出せない精度だと思います。
例によって、特別モデルっぽくするため、フロントカメラ本体を塗装することにします。
ついでに、レンズの寸胴の部分も塗装します。
ここは、プラスチックの素地がそのままになっていて、4ケタ万円のクルマに取り付けるには、ちょっとチープに見えるためです。
まずは、サーフェイサーを吹いて、下地を作ります。
フロントカメラ本体は、Audi R8のボディーカラーである「アイスシルバーM」に近い、「シルバーメタル」(AS-12)にしました。
レンズの寸胴の部分は、レンズ部を目立たせるため、あえてボディー同色とせず、「セミグロスブラック」(TS-29)にしました。
ついでに、オプションの「粘着式GPSマウント」も、塗装します。
こちらは、プラスチック成型の金型の精度が低いためか、マウント部の左右の部品の合わせ目が、やたらと目立っていました。
サンディングして合わせ目を消してから、サーフェイサーを吹いて、「セミグロスブラック」で仕上げました。
超高輝度赤色LEDを埋め込みます。
φ4.8mmの底面には、発光部の外周に、微妙に透明な部分が残っています。光漏れを防ぐため、裏面からも「シルバーメタル」で塗装しておきました。
#まぁ、気休めですが。
セキュリティLED制御回路の配線をします。
LEDの足は、ハンダ付け後、熱収縮チューブで絶縁します。配線は、強力両面接着テープ(紙タイプの薄型のもの)で固定します。
ディスプレイや透明パーツに傷を付けないよう、慎重に元に戻します。
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とりあえず、動作チェック。
さすが、定格最大の60mAのフルドライブ。照明下で見ても、「目ツブシかっ!?」と思うくらいの、キョーレツな明るさです。0xF9CF
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フロントウィンドウに、仮組み。
#邪悪な心を持ったヤカラへの威嚇効果は、抜群です。0xF9D1
(自動再生しない場合は、右クリックでメニュー)
仮組み状態で、いつもの湾岸周回コースを走ってみました。
Full HD(Panasonic CA-DR03TD)と4k(Vantrue X4S Duo)との差は、歴然です。
ナンバーの平仮名も、しっかり視認することができます。
(つづく)
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