「FOREVER FORWARD マクラーレン60周年」記念イベントの続きです。
以前の六本木ヒルズに続き、こちら赤坂です。
まずは、ショールームに入る前に、ヒミツの地下駐車場にと。
こちら、2019年5月に発表された、「McLaren GT」。(新車価格:2,695万円~)
つづいて、こちら、2021年2月に発表された同社初のハイブリッドカー、「McLaren Artura」。(新車価格:2,965万円~)
ヒミツのエレベーターを使って、ショールームへ。
わくわく。0xF9CF
実は、有明や麻布には行ったことがありますが、赤坂のショールームは、初めてだったりします。
#田辺さんや松任谷さんが訪れていたので、存在は知ってはいましたが、敷居がめちゃくちゃ高そうだったので・・・。0xF9C7
こちら、栄光の「MP4」の名前を冠した、「McLaren MP4-12C」。
「12」は、V型12気筒エンジン並みの性能を備えたという意で、「C」は、カーボンファイバーを使用したという意、だとか。
#2011年3月のCoupeの発表時は600psで、2012年7月のSpyderの発表にあわせ、625psへアップグレードされました。
お目当ては、こちら。
McLaren MP4-12Cの「Carbon Fiber Monocell Chassis Model」です。
先日の六本木ヒルズのイベントでも、展示されていました。
キャビンは、バスタブ型のカーボンモノコック。
成型方法に、「レジン・トランスファー・モールディング方式」を採用することにより、価格を、McLaren P1の1億円から、その約1/3の2,790万円に抑えています。
カーボンモノコックの美しさのさることながら、アルミ合金によるフレームとの接合(異素材間の接合)にも、相当な技術が投入されているものと思われます。
エンジンは、Ricardo社との共同開発による「M838T」。
このエンジンが、この後に続くMcLarenのロードゴーイングカーに、脈々と受け継がれることになります。
排気量3.8L、バンク角90度、ボア93mm×ストローク69.9mmの、V型8気筒ツインターボエンジンを、キャビン後方に配置。
オイルパンのない、ドライサンプオイル潤滑システムの採用により、エンジンそのものの重心位置が、限りなく低く抑えられています。
ツインターボの片バンクは、この位置にマウント。
ターボチャージャーは、MHI(三菱重工業、現:三菱重工エンジン&ターボチャージャ)製の、慣性モーメントの小さいもの。
カットモデルのため、こんな角度からメカニズムを確認することができます。
エンジン下面が、地上すれすれです。
こちらも、低い位置にマウントされたSSG(シームレスシフトギアボックス)。
湿式の7段ツインクラッチとなります。
チタニウムエキゾーストシステム。
低い位置にマウントされたギアボックスに、覆い被さるようにパイピングされています。
テールエンドは、小さな子供の顔の高さほどの位置にあります。
(つづく)
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