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フロント用カーボンカナードの取付(1) - Audi R8編

 またも、ドイツ本国から航空便が届きました。0xF9CF

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 ドイツからなのに、DHLでなく、なぜかUPSという。0xF9C7

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 中身は、こちら。

 フロントバンパー用のカーボン製のカナード(ウィングレット)です。

 部品名部品コード価 格備 考
左用Bumper Winglets Left42B 807 547906.40ユーロCarbon Gloss
右用Bumper Winglets Right42B 807 548906.40ユーロCarbon Gloss

 こちらは、2011年に発売された「Audi R8 GT」用の部品です。

Audi R8 GT
(画像は「quattro GmbH」より拝借)

 Audi R8 GTは、世界限定333台で発売され、その内の5台が日本に導入されました。(価格:2,740万円)

 画像ではよく分かりませんが、「カーボン・カナード」の素地は、「カーボン・サイドブレード」と同じ、“艶あり”(Carbon Gloss)です。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8 GT

 図中、40がカナード本体(Carbon Winglet)で、フロントバンパーの裏側から41のクリップ(Retaining Clip)で固定するようです。(クリップは、片側で5ヶ所)

Audi R8 LMX
(画像は「Audi Sport GmbH」より拝借)

 一方、こちらは、2014年に発売された「Audi R8 LMX」です。

 その名のとおり、栄光のLe Mansでの「Audi R18 e-tron quattro」の大活躍に合わせたもので、世界限定99台て発売され、その内の6台が日本に導入されました。(価格:2,905万円)

 部品名部品コード備 考
左用Bumper Winglets Left420 807 547 ACarbon Matt
右用Bumper Winglets Right420 807 548 ACarbon Matt

 Audi R8 LMXに奢られているカーボンの素地は、すべて“艶消し”(Carbon Matt)になっていますので、こちらの「カーボン・カナード」も、“艶消し”です。

 職人のAudi R8は、2014年モデルで、ミッションがR-Tronic(シングルクラッチ)からS-Tronic(ダブルクラッチ)に切り替わったモデル(いわゆる後期型)で、年式としてはAudi R8 LMX用が適合します。

 しかしながら、「カーボン・サイドブレード」が“艶あり”であるため、統一性を持たせるべく、Audi R8 GT用の“艶あり”にすることにしました。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8 LMX

 ちなみに、Audi R8 LMXでは、カナード本体の固定方法が強化されていて、フロントバンパーの裏側から36のブラケット(Bracket)で挟んで、37のクリップ(Locking Clip)で固定するようです。(クリップは、片側で4ヶ所)

 能書きが長くなりましたが、本題に入ります。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 開封し、中身を確認します。

 ご存知のとおり、AudiもVolksWagenグループの一員のため、VWの箱に入っています。

 「カーボン・カナード」の内部は、中空になっていて、側面に検印シールが貼られていました。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 シールを剥がして、記載内容を確認します。

 きちんと、品名、品番、シリアル番号が記載されていました。

 この手のカーボンカナードは、某オークションでも、数万円レベルの、安っすぃ~パチモンが数多く売られています。

 2,000万円のクルマですから、ここで数万円をケチるようなセコいことはせず、真正のAudi純正パーツを奢ることにしました。

#ちゅーこく製のザンネンな粗悪品を取り付けて、嬉しいですか?0xF9D1

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 Audi純正の「カーボン・カナード」です。

 カーボンの織り目も、継ぎ目なく美しく出ていて、しかも、その織り目の角度も、しっかり左右シンメトリーになっています。0xF9CB

#ちゅーこく製のバッタモンとは、レベルが違います。0xF9D1

 前述のとおり、Audi R8 GT用のものは、固定用に片側で5ヶ所のツメが出ています。

Proxxon High Speed Steel Cutter, No.26727

 このツメを、切断します。

 フロントバンパー側を加工してもよいのですが、売却時に元に戻せなくなってしまうため、カーボンカナード側を加工することにします。

 Proxxonのミニルーター(No.28400)に、ハイスカッター(No.26727)を取り付け、ツメを切断します。

Carbon Front Winglet Canard - Audi R8

 ハイスカッターでツメを切断し、軸付き砥石で整形したところです。

(つづく)

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