「ちょっと偵察に」の続きです。
「Audi R8の燃費(2)」(2023年1月29日)
一時期は、McLaren 650S Coupeに、本気で浮気しそうになっていたのは、ナイショです。(てへっ)
ここのところ、浮気しそうで、グラグラきていますが、
#いままで「佐々木希」と付き合ってたのに、急に「中条あやみ」が現れた、みたいな。0xF9CB
六本木ヒルズの大屋根プラザで開催されている、マクラーレン60周年記念イベントに行ってきました。
「McLaren MP4/4」です。
McLarenが、1988年のF1世界選手権に投入したマシン。
他を圧倒する驚異的な速さで、全16戦中、15勝を記録。
アイルトン・セナに自身初のドライバーズタイトルと、McLarenにコンストラクターズタイトルをもたらしました。
こちらは「McLaren M6GT」。
F1コンストラクターとしてのMcLaren(McLaren Racing Limited)は、いまから60年前の1963年に、創始者であるブルース・マクラーレン氏(Bruce Leslie McLaren)によって設立されました。
このM6GTは、そのブルース・マクラーレン氏が開発を手掛けた、同社初のロードゴーイングカー。
最高のスペックとスピードを備えた「究極のスポーツカー」とし、年間250台の量産を目指して開発が始まったクルマでしたが、プロトタイプ4台が製造された後、突然の終焉を迎えます。
1970年の6月、ブルース・マクラーレン氏自らハンドルを握りテストしていていたCan-Amマシン。マシン後部のカウルが、ウィングごと脱落してクラッシュし、夭逝。(享年32才)
このマクラーレンオレンジのM6GTは、現存する4台のうちの、貴重な1台とのこと。
「人生の価値はその長さではなく、何を成し遂げたかで測られる」(ブルース・マクラーレン)
今回のお目当ては、この「McLaren MP4-12C」。
ブルース・マクラーレン氏の夭逝から40年後の2010年、同氏の意志を継いだロン・デニス氏が、McLaren Automotive社を設立します。
(前身は、1985年に設立されたMcLaren Cars社)
同社は2011年、栄光の「MP4」の名を冠した「MP4-12C」を発表。
その3年後の2014年、事実上の後継モデルとなる「McLaren 650S」が発表されます。
McLaren MP4-12Cのカットモデル。
McLaren Tokyoの、赤坂ショールームに展示されているものかと。
キャビンは、バスタブ型のカーボンモノコック。
ドライカーボンではなく、レジントランスファーモールディング方式の採用により、価格をMcLaren P1(1億円)の約1/3に抑えています。(2,790万円)
エンジンは、Ricardo社との共同開発による「M838T」。
排気量3.8L、バンク角90度、ボア93mm×ストローク69.9mmの、V型8気筒ツインターボエンジンを、キャビン後方に配置。
ドライサンプオイル潤滑システムの採用により、重心位置を限りなく低く抑えています。
圧巻はこちら。McLaren独自の「プロアクティブ・シャシー・コントロール」(PCC)。
フロントの車軸中央に、2つの黒いアキュムレータが見えます。
見掛けはCitroenの「ハイドロニューマチック・サスペンション」に似ていますが、動作原理がまったく異なります。
このPCCは、オーストリアのKinetic社(現Tenneco社)がパテントを持つ「キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム」(KDSS)を基にした、革新的な車体懸架装置となっています。
#詳細は、「McLaren 650S」のオーナーになった暁にでも。0xF9F8
MP4-12Cの好きなポイントは、こちら。
後継モデルの650Sと共通するリヤデザイン。
最近のMcLarenのリヤデザインは、“近未来的”といえばそうですが、何かこう、“昆虫っぽい”というか、悪くいうと“子供っぽい”デザインのため、いまいちしっくり来ません。
「ちょっと偵察に - McLaren Tokyo」(2022年4月17日)
2台のクルマの違いを見分けられるのは、Porsche 997前期型と997後期型の違いを見分けられるぐらい、難しい。
少なくとも、後ろ姿からは。
やはり、フロントがMcLaren P1モチーフで、リヤがMcLaren MP4-12Cモチーフの、「McLaren 650S」のデザインがベストだと思います。0xF9CB
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