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「FOREVER FORWARD マクラーレン60周年」に行ってきました

2023/07/08

 「ちょっと偵察に」の続きです。

Audi R8の燃費(2)」(2023年1月29日)

McLaren 650S Coupe & Audi R8 V10 5.2 quattro

 一時期は、McLaren 650S Coupeに、本気で浮気しそうになっていたのは、ナイショです。(てへっ)

 ここのところ、浮気しそうで、グラグラきていますが、

#いままで「佐々木希」と付き合ってたのに、急に「中条あやみ」が現れた、みたいな。0xF9CB

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event

 六本木ヒルズの大屋根プラザで開催されている、マクラーレン60周年記念イベントに行ってきました。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4/4

 「McLaren MP4/4」です。

 McLarenが、1988年のF1世界選手権に投入したマシン。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4/4

 他を圧倒する驚異的な速さで、全16戦中、15勝を記録。

 アイルトン・セナに自身初のドライバーズタイトルと、McLarenにコンストラクターズタイトルをもたらしました。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren M6GT

 こちらは「McLaren M6GT」。

 F1コンストラクターとしてのMcLaren(McLaren Racing Limited)は、いまから60年前の1963年に、創始者であるブルース・マクラーレン氏(Bruce Leslie McLaren)によって設立されました。

 このM6GTは、そのブルース・マクラーレン氏が開発を手掛けた、同社初のロードゴーイングカー。

 最高のスペックとスピードを備えた「究極のスポーツカー」とし、年間250台の量産を目指して開発が始まったクルマでしたが、プロトタイプ4台が製造された後、突然の終焉を迎えます。

 1970年の6月、ブルース・マクラーレン氏自らハンドルを握りテストしていていたCan-Amマシン。マシン後部のカウルが、ウィングごと脱落してクラッシュし、夭逝。(享年32才)

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren M6GT

 このマクラーレンオレンジのM6GTは、現存する4台のうちの、貴重な1台とのこと。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event

 「人生の価値はその長さではなく、何を成し遂げたかで測られる」(ブルース・マクラーレン)

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C

 今回のお目当ては、この「McLaren MP4-12C」。

 ブルース・マクラーレン氏の夭逝から40年後の2010年、同氏の意志を継いだロン・デニス氏が、McLaren Automotive社を設立します。
(前身は、1985年に設立されたMcLaren Cars社)

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C

 同社は2011年、栄光の「MP4」の名を冠した「MP4-12C」を発表。

 その3年後の2014年、事実上の後継モデルとなる「McLaren 650S」が発表されます。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 McLaren MP4-12Cのカットモデル。

 McLaren Tokyoの、赤坂ショールームに展示されているものかと。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 キャビンは、バスタブ型のカーボンモノコック。

 ドライカーボンではなく、レジントランスファーモールディング方式の採用により、価格をMcLaren P1(1億円)の約1/3に抑えています。(2,790万円)

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 エンジンは、Ricardo社との共同開発による「M838T」。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 排気量3.8L、バンク角90度、ボア93mm×ストローク69.9mmの、V型8気筒ツインターボエンジンを、キャビン後方に配置。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 ドライサンプオイル潤滑システムの採用により、重心位置を限りなく低く抑えています。

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 圧巻はこちら。McLaren独自の「プロアクティブ・シャシー・コントロール」(PCC)。

 フロントの車軸中央に、2つの黒いアキュムレータが見えます。

 見掛けはCitroenの「ハイドロニューマチック・サスペンション」に似ていますが、動作原理がまったく異なります。

 このPCCは、オーストリアのKinetic社(現Tenneco社)がパテントを持つ「キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム」(KDSS)を基にした、革新的な車体懸架装置となっています。

#詳細は、「McLaren 650S」のオーナーになった暁にでも。0xF9F8

FOREVER FORWARD McLaren 60th Anniversary Event, McLaren MP4-12C Cut Model

 MP4-12Cの好きなポイントは、こちら。

 後継モデルの650Sと共通するリヤデザイン。

 最近のMcLarenのリヤデザインは、“近未来的”といえばそうですが、何かこう、“昆虫っぽい”というか、悪くいうと“子供っぽい”デザインのため、いまいちしっくり来ません。

ちょっと偵察に - McLaren Tokyo」(2022年4月17日)

McLaren Qualified Tokyo

 2台のクルマの違いを見分けられるのは、Porsche 997前期型と997後期型の違いを見分けられるぐらい、難しい。

 少なくとも、後ろ姿からは。

 やはり、フロントがMcLaren P1モチーフで、リヤがMcLaren MP4-12Cモチーフの、「McLaren 650S」のデザインがベストだと思います。0xF9CB

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